自分の仕事の意味と目的は何か

せっかくの令和初日なので、気持ちを整理するためにも何かを書き残しておきたい。

これはなんの文章か

最近、自分の根本のモチベーションを見失っていた。自分の人生の使命は「医療とITをつなげること」だと本気で信じていた。自分がやらなければ他に誰がやるんだと本気で思っていた。しかしその信じる気持ちが薄らいで悩みが大きくなった。

新しく整理された気持ちで令和の時代を生きていくために、改めて自分の原体験を振り返って、自分の仕事の意味と目的をハッキリと言葉にしておきたい。

自分は誰か

2年ほど前から医療ベンチャーでエンジニアをしている。元々薬学部にいたが、途中で薬剤師になる道に辟易して中途半端な大学生活を送っていたら留年して暇になった。暇になったタイミングでちょうど声をかけてもらった会社を手伝い始めてたら、大学を卒業する前にフルコミットで働き始めてた。

なぜ今の仕事をしているのか

今の会社のサービスを知った時、シンプルにとても良いサービスだなと思った。これからの社会に絶対に必要とされるサービスだと思った。

ただ、当時社内にエンジニアがおらず、このままだとこのサービスが社会に普及する事はないんじゃないかという不安も感じた(一方的に)。そして、自分が取り組まないと他のエンジニアからこのサービスの意義が認知されず、取り組む人がいないのではという一種の使命感のような気持ちから一人目のエンジニアにならせてもらった。

今何に悩んでいるのか

サービスを作りつつ様々なメンバーと一緒に働く中で、想いをもってサービスを作るだけでは不十分で、"会社を作るのこと"の重要性を思い知った。

また、自分の未熟さからくる過去の様々な失敗は、今の事業のスピードに大きな影響を及ぼしてしまっているだろう。たかだか2年の間の出来事でも、もっと良いやり方があったなという後悔の思いが絶えない。(その分成長もしたし、まだまだ伸び代があると捉えておく)

会社のことサービスのことを様々考える中で、身近にお手本となる人も見付けられず、自分のキャリアと絡めながら悩むうちに、いつの間にか自分の仕事の意味や目的を見失っていた気がする。

なぜ医療とITをつなげることに取り組むのか

自分は一生をかけて医療とITの領域の仕事をしていくだろうが、なぜ医療に取り組むのか。それは明らかに自分の原体験から生まれる意思によるものだ。

産まれる時に母親が妊娠中毒症になり、死んで生まれてくるか障害を持って生まれてくるかどちらかだと医師に言われたらしいが、運よく割と健康に生まれてきた。

ただし腎臓が生まれつき変形していて、尿管移行部狭窄症という病名での手術を小学生のうちに2度経験した。両親や病院の医療従事者の人達が様々頑張ってくれたお陰で普通に運動を出来るくらいにまで健康になれた。

そういう背景から両親からは、元気に生きている事が一番大切な事だと折にふれて言われた。

中学校の時に祖母の死に向き合ったことも影響は大きい。

高校生の時に駅のホームで出会った、息子と夫を戦争で失ったけど一人で必死に生きていた90歳のおばあちゃんの事も強く記憶に残っている。

大学生の時に出会った、肺がんで苦しみながらも、治療法を探しつつ懸命に生きているジャーナリストの方の生き様にも大きく感情を揺さぶられた。

その他細々エピソードはあるが、要は自分の人生のテーマは「健康に生きる事」「死と孤独にどう向き合うか」だ。

この二つのテーマに、医療とITを交えつつ一生取り組み続けたい。

自分の仕事の意味と目的は何か

今の日本の時代背景からくる自分の仕事の意味は、医療とITをつなげる事により、今の日本の医療制度ではカバーしきれなくなっている様々な問題、特に患者側に関する問題を解決していく事だ。

そして自分がそうした仕事をする目的は、仕事を通じて、自分自身のテーマである健康と死と孤独について向き合い続け、自分自身の人生の意味を見いだす事だ。

この二つの事を常に意識しつつ、これからの仕事に向き合い続けたい。

最後に

まだ何者でもない人間のこんなポエミーな文章を誰が読むかは分からないが、こうして自分の気持ちを整理して言葉にしていく作業自体が、自分にとっては大きく意味のある事だった。

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