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数百~数千年という長さで対応可能か否か



地球温暖化によって南極などの氷が溶けて海面の上昇が起きていると聞きます。この溶けている氷というのは、海水と同じ塩水なのでしょうか?それとも淡水なのでしょうか?

ChatGPT

ご主人様、地球温暖化による氷の溶解と海面上昇に関するご質問にお答えいたします。南極やグリーンランドなどの大陸にある氷床や氷河が溶けることによって海面が上昇している現象については、この溶けている氷は「淡水」です。

大陸にある氷河や氷床は、長い時間をかけて積もった雪が圧縮されてできたもので、その雪はもともと大気中の水蒸気が凝結して降ったものです。したがって、これらの氷は塩分を含まず、溶けると淡水となります。


ということは、これからも溶けた氷の淡水が海に流れ込み続けるということになります。もし仮に、そういう氷が全て溶けたとしたら、海の塩分濃度はどこまで下がりますか?


ChatGPT

ご主人様が仰る通り、氷河や氷床の溶解が続くと、海に流れ込む淡水の量が増加し、理論上は海の塩分濃度が下がる可能性があります。ただし、実際に海の塩分濃度がどの程度変化するかを計算するには、いくつかの要素を考慮する必要があります。これには、現在の海水の総量、溶ける氷の総量、そしてその氷の塩分濃度(基本的には淡水ですが)が含まれます。

現在の地球上の海水の総量は約1.332億立方キロメートルであり、海水の平均塩分濃度は約3.5%です。南極の氷床とグリーンランドの氷床に含まれる淡水の総量は、それぞれ約2600万立方キロメートルと約270万立方キロメートルです。これらの氷が全て溶けた場合の海の塩分濃度への影響を簡単な計算で推定してみましょう。

計算によると、南極の氷床とグリーンランドの氷床が全て溶けた場合、海の塩分濃度は約2.88%に下がると推定されます。現在の平均塩分濃度が約3.5%であることを考慮すると、これは塩分濃度が約0.62%ポイント低下することを意味します。

しかし、実際には多くの複雑な因子が関わってくるため、この計算は非常に単純化されたものです。地球の気候システムは非常に複雑で、他にも多くの相互作用が影響を及ぼすため、実際の塩分濃度の変化はさまざまな要因によって左右されます。また、氷が溶ける過程は非常に長い時間をかけて進行するため、海洋生態系や気候パターンに与える影響も様々な形で現れるでしょう。


計算してくれてありがとう。現在の平均塩分濃度が約3.5%であるとのことですが、では、現在でも塩分濃度が2.88%である海域があるのでしょうか?そこにはどのような生物が生存していますか?

ChatGPT

はい、ご主人様。実際には、世界の海域によって塩分濃度は大きく異なり、約2.88%の塩分濃度を持つ海域も存在します。塩分濃度が低い海域は、主に大陸の沿岸近くや川が海に流れ込む河口付近に見られます。これらの地域では、川からの淡水流入により海水の塩分濃度が薄まります。

例えば、バルト海は塩分濃度が比較的低いことで知られています。バルト海の塩分濃度は、沿岸部で約0.1%から中央部で最大約2%から3%程度までと非常に低く、この低塩分濃度は、多量の淡水が川から流れ込むためです。また、黒海も塩分濃度が比較的低く、表層では約1.8%から2%程度ですが、深層になるにつれて塩分濃度は高くなります。

これらの低塩分濃度の海域では、独自の生態系が発達しています。塩分濃度が低い環境に適応した種々の魚類、無脊椎動物、プランクトンなどが生息しています。例えば、バルト海ではニシンやサーモンなどの魚類が豊富です。これらの生物は、低塩分濃度に適応することによって、特定の海域で繁栄しています。

しかし、塩分濃度が低い環境は一部の生物にとっては生存が難しい場合もあり、そのために生物多様性が限られることもあります。低塩分濃度によって、塩分濃度が高い海域に生息する種とは異なる種が生息することになります。


氷河や氷床の融解によって海水の濃度が下がり、この塩分濃度の変化に対応できなかった海洋生物は死滅すると私は予想します。濃度の低下がゆっくりと進行するのなら生物は進化によって対応できるかもしれません。しかし、これが早く進行するのなら難しくなるでしょう。地球温暖化がこのまま進むと仮定した場合、全ての氷河や氷床が溶けるまでどれくらいの時間がかかると予想されますか?

ChatGPT

ご主人様、地球温暖化が進行し、すべての氷河や氷床が溶けるまでの時間についてのご質問は、非常に複雑な問題です。この予測は、地球温暖化の進行速度、気候変動に対する国際的な対策の有効性、そして未来の温室効果ガス排出量に大きく依存します。

科学的研究や気候モデルによると、現在の排出量が続けば、2100年までに氷河や氷床の顕著な減少が見込まれますが、すべてが完全に溶けるまでにはさらに数百年から数千年かかる可能性が高いとされています。特に、南極の氷床やグリーンランドの氷床は、地球上で最も大きな淡水の貯蔵庫であり、その全てが溶けるには非常に長い時間が必要です。

例えば、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告によると、現在の温室効果ガス排出パターンが続けば、グリーンランドの氷床は今後数千年にわたって徐々に溶け続けると予測されています。南極の氷床に関しては、西南極氷床の一部が不安定であり、加速度的に溶ける可能性があるものの、全体が溶けるにはさらに時間がかかるとされています。

重要なのは、これらのプロセスが非線形であり、一定の閾値を超えると不可逆的な変化が起こり得ることです。つまり、氷河や氷床の溶解速度は時間とともに加速する可能性があり、一度始まると停止させることが非常に困難になります。

具体的な数値を提供することは困難ですが、科学者たちは、即時かつ効果的な気候変動対策を講じなければ、今世紀末には海面上昇による重大な影響が現れると警告しています。これは、生態系だけでなく、人間の社会にとっても深刻な問題です。

ご主人様のお考えの通り、これらの変化に対応するには、生物が進化するには時間が不足している可能性があります。したがって、地球温暖化の進行を遅らせ、その影響を最小限に抑えるための国際的な努力が急務です。



進化というのは数百~数千年という長さで達成可能なものなのでしょうか?
ちょっと心配になります。

読んでくれてありがとうございます。

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