しんどい
灰都ロヅメイグの夜(DHTクラシックス)|diehardtales|note(ノート)https://note.mu/diehardtales/m/m09f269f45046 「灰都ロヅメイグの夜」はnoteおよびついツイッターを主要な活動拠点とする出版局「ダイハードテイルズマガジン」が杉ライカ先生の手によるダーク・ゴシック・ファンタジー小説作品です。
自作漫画
ダイハードテイルズ出版のファンタジー短編小説集「灰都ロヅメイグの夜」の二章「我らが故郷」の二次創作コミカライズになります。 予定していたページ数が描き終わったため再掲させて頂きます。 原作はこちらで試し読みできます。↓
描きあがり次第ページを追加します。 ダイハードテイルズ出版のファンタジー短編小説集「灰都ロヅメイグの夜」の二次創作漫画です。 原作はこちらで試し読みできます。↓
アイデア
私はジープの広い後部座席に寝そべり車内の天井を眺めていた。 固いサスペンションから伝わる振動が心地よく、胃のあたりが浮き上がるような高揚を感じる。 「サキ、起きてる?」 運転席でハンドルを握っているのは同級生のトモコ。 運転免許は持っていない。無免許運転だ。 最もそれを取り締まる警察も、もういないけど。 2018年--異界元年。 私たちの世界は異世界と繋がり、全てが変わった。 向こうの世界から現れる西洋甲冑の軍団に現代兵器は通用せず、私達の住む街はドラゴンの火に飲ま
「あなたは自分が何をしているのかわかっていますか」 私に頭を踏みつけられた天使兵が無機的に言った。 破れた鎧の隙間から火花を散らし、地面には黒いドロドロが流れ出ている。 銃——と呼ぶらしい。 汎用魔道具。単純化された奇蹟。凡人にも扱えるよう調整された神々の業。そういったもの。 これが私の武器。 撃鉄を落とせばミスリルの塊が飛び出し、剣の通らない<神兵>の無機鎧も食い破る。 <猫目団>の首長はこういうものを作っては、手下である私たちに与えている。 私は黒猫のミシャ