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2022年10月 ベトナム旅行 備忘録③ 〜カオスの極み〜

昨年の10月に訪れたベトナム・ホーチミン旅行記の続きです。

4日目はいよいよホーチミン最終日となりますが帰国便が深夜発の為、朝から観光に繰り出しました。

一番最初に訪れた場所は、仏教のテーマパークである「スイティエン公園」。所要時間はホーチミン市内からタクシーで約30分です。
このテーマパーク、ボボボーボ・ボーボボの世界に入り込んだかと錯覚するくらいにカオスを極めておりました。日本じゃ有り得ない光景のオンパレード。最近公開された映画、「Everything Everywhere All at Once」の世界に似てるかもしれない。カオスを極めてました。
これから先、写真で紹介していきたいと思います。

園内入口がこれです。ヤバそうな宗教団体の施設かな…?
受付で1日パスを購入し、意を決して入場しました。
ちなみに、1日パスは冊子のような形でアトラクションのチケットが集約されております。パスも種類があり、高いパスほどアトラクションチケットも多くなるという仕様でした。内容もよく分からんので、とりあえずコンボ2のパスを購入しました。
なお、チケットのないアトラクションに乗る場合は、園内でアトラクションチケットが現金で購入できます。受付付近にATMがあったので、念の為現金を下ろしておきました。

英語表記が圧倒的に少ないので心で感じるしかない
麒麟??シーサー??何かの神??

入場するとこの謎の象がお出迎えしてくれます。下に映っている人と比較すると分かるかと思いますが、とりあえずサイズがでかい。そして初手からインパクトもでかい。
少し歩き、園内を回るバス的なものがあったので、チケットを見せて乗車。

園内マップもなかったので、どこに行き着くか全く不明の状態で乗車。多分、何か中心地のアトラクション付近に着くだろう…と思っておりましたが…








到着先は農場でした。

仏教のテーマパーク…だよな…?と自分に言い聞かせておりましたが、入口からカオス具合がムンムンだったので、農場もあるんだな!と納得させました。
チケットにも収穫体験的なものがありましたが、やっている気配もなく、とりあえず別の場所に徒歩で移動。
少し歩いてワニ園に辿り着きました。
ちなみに、もう一度言いますが仏教のテーマパークです。

3日目に引き続き、2日連続のワニ釣りです。一生分のワニ要素がこの2日間に凝縮されたと言っても過言ではありません。
3日目との大きな違いとしては、尋常じゃない数のワニが数メートル先にウヨウヨいた事です。
落ちたら確実に無数のワニたちに食われます。ジュラシックワールドを体感したい方は、ぜひ。




※以下閲覧注意※



少し歩くと山積みになったカメさん達がいました。
どういう感情で過ごしているのか非常に気になりましたが、頑張って生きて欲しいと思います。

ワニさん、基本的に陸にいる時は銅像かの如く静止しているので、本物か?!と疑ってしまいますが、間違いなく本物です。日本ではこんなに近くで無数のワニを見ることはできないので、貴重な体験になりました。ワニ釣りももちろんしました。ちょっとだけ持ち上げられたので、ワニ釣りに対する自分の成長を実感。隣にいた中国人家族も一緒になって興奮してくれて、旅行ってこういう交流があるからこそ楽しいんだよな〜、としみじみ思いました。

ワニ園を脱出し、園内をとりあえず適当に歩く事に。マップがないので、看板を頼りに歩いていきます。

歩いていると、サザエさんに登場するキャラクターをぶち込みたくなるようなオブジェがありました。

ジェームズ・キャメロンもビックリして椅子から転げ落ちそうな驚異の12Dシアターもありました。
もちろん、そんな革新的なアトラクションは体験しない訳にはいかん!という事で乗りました。

お客さんは私達2人で貸切状態。やったぜ!
係員の方からメガネを渡され、座席に座ります。座席にバーがあり、どうやら動く様なので、夢の国で言う「スターツアーズ」の様な感じでした。
12Dの世界は一体どんなものなのか…と高揚で高鳴る鼓動。メガネをかけ、バーをおろされ、いざスタート!

座席が激しめに揺れる、至極ふっっっっっっつうの4DXでした。しかし、ストーリーはボブスレーで進路を外れて白熊に襲われそうになったり困難を乗り越えてなんやかんやでゴールする謎設定。画面越しに永遠に突っ込んでました。何が12Dだったのか、一般人の私には理解できませんでしたが、きっと何かが12Dだったんだと思います。

象の大口(?)に構えるアヌビス神とホルス神(?)
エジプト神話の神が突如現れるの意味が分かりませんし、奥のモニターぶっ壊れてるし、ちょっとこの謎具合にハマりかけてきました。

サムネイルにもしておりますが、めちゃくちゃカラフルで作り込みが凄い龍もいたり、

エルサが建てた氷の城と引けを取らないくらい緻密に建てられた城や、

なんならホグワーツ城だってあります。
きっと別次元の胡散臭い屋敷しもべ妖精だってちゃんといます。

名前を言ってはいけないあの人に至っては、もう写真のまんまです。JKローリングにどうか訴えられない様に日本から祈っております。
中はお化け屋敷の様な作りになっており、ちょいちょいお化けが飛んできたりしました。高校の文化祭にあるお化け屋敷を想像していただければ分かりやすいかと思います。

改めてお伝えしますが、仏教のテーマパークです。

ちゃんと地球に乗った仏陀もいたのて安心しました。
(地球に乗る仏陀????)

入口のインパクトが異常な室内ジェットコースターだってあります。

ヴォ○デモートも引くくらい狂気に溢れた蛇もいました。

キティちゃん/マルチバース・オブ・マッドネスもいました。カルシウムをもっと摂取してほしくなる風貌。


アトラクションやオブジェ含め、ここには載せきれない程のカオスな光景が歩く度にあったので、私の中の相席食堂が永遠に「ちょっと待てい!!」ボタンを連打しておりました。一言で言うと、カオスの中のカオスでした。テナガザルもヤマアラシもこの敷地内にいるなんて誰が想像したでしょうか。

柵越しからバナナをあげるベトナム人ニキ


朝から園内を歩き回り、アトラクションも十分に乗れたので午前中で退場。正直、アトラクションは信じられないくらいしょぼいので夢の国やUSJのクオリティとは雲雲雲雲雲雲泥の差ですが、地球に乗ったブッダや北京原人や無数のワニ等の謎の光景がたくさん見れるので、ホーチミン観光に飽きたらぜひ訪れるのをオススメします。

帰国まで時間に余裕があるので、タクシーでホーチミン市内に戻り、観光名所の1つでもある統一会堂に訪れました。

旧南ベトナム大統領官邸だったこの施設ですが、南北に分断されたベトナム戦争の終結の地でもあります。

広大な敷地には、当時実際に使われていた戦車や戦闘機があり、ベトナム戦争のリアルを知る事ができます。

北ベトナムの国旗

建物内にも、当時住んでいた大統領の居住スペースや娯楽室、豪華絢爛な会議室等も見ることができました。

大統領夫人のドレッサー
お偉いさん達が集うお部屋

ホーチミンの街中で旧ソ連の国旗をよく見かけましたが、調べるとベトナム共産党の党旗だと知りました。ベトナム戦争時に旧ソ連が支援して生まれた社会主義国でもあるので、あ、そういう事か〜となりました。(語彙力)

歩き回ってお腹も空いてきたので、近くのレストランで食事を摂ることにしました。
お店の名前が「プロパガンダ」だったのである意味強烈でしたが、中にはバーもあり、洒落た雰囲気。
ここでベトナムに来て初めてのフォーを食しました。
パクチーが入ってるのかよく分かりませんでしたが、あっさりしてて美味しかってたです。しかしこの国、葉っぱが好きすぎる。

出発までまだまだ時間があったので、ちょろっと街歩きをしていたらベトナム版帝国劇場を発見。

この施設内で劇をやっているか不明でしたが、可愛らしいイッヌがこちらに気づいて近づいてきたので多分何かしらはやってるのだと思います。


ホーチミンの街中でよく見かけるHIGHLANDS COFFEE。ベトナム発祥のコーヒーチェーンです。
気になったので、飲んでみました。

練乳入りのアイスコーヒー。甘くて美味しかったです。(小並感)

スーパーやデパートでお土産を買ったり、なんやかんやハンマカンマであっという間に時間が過ぎ、出発の4時間以上前には空港に到着しておりました、あまりにも早く着きすぎたので、椅子で仮眠。
深夜発だったので、機内でも畳み掛けるように爆睡しました。帰国便って疲れてるからかすぐ寝れる自分の身体がありがたい。

日本には朝8時頃に到着。当時は入国ゲートの道のりまで、係員の方がmySOS登録の案内をしておりました。事前登録が済んでいたので、ファストパス的な感じで短縮ルートに進行。自動ゲートで入国審査も秒で終わり、預け荷物もなかったので、あっという間に終わりました。
今はもうmySOSからvisitJapanに変わり、登録も簡易になっているので、海外にはより行きやすくなってるな〜と思いました。

東南アジアはフィリピンぶり、というか海外旅行自体も3年前のマンチェスター以来で久しぶりでしたが、久々の海外旅行という高揚感を味わえただけでなく、日本では見られない光景&文化を体感できてある意味最高でした。

次は2月に訪れたシンガポールの旅行記を書こうと思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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