久しぶりの親友と再会

2022.12.12
数年ぶりに大学の親友と会った。
色褪せる前に、この日のことを記録したいと思い、久しぶりに投稿する。

彼女は青春真っ只中の時期の親友。
今では、何をあんなに多くの時間を費やして語り合ったのか分からなくなってしまったが、
たくさんの時間を一緒に過ごし、たくさん語りあった、とても大切な親友だ。

社会人になってもうすぐ20年。
別々の会社で、別々の土地で、それぞれ過ごしてきた。
最初は1、2年に一度は会ったりしていたが、いつの間にかほぼ年賀状だけのやりとりに。

一度、社会人になって少しした時に、大学の時のノリでお互い話をしてしまったら、期待した会話にならずにお互い傷ついたことがあった。
後でメールですぐに和解はしたけど、もうそれぞれの道を歩んでいて、見ている景色が違うんだろうなと残念に思った。

それぞれ結婚し、子どもができ、大人な会話ばかりの年齢になった。

子どももある程度大きくなったので、今回は大人だけでゆっくりしようと言うことになった。

以前、期待した会話にならず傷つけてしまった事を頭の片隅に置きつつも、
今回はどんな会話をしようか、どんな会話になるのか楽しみだった。

結果、楽しかった。リフレッシュができた。

彼女の悩みは、彼女の環境だからこその悩みなんだろうな。
彼女の目標は、彼女の環境だからこその目標なんだろうな。
と、感じた。

改めて、どの会社に就職するかで、見ている方向が違うんだなと実感した。
同じ会社でもどこの部署配属されるかで違うと思うが、部署配属はなかなか自分ではコントロールできない。
だったらせめてでも、会社選びは自分でしっかりやった方がよいと思った。

社会人になってやっと気づいた会社の上下関係。
極端な表現をすると、私はずっと奴隷的な立場だった。
上から降りてきた要求仕様をなんとか期限までに実装する毎日。
これも極端な表現をすると、彼女は経営者的な立場。
自分たちで企画・計画をして、切り出しできる部分は外注。

私は納期と品質の為に命を削る。
彼女は良いものを世の中に出すことに情熱を燃やす。

経営者的な立場になれる会社なんて、なかなか入れないし、優秀な人がたくさん居て、それはそれで大変なこともあると思う。
けど、自分の子どもには、社会人になる前にちゃんと教えてあげたい。

彼女が会話の中で、「技術の継承がなかなか思う様に進まない」と言っていた。
めちゃくちゃかっこよかった。
継承すべき技術があるんだね。すごいよ。

転職したこと、伝えていたと思っていたが、伝えてなかったみたいだった。
彼女は転職した私がちょっと羨ましいと言っていた。
私にはどこが羨ましいかよく分からなかったけど、お互い羨ましい所があったんだろうな。

彼女は時短にしているのも関わらず、時間関係なく仕事をして、土日もどちらかは働いているみたいだ。
教育費にお金がかかるし、ローン払わなきゃだから、昇進してもっと稼ぎたいと言っていた。
一方私は、昇進は諦めて、プライベートな時間を守りたいと思っている。
命を削って、子どもとの貴重な時間を削った挙句、評価に結びつかなかったトラウマが忘れられないからだ。

彼女がちょっと心配である。
めちゃくちゃ働いていて、身体壊さないかな。子どもとの時間は大丈夫かな。
昇進したいと無理して働いても、評価されずになったりしないかな。

私はもう「クビにならなければいいや」と自分に言い聞かせて仕事をしているよ。
と、言ってみることしかできなかった。
健康第一。睡眠大事!と。
今は子育てに注力して、子どもが大きくなったら、また仕事に注力しようかなとも言った。
あと数年だけプライベート重視でね。

今度は子どもも一緒に◯◯カフェに行ってみよう。と約束し、別れた。
次回も楽しみだ。

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