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242:退職さえままならん

「え、なんでなん」と素が出てしまった私は、絶対に悪くない。
わたくし、社会人歴が四半世紀を越えた二等兵でございます。

次の仕事も決まっていないくせに、軽やかに3月末での退職を会社に伝えているわたくし、有給休暇というものが残っておりました。
ですので、来月末はほぼ有給休暇を消化する予定を入れていたわけでございます。
一般的な会社でも、有給休暇を消化するので、最終出社は〇日です、なんてことはよくある話だと思うのです。
というか、私も今までそうやって退職する人を何十人も見てきましたし、弊社でさえそれが通常営業でございました。

ところが。

ある日出社いたしましたところ、二等兵の有給休暇に2つのバツ印。
そりゃ「え、なんでなん」って声も出ますわな。

理由はとっても簡単、取締役がバイト連れて出張に行くから。
オフィスが空っぽになるやろ、というのがその理由かと思われます。
なんじゃそれ。

わたくし、ゆるい男も嫌いでございますが、お相手も嫌いでございます。

そもそも彼女はアルバイトなので、彼のことがいやだったら辞めてしまったらいいものを、ずるずると付き合うからこんなことになっているわけで。
まあ、我慢すればバイトとしては破格のお給料が入るわけですのでね。
ならそうと割り切ればよいものを、それも出来ないからイラっとするのでございますよ。

確かに、有給取得については会社に拒否する権利はあるので、その日に出勤することはまあ構いません。
彼らがいないと、空気もいいしね。

問題は、私の後任がいないこと。
事務全般とシステム管理、顧客対応(英語含む)をやってきた私の後任がいないということは、繁忙期に事務がいないってことになるんだけど、それは大丈夫なんかな。

知らんけども。



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