悲しい夜をこえていこう

悲しい夜をこえていこう

だんだんと思考がさえてきて
あきらめた3AM

こうやって文字をかきはじめたら
大きなあくびがでた

お風呂からあがって
パジャマを着たのが1AM

何も集中できない身体をひきづって
眠たくなるための本を山積みにして
ベッドにはいった

焼きりんごのテイクアウトをみつけて
メールしたい気もちをおさえたのが2AM

眠ろうとすると
明日目覚めるのか不安になる
保温にしたままのポットの電力が
地球を破壊し人類の寿命を縮めている事実に
自分勝手な自分を思う

地球の向こう側の暗い海を思い出して
静かな闇が自分を照らして
あの夜の自分を思い出す
明けそうで明けない3AM

あの時の写真を思い出して
あの時書き残した自分を思い出して
いじらしくなる

悲しささえも美しく

悲しい体験を
がむしゃらな瞬間を
自分の望みさえみえなかったあの時間を
なんとか愛おしい思い出に

望みと現実

現実が先にきて
これじゃないと思う

言葉にできなくて
回避できなくて
ただただ癇癪をおこす

そんな自分が情けない
と思えるほどにも賢くなかった

そんな夜を思い出して
ひとしきり涙を流したら
眠れない夜がすこしだけ
愛おしくなった

夜はいつだって夢の中のようだ

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