乾いた土の香りを表現するアコードの作り方。(調香実習)
aromablendbarのオーナー調香師の和崎です。
今回は有料記事となってしまいますが具体的にアコード作りを載せていきたいと思います。
調香の本は調べてもいくつかはとても参考になる物がありますが、ほとんど日本が出版している物がありません。
あったとしても合成香料を使用せず精油のブレンドがメインのものばかりです。
ここでは香水、作品を作る前の段階として一つ一つのアコード作りをご紹介していきたいと思います。
香水はそれらのアコードを組み合わせ、トップ、ミドル、ベースが構成され完成します。
aromablendbarのコンセプトは一つ一つの香りを美しく香らせる事。
基本的にはキーとなる香り(精油)に天然香料と合成香料を加えながら天然の香りだけでは作る事の出来ないニュアンスを加えていきます。
今回のテーマは"乾いた土の香り"
ベースノートに使うことの多いアコードですがスパイスノートと合わせてミドルにも使う事が出来ます。
それでは実際に使う香料と共にアコードの考え方、調香の仕方をご紹介していきたいと思います。
まずアコードを作るときは言葉をいくつか考えます。
乾いた土⇨どっしりとした重たい土、砂の感じ、湿っていたところから乾いて程よく湿度が残っている、硬さがある
などなど。
このワードから連想する香料、組み合わせを選定していきます。
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