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【父方ルーツ その4】いよいよ200年の時を越える ✨秋田の戸籍が手元に!



前回までのお話


ここまでは

約100年前に秋田から北海道へ移住した父のルーツを調べ始めたことで突然キラキラと存在感を持ち始めたご先祖さま。

語りかけるように戸籍を覗いてみると、そこには家族の物語が詰まっていたのでした。

前回のお話はこちら

さぁ、いよいよ100年前の秋田にいた時代の戸籍を取り寄せます!!!

まずはそれぞれの本籍地が現在どこの市町村管轄なのかをネットで検索。

土地勘がないゆえ、地名の変遷から調べなくてはなりませんが、これもまた先祖調査の面白いところ。

手続き方法から、揃えるべき書類、手数料などなどネットで検索しいよいよ申請書は完成しました。

郵送での戸籍請求という初めての作業に興奮と期待が高まります!!!

ちょっとその期待が高まり過ぎた感は否めませんが、この時のあふれる想いを一筆箋に添えました。

『100年前のご先祖さまについて調べています。この度秋田とのご縁があることがわかり嬉しく思います。曽祖父より遡れるだけ遡っていただきますよう、どうぞよろしくお願いします!』と。

役場は事務的作業のため、申請書に必要事項さえ書いてあれば処理してくれるのでしょうから、鬱陶しいだけだったかもしれません(笑笑)


「いってらっしゃい!!!」

「無事に戻ってきてくるんだよ〜〜〜〜!!」

いざポストへ投函です。


それからの数日間、今か今かとポストを確認して過ごす日々はまるでラブレターの返事を待つかのようでした(笑)


いよいよ100年前の秋田の戸籍が!


およそ1週間後。

ついに返信封筒が戻ってきました!!!

まずは能代市からの返信、父方祖父系のものです。

この厚みは戸籍が入っている様子。

ドキドキ。ドキドキ。

何はさておき震える手で開封します。

じゃんっ。


取り出してみると緑色の用紙の戸籍が2通入っていました!!

【戸主運吉】のものと【戸主喜助】のものです。

運吉は曽祖父の長兄、喜助は高祖父です。

この戸籍取得までに判明しているのは曽祖父金治、高祖父喜助の名前まで。

もう一代遡るために高祖父喜助の父の名前を確認する必要があります。

そのお名前・・・

ありました!!!!

「金五郎」

五世祖父工藤金五郎さん。初めまして!

高祖父喜助の生年が天保九年(1838年)ですから、その父となると1800年頃生まれたということになるでしょうか。

100年どころか、200年も前のご先祖さまと出会うことができたのでした!

よく見ると喜助前戸主は金五郎と記載があります。

兄も金五郎父も金五郎なの??

この時はまだハテナが頭を駆け巡っておりました。




同時に

父方祖母系戸籍を請求した先は、秋田県八峰町。

八峰町からは藤色の戸籍が3通が届きました。

その3通の内訳はややこしくなるので、そのうち記事にしようと思います。
純粋に祖母系後藤の戸籍はそのうち一通。
まずはそちらを見ていきます。

高祖父後藤長之助高祖母後藤サキまでは既に判明しておりました。

さぁ、新しい戸籍ではさらに遡ることができるでしょうか???

【戸主 長之助】の戸籍です

ここでも真っ先に確認したのは高祖父長之助の父と母の名前。

長之助は『亡父長兵ヱ長男』とあります。

というわけで、めでたく高祖父の父の名が判明致しました!

高祖父の父、五世祖父長兵ヱ!

よしよしよし。これでもう1代遡ることができました!

ちなみにこの戸籍が存在していた時代に高祖父長之助の母がご存命でございました。

高祖父長之助の母であり、五世祖父の妻。
(ややこしい?笑)

五世祖母 チヨ
なんと文化6年生まれとのことでした。

文化6年・・・西暦で言うと1809年です。おおおおお。

そしてこの後藤チヨの属性は『亡祖父長兵ヱ長女亡父長兵ヱ妻』との記載があるではないですか。
(さらにややこしや〜笑)

ん?どういうことだ???

チヨは父長兵ヱの妻。
そして祖父長兵ヱの長女。

ここでいう父や祖父というのは、この戸籍の戸主長之助を軸にした続柄。

初心者はメモをとりながら頭の整理をしないと理解できません笑

ゆっくり整理してみると
チヨがこの家の長女であり夫長兵ヱはお婿さんということのようです。

とうことで、六世祖父は長兵ヱであることまで判明致しました。


屋号???

なるほど。
金五郎、長兵ヱを代々ひきついでいたのでしょう。つまり『屋号』として用いていたことが想像されます。

はてはて?屋号というものが、ピンと来ません。
もう少しお勉強が必要です。


登場人物を整理

こうして父方ルーツは五世祖、六世祖まで遡ることができました。

登場人物がぐぐっと増え、200年以上は遡れたことになるかと思います。

ここから戸籍の内容を読み込んでいくと物語が広がっていくわけですが、本日は登場人物の整理をして締めたいと思います。

工藤家

曽祖父 工藤金治 曽祖母 工藤リノ(実家は後藤家)
高祖父 工藤喜助 高祖母 工藤ソヨ
五世祖父 工藤金五郎


後藤家

曽祖父 後藤兵蔵 曽祖母 後藤ミサ
高祖父 後藤長之助 高祖母 後藤サキ
五世祖父 後藤長兵ヱ 五世祖母 後藤チヨ
五世祖父の父(六世祖父) 後藤長兵ヱ


いよいよ前回疑問となった家族のドラマについても読み解いていきたいと思います。

続く。




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