TrymenT ―今を変えたいと願うあなたへ― 感想下書き その1

こんにちは、Twitter等で弓川と名乗っている者です。
2023年3月21日火曜日、10:13より、RASKの『TrymenT ―今を変えたいと願うあなたへ―』をプレイしていきたいと思います。
今回は事前情報ゼロです。Re:LieFの続編?であることだけ知ってます。

今回はいつものようなプレイレポート形式とせず、最終的な1枚の感想にしようと考えています。この記事はそれの下書きというか、私が見るためのメモというか準プレイレポートみたいなものです。
それでは起動していきましょう。今回は音声込みで録画もしています。


ユウだ。手紙を書いててRe:LieF組の後日譚みたいなのが出てるってことは時系列は後かな
これオカンか?→違うらしい
Re:LieFの文字が入った家?
自己紹介がまだだけどずっと会いたかったと。一番最後の時系列かな
船のシーン。まだ主観が出てきてないな
というかこの時点でもう前作とはかなり違う雰囲気を感じる

いや背景強すぎだろ

絵のタッチ変わった?原画が一緒で塗りの人が変わった?
いや細部が一緒だ。パッと見の描き方が異なっているのにこだわってるとこはそのまま…ふむ
先生が出てきた。あーなるほど理解した、これそういう趣旨か。たぶん「ノベルゲーム」であることを突き詰めようとした作品なんだな。ノベルゲームというか「ビジュアルノベル」と書くべきか?
思い出した、イスカだったな。そういう名前だった
星乃あやめ
君島翔
計画にあたって生身の身体がどうなってるかは今記憶にあるのかな
「今の自分から、変わりたいと思ったからです」
これさこれさ、Re:LieFの実績があるから成功作であることを確信できるけどさ、普通の会社がやったらオワるヤツだろうさ。あの強烈な美術と、聴いた瞬間に理解らされる別次元の音楽と、激しさを抑えつつ芯の通った主張のある物語があってようやくスタートラインに立てるやり口だぞ
へー無いんだ。社会人って言葉はなんか当たり前すぎて他の言語での存在を疑うことすらしなかったわ
「車が下り坂に差し掛かった」
いやこれ美術面おそろしいほどの労があるだろ
「ここは、そういう場所ですから」
あっ見覚えのある背景
バリアフリーであることを最初に印象付けて公開する
第二地区の全容初めてかな。もう3年前か?第一地区もこうやって名前がついてたか記憶が定かではないな
でも廃墟があることは明記されてるな。あそこは車椅子あると登れないよな
司は病床から起き上がれなかった身体から普通の健康的な身体になってたけど、あやめが車いすに乗ったままなのは気に停めとこう
実質的に立ち絵じゃないから配置の自由度、ひいては表現の自由度が高いな
ユウ…たい焼き食べる?
ユウがいる時点で少なくとも現実にアウトプットされたわけではなさそうか
「変わらないと、だめなの?」
今更だけどテキストウィンドウ撤廃してるっぽいの英断というか実直だなあ
河合織鶴
この茶髪の方は中々馴れ馴れしいというか、翔にあった距離感が無いな
夏季文実
「ぶしつけに」
あの茶髪…じゃない、フミに「警戒されている」と自分から言う人間か
エルガーの『愛の挨拶』のアレンジ
生返事だねあやめさん
あやめがフミに興味を示したのか、話題に困ったのか


レベルが違いすぎる

確かレリーフが2015でこれが2019だったか?まだ続編出てないのも納得だわ、ロープラだろうがこのクオリティを連発出来るわけねえ
部屋に戻る。生活感のある描写が続く
背が高え
虫君ってそういうとこあるよね
キバマサアキ。まいいやもうカタカナで
文章は状況描写に重点を置いているな。むしろ心理描写を徹底的に排しているのか?
「初日からお酒か」「えっ?あ、そ、そうだよね」「だよねー」→別に心理描写なんかいらねえんだよというパワーを感じる
やたらとさりげなさそうな気を遣う人間だが、虫嫌いにそのイタズラをする無神経さも持ち合わせていると→別に(私がそうだからといって)車いすのハンデと虫嫌いを同列に扱っているわけではない
あっリヒトポジだ。米須玄師みたいな顔しやがって
三国先生も確認。今更だけどキャラの塗りの印象が細部は一緒なのにパッと目につくところが変わってるのって背景との調和が狙いか
つまり「キャラクターを強調したい」という一般的なノベルゲームの逆を行ってるっぽい。髪とかにハイライトが全然入れられてないというか、陰影のコントラストが意図的に抑えられてる
変顔の似合う女
立つことが出来る。そういえアイやユウと同じ立場が参加者側に紛れている可能性を排していたな


司だよな?失敗した、時系列はどこだろう
早乙女はづき『親愛なるあなたへ』ミスリード注意
海蔵じゃん
あー…時系列は一緒なのか。幼い司がユウ…アルファのことを把握しつつ普通の学校生活を送れているのは矛盾がないんだっけ?
海蔵の視線の動き!こいつは凄い
トトおひさ
中村加奈ァ!
もも√ベースでよさそうか。Re:lieFの3√はアイのエミュレート結果だったってんでよかったっけ?
TrymenT計画にエラーが起きたのってどのタイミングだっけ

ピッツァシーン。アカンな…特段思うところがない。Re:LieFで語られなかったシーンが今出てるんだろうけど、思うところが無さ過ぎるというかOp.1の時点でこのゲームに関しての大体の感想が出てしまったから話すことがそんなにないというか
(海蔵がツインテールを叩きつける音)
おっアイじゃないですかァ
立ち絵の強調彩度の話をしたけど、背景はRe:LieFと同じか近い構図のものを使っていることにちょっと着目しよう。同じ背景でもたぶん今作の方が背景へ目は移りやすいはずだ
トットの司に対する投げやりな口調好き
そうさな、背景や音楽、人物のタッチや文章の書かれ方に画面上での置かれ方にと話題に挙げたが。キャラクターに声を当てる声優さんの(技能としての)使われ方も構成要素として考えられるべきだろう
「手元のタブレットから、トトが微笑んでももを見上げていた」



4か月。さて誰か?キバとは結構親しげではあったが
お?もしかして今時計が巻き戻ったか?
(購買に行こうと車いすを押す提案をする)
キバマサアキ…おもしれー奴だな
車いすは押しなれてないと乗り手は実は怖く感じるってのはわりと聞く話。んで乗り手は気を遣ってそれを言わない場合も多いけど、あやめはちゃんと言える人間だったなと
「言葉が通じないからこそ、どうすれば伝わるのか真剣に考える。必要最低限な言葉を選ぼうとする。ある意味、それこそが本当の会話なんじゃないかって」
「りっちゃんのそれ、大事な感覚だなーと思って。漫画のネタをメモしてる」「心に響いたことをメモに取ることもまた、漫画を続けていることになるんだなって」



今更だけどまだOP流れてないな。曲だけはようつべでちょいちょい耳にしてたんだけど。物語はまだ始まってないのか、それともそもそもゲーム中にOPが流れることはないのか
上に貼った黄昏の桜もそうだけど、作者の意図的なものはものすごく先鋭化されてるというかキレッキレだなってなる。
どこぞのサクラの作品は圧倒的なまでの言葉の力でそうしてたけど、この作品はじゃなくて作品全体として作り出しているのが(別ベクトルで)本当に凄い。なんにせよ肌に合うゥ!


おや惜しい。パッチはあるのかな
ここが初めてか、もしかしたらこれまでにあと1か所あったかも


伊坂あなたそういうことする人だったのか…つってもこの二人そういやそういう振り方があってもおかしくない関係だったな


(この1カットだけでテンションが爆上がりする弓川)


(司とミリャがアイに会ったとこ)
このBGMよ…Re:TrymenT及びRe:TraumenDの時も思ったけど、なにか一曲でいいから「最強」の曲があれば、そのアレンジも込みでそれだけで作品全体の強さが鮮やかになると思うんです。いやこの曲はそうじゃないけども
傑作の判断基準の一つとして、OPとグランドEDが同じorアレンジ曲って要素は結構信頼に足ると思うんです
「アイの表情が、すこし曇った」
なにか書くなら私もこういう書き方をしてみたいな…事実ベースで起きたことを淡々と書くことで心を伝える的な
それって物語の山場やクライマックスで使われる手法なんだよな。意図的に心理描写を入れずに事実描写だけして、それでもその光景を脳内で再生すると、これまで見てきた登場人物たちのその時の表情が見えるような
それは「今までのシーンでその手法を取っていないこと」が前提にあって、だからこそギャップが生まれて逆に想像しやすくなる。それを常にやってるってことは…心理描写がハッキリと描かれる時が楽しみだな

「ボクが司を覚えている。だから司の思い出は、ゼロじゃない」
「これからは……新しい思い出をまた、作っていけばいいんだよ」
っっぱアイなんだよなあ

これ直近でFPSやり倒してたからだったか


手前に桜、暖色傾向、アイを見ろと言わんばかりの強調


OP

呼吸が止まってた。たぶんだけど。いや嘘です、身体から呼吸は漏れてたけど無意識が息を吸うことを忘れさせられてた
えっどれだ?この曲を表せる表現はどんなものがよい?正しく認識出来ないのかというとそういうわけじゃなくて、私の語彙ライブラリーから適切な喩えを探すのに時間がかかっている
「凝縮された壮大さ」ではないな。それは完全な言葉選びとはいえない
物質的でも流動的でもなく現象的、前二つを固体的・液体的を言い換えるなら、この曲にあるのは気体的な美しさと言うべきか?
それも軽い涼やかさや蒼穹を突き抜ける強さじゃなくて、湿度があって絹のような手触りが……厚い霧、そうか蒸気が適切か。それに触れていたと思っていたのに、気が付いた時には極点のオーロラか全方位のプラネタリウムが眼前に広がっていた
この曲には「○○の暴力」という誉め言葉は全くもって似合わないが、結果としてそれによって起こされるのと近い体験が起きている
不安を包み込む温度の低い蒸気と鮮烈な極光で満たされた別世界、しっとりと優しく力強く瞬間的に広がる輝き……この辺にしておこう


SANチェック入ったのでこのメモはここまで

「美術・音楽・文章・声とそれらを知覚した読者の意識全てを融合した"体験"によって物語を紡ごうとする試み」
現時点の私が見たものを文字にするならたぶんこう
そして今まで読んだ分とRe:LieFでの実績を踏まえると、この製作陣ならそれが一つの傑作になると信じることができる

直近で書いてたいろセカのプレイレポートのどっかに「ADVノベルゲー」と「サウンドノベル」にも色々あるよな的なこと書いたけど、この作品は文字通りの「ビジュアルノベル」だ。少なくともADVじゃない
多くのサウンドノベルが【文章≧音楽>美術>その他】の順で重要視されて構成されているとすると、この作品は【美術≧音楽>文章≧その他】といえそう。これまでのこういう傾向のジャンルのゲームで「背景」があった場所に「文章」が書かれてるような…それこそ位置が入れ替わってる感覚だ
視覚と聴覚に強い影響を与える演出を先に持ってきて、その上で文章を読み思考することで想定された体験として成立してる

あくまで私が現時点ではそう考えてるだけですけども


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