技術とは

よく「あの選手は技術が高い」という言葉を耳にします。
はたして本当にそうなのでしょうか?
距離をとって当てさせないのが上手。
派手な技を繰り出す等々。
技術には、基礎技術・アイディア・センスといった要素が含まれていると私は考えます。
格闘技で私の考える基礎技術とは、「同じことを何回繰り返しても同じようにできる」ことが基礎技術だと思っています。
よって再現性の高くないものは、アイディア・センスに分類されると考えます。
例えば板前さんが刺身を切るときに、素材にあった大きさ・厚みに素材を包丁で切っていくと思うのですが、厚みが7mmなら7mmになっていると思います。これが基礎技術であり、お皿への盛り込み、見栄えといったものがアイディア・センスになると思います。
勿論、アイディア・センスも大切だと思いますが、順番としては基礎技術あってのアイディア・センスだと思います。
基礎技術がなければ、それはいつしか○○風にしかならなくて、結果ある程度のところで限界が見えてしまうのです。
逆に基礎技術が高ければ、大きく育つ可能性が増えていきます。
基礎技術の習得には反復練習しかないのですが、やっている人にとってこの反復練習は、単調に感じるので大抵の場合、飽きてしまうのです。
「飽きたら終わり」つまらない反復練習を継続できる選手が、最後まで残る選手になると私は思います。
まずは基礎技術を磨き、継続していくことが、大きく育つ為に大切だということを、声を大にして言いたいと思います。

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