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朝晩涼しくなり、嵯峨野は金木犀の香りがただよっています。

秋といえば、さまざまな活動に適した季節。
アルス本科の生徒さんも、徐々に制作のペースをつかみ、次々と新たなことに挑戦し始める時期です。

1年生は帯の織りを進めながら、次の着物の制作に向けて、準備を進めています。

イメージをふくらませてデザインをする。
イメージに合うような色を求めて、染料を染めてみる。


枇杷で染めた糸


色やデザインが決まったら、経糸の計算。
計算が終わったら、実際の糸の準備。


枠上げした糸


同時進行で、少しずつ「次」の準備を進めていきます。


また、秋はアルスの生徒さんにとって待望の、クサギの収穫時期でもあります。

青い色を染められる染料は限られているため、水色を染められるクサギは、アルスの生徒さんにとっては宝石のような、貴重な存在です。

実をガクから外して、集めていきます

今回は色の薄いものが混ざっているので、収穫の時期が少し早かったかもしれません。

こうして秋は瞬く間に過ぎてゆきます。

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