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日本画を通して身についたこと

・忍耐(絵具が乾くまで時間がかかる)
・根気(胡粉団子つくりから絵具つくりなど)
・計画性(工程を考えないと作品が仕上がらない)
・自然がより身近になった(写生を通して)
・慎重さ(材料が高いので無駄にしたくない)

心に残ったエピソード(好きなところ)
・その絵を描くためだけに引越した
・絵を描くために、苗から育てた(種から植えた人もいると思う)
・卵から鳥を孵した
・絵のために動物を飼う(育てる)
・木から皮をはいで和紙をつくる(もともと別の表現のために基底材としてそうしていた)
・絵を描いていて疲れたならぬ、憑かれた
・在籍年数最長後からの再入学
・額からつくる
・パネルからつくる
・凝った和紙をつくる
・絵のための海外取材

1番おどろいたのは、何十年も絵を描いていなかったのに、意外と卒業までたどりつけるくらいの画力があったこと。

うっすらとしか覚えていないのですが、そんなにした記憶がありません。洋画をかなりしていた方は「高校生くらいのときのデッサン力がもう出せない、目も追い付かない」と言っていたので、人によるかも知れません。

経験は体に残る

洋画をされていた方は、色感や形の取り方が日本画でもでます。意図的か無意識かは分かりませんが。

水墨画に関しては、できるなら受けた方が作品を制作するうえで糧になります。ただ在学中にすると描き方が違うため、混乱することもあると思います。たとえば日本画は奥から描く、水墨画は手前から描く(鳥を描くときは面で描く)。

日本画を学んで芽生えた価値観
・日本画を見るのが楽しくなった
・絵を買うという発想
・興味関心の幅が広がった
・生で絵を見ることの大切さ

自分よりうまい人といるだけで絵がうまくなる。

毎回席が変わるので理由を聞いたら「釣られるから」と聞いて、外部の影響を受けやすいわたしはラッキーでした。(ほかにも理由はあると思います)

全く日本画で絵を描いたことがない状態から、2年間でF100号を描いて使わなかったとしても大学で学べた(カリキュラムと他受講生のもっているもの)ことを独学でできたかと言われたらムリだったでしょう。

受講中は他受講生に質問攻めにした覚えがあります。その節はありがとうございます。




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