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『虫の目、鳥の目、魚の目』の読書術

「虫の目、鳥の目、魚の目」という考え方は、物事の観察や状況把握に置いて、ミクロで見るのか、マクロで見るのか、はたまた世の中の潮流を読んで見るのか、という”生き物の目”をモチーフにした考え方なのですが、これは読書術にも落とし込むことができると考えています。

このnoteでは、「単に本を最初から読むだけが読書の正攻法ではないよね」という観点から、日々の仕事や生活の中において、多種多様・膨大な情報を最短・最速・最ローコストで取り込むための読書法について書きたいと思います。
僕自身もときに使っている手法ですが、なんせ人の時間は有限。
限られているからこそ、効率よく学ぶたいものですよね。

①虫の目の読書術

虫の目・・・虫のような小さい目で、ミクロに見ること。

自身の直近の課題から本を読んでいくスタイルです。
自分が何に困っているのか、何を問題解決したいのか、
あらかじめ明確にしてから本を読みます。課題の解像度が高ければ高いほど目標に向かって一直線で読み進めれることができます。
虫の目で本を読む場合のコツは、「全部読もうとしないこと」「最初から読まない」ことです。(物語の伏線がしっかり張られているミステリーとかは別です)

②鳥の目の読書術

鳥の目・・・鳥のように、上から俯瞰してマクロに見ること。

俯瞰してみることに重きを置きます。具体的には目次から読んでしまう。なんなら目次だけ全部読んでしまう。目次には著者が伝えたいことのエッセンスが詰まっています。著書に何が書いてあったのかをコスパ良く理解するには最適な方法です。

要約やレビュー(コメント)を見るのも良いです。要約は上記同様、エッセンスがわかるし、レビュー(コメント)は客観的な評価がわかります。

③魚の目の読書術

魚の目・・・魚が「潮の流れを読む」ように時代・市場の流れを見ること。

潮流・トレンドを追って本を読むスタイルです。「何が話題になっているのか」にアンテナを張りながら、時流やマーケットの大きな波を理解して読んでいくことです。イメージしやすいのは、SNSで話題のもの、トレンドに入っているものを追っていくこと。しかし、SNSの潮流だけだと弱いと思っています。最近は過度に波が立っているから。
個人的には「書店にGO」と「SNS」の合わせ技がいいと思っています。書店には、一部の流行ものだけではなく、より大局的に時代を見ながら、渋目の本が置かれていたり、書店員さんが厳選された本が置いてあります。
「SNSで話題だ!Amazonで購入だ!」というワンパターンだけでなく、本屋さんに行って自分の目で見て、雰囲気で=「感」で、選ぶ本も良いものだなと思っています。
なんとなく自分と空気感が似ている本屋さんが一つ二つあると、幸福度上がると思います。

まとめ

仰々しく書いてしまいましたが、3つの視点を持って読書できれば、もっと気軽に本を楽しめると思います。

ただし「虫の目・鳥の目・魚の目」から、どの目を使って読むのかは、人によりきだとも思っています。置かれている状況や使える時間が違うので。

最後に

ここまでお読みいただいて逆張りするようで申し訳ないのですが、僕は腰を据えて読む小説や物語も勿論好きです。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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