ルドルフ・ブルトマン Rudolf Bultmann  (1884年8月20日-1976年7月30日） ドイツの聖書学者。
旧約聖書の成立過程を辿る「様式史方法」を新約聖書にも用いて、
イエス後の初期キリスト教団での礼拝・宣教から生じた複数の伝承が
断片 (様式) として新約聖書へと形成されたと考え、
歴史的実体としての「史的イエス」を聖書で読み取るのは困難であり
新約聖書は教団による宣教の書であると主張。

ナチス・ドイツに抵抗する「告白教会」のメンバーであった1941年に発表した
論文「新約聖書と神話論」Neues Testament und Mythologie では、
これからの教会は聖書の神話的な面を宣べるのでなく (非神話化)、
聖書で「宣教」されている実存的本質を伝えるべきだと主張しました。

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