書こう書こうとしてなかなか書き出せませんでした。

　今回、参院選に対する私なりの呼びかけを書きます。ここに関しては、二週間というか参院選の投票結果がでても全文無料で読めるようにします。そのかわり、私の過去の記事のリンクを貼っていきます。

※急いで書いたので、今後リンクを追加していくつもりです※

気が向かれた方は、「投げ銭購入」や「サポート」での支援を、どうかお願い申し上げます。

序文　(お急ぎの方は、呼びかけ文本体に飛んで下さい) - ある種の自称「社会正義」が社会と人を壊していく中で改憲の動きが進むことについて。

　今、表現の自由だけではなく色々な仕事・とりわけ風俗業やAVなどのセックスワーク全般にかかわる人々の扱いに対しても、極めて深刻な攻撃が「社会常識」「正義」「を名乗ってる割には身勝手な価値観の持ち主や政治の側の動きによって、非常に厳しい所まで追い詰められる状況になっています。

　しかも、憲法を改正しようしようという動きが、普通に生きてる人たちの多くが変える必要がないと思ってる中でも、しつこくしつこく変えようとする人々によって繰り返されてどんどん追い込まれてます。

　それらが、与党＝自民党・公明党やその周辺の衛星政党とも言える維新の会・国民民主党によって行われるならば、中身はダメでも納得はするのです。あの人たちはそう言うのをやる事が自分たちのために非常に大事だと考えてるので。

　しかし。憲法改悪は反対してる左派やリベラルを名乗ってる政党の多く…立憲民主党の多分半分くらいと共産党も、表現の自由やセックスワーク全般に対する攻撃に・身勝手な道徳の押しつけに、異常すぎるくらいに熱心になってしまっています。

　彼女ら彼らは、憲法改悪の発議が避けられなくなって内容に対しての話し合いが本格化してからは、「表現を思い通りに規制する」「セックスワーカやふしだらな性行為全体を簡単に取り締まれるようにする」ためにならば、そういう中身に憲法をはっきりと変える部分を中心にした「一部」に対しては、賛成に転ぶでしょう。

　憲法改正国民投票の発議を国会で行うまでは反対のふりをしていても、実際に国民投票の選挙の直前になれば、手のひらを返して「女性や在日外国人の人権を護るためには憲法改正は仕方ない」みたいな言いわけを付けて、賛成投票するように呼びかけたり内側での票の取りまとめを行うでしょう。
　場合によっては、改憲反対の人たち・とりわけ表現の自由やセックスワーカ差別・性行為の無意味な規制に対して反対する人たちに対しては、恐ろしいくらいの攻撃を行い、左派やリベラルに関わってる運動や言論人など、界隈の人たち全体に対してものすごい同調圧力を働かせ・場合によっては暴力や嫌がらせをもためらわないくらいの形で締め付けにかかる。

　これらの「予想」は、「その手の人々」が９０年代後半から１０年代にかけて実際に行ったことから十分に根拠があると考えています。

　今は、ウクライナとロシアの戦争によって世間全体が半分パニックになってるだけではなく、ウクライナがアメリカの利益のために冷戦崩壊からずっと翻弄され、度々かいらいによる暴力込みの政治運動によってウクライナの政治を乗っ取りにかかって、そこに住む人々を苦しめたことからすぐにロシアにちかい立場の政治家が政権を握り直すのを繰り返した末に、２０１３年に極右やネオナチ（右派セクターやスヴォヴォダなど）を米国が支援し反政府運動を乗っ取らせた上で、自分たちに内通してるウクライナの政治家や役人をも動かして、政権転覆させた。

　その後、主に東部ウクライナにいるロシア系の人たちに対する虐殺や略奪・破壊、民族浄化…彼らが多く住む街に対する軍を使っての砲撃や内務省に組み込まれたネオナチたちが暴れまわって恐怖で支配する…を国の権力とお金だけではなく、アメリカなどの政府や軍や民間財団のてあつい支援でやりつづけ、当然ロシア系の人たちが独立運動に立ち上がったものの、ロシアが攻め込むまでそれらがエスカレートしていた。という「客観的にも実際にあった歴史」自体を、フェミニズムやリベラル・左派として運動を行ったり言論をやってきた人たちの多く…半分くらいか…が、「陰謀論」「デマ」などと頭ごなしに否定して、現地に行って取材した人たちの（ウクライナ政府の都合のいい手ごまにされてるのも気がついてないような人たちの）「報告」を根拠に、ウクライナとロシアが戦争を続けることに対して賛成しているだけでなく、
日本によるロシアへの制裁にも前のめりに賛成して、要は、私達の生活すらも壊されていくことに加担してる始末なのですから、こういう「左派」「リベラル」の人達は、ロシアや北朝鮮や中国の驚異を煽り続けて・改憲選挙少し前になにかの事件でも政府の自作自演かどうか関係なしに起こったら、彼女ら彼らが長年醜くなってすら拘ってきた「憲法九条」をなくすか極端に弱めてしまうことに対しても、喜んで賛成を呼びかけていくでしょう。

呼びかけ本文

　そう言う、非常に、色々な所で憲法がぶち壊され始め・あろうことか左派やリベラルの多くがそれに対して積極的に参加し、特定の分野でそれに対して戦ってきた人たちを「表現の自由戦士」「ミソジニスト」「名誉男性」などと口汚く攻撃するだけでなく、話し合いを公開の場で試みた人に対して心が折れてしまうように怒鳴りつけ暴言や恫喝を多人数で行うようなこととか話し合いで合意が取れた話をすぐにひっくり返すようなこととか、色々な人の道に外れた事をやっているのが、２０２２年６月１５日、参議院選挙公示直前の左派やリベラル・フェミニズムを名乗って運動してる人たちのありようで、しかも大問題なのは、この五六年をかけて、野党の多くを彼女ら彼らが絡め取り・乗っ取り、文句が言えない状況を作り出したわけです。

　立憲民主党は、昨年の本多平直先生を「邪魔者」として、でっち上げの内容を産経新聞にリークしてまで追い出そうとして成功させたような、フェミニストや人権派を名乗る内外の人たちに未だに振り回されていて、要はかなり乗っ取られた上での去年の衆院選で惨敗して執行部が入れ替わってもなお、影響力を弱めることが出来ずにいる訳です。

　共産党に至っては、２０１７年あたりにあった「コンビニエロ本をなくす運動」で政治と社会に対して働きかけていく運動の中で、新婦人がキリスト教矯風会やぱっぷすのような反ポルノフェミニズムと同じ考えで、運動の主力として動き・成功させてコンビニからエロ漫画などをなくさせ・それによって少なくない雑誌が廃刊になり・出版社も潰れたことがあってからも、どんどんとエスカレートさせて、今や、その手の「フェミニズム」を名乗って悪い事を押し付ける人たちに乗っ取られ続けてる。

　１４日に事実上成立した「AV新法」に関しても、AVを事実上全面禁止する・セックス全般を国や警察の管理下に置いて厳しく規制する。という、その手の人たちが長年掲げてる「理想」のために、共産党が党全体で汗をかき働くような事態になっています。そして、立憲民主党の一部…でも、政治力が相当残ってる、少数派とは言えない人たち…も、同じように彼女ら彼らのために汗をかき働いてる。

社民党はどうか？

　反面、社民党。確かに、その手のフェミニストの人たちが長年存在感を示してるし、福島みずほ党首がフェミニスト議連の顧問を努めていたりもして、フェミニズムを名乗って悪いことを押し付ける人々の手先呼ばわりされることも多いのですが、実際には、そんな話が単純でもなくて、その手の人たちによって社会が壊されていくことやその手の人たちが優先されることでたくさんの人の生活や権利や将来がボロボロになっていくことに対して強い危機感を持ってる人たちも多くいます。実際、立場上はっきりとは言わないのですが、福島みずほ党首ですら危機感は持ってると考えて間違いがないです。

https://www.youtube.com/watch?v=KuxYhLjJWek

　現在、社民党が政党要件を喪うかどうかの瀬戸際で、福島みずほ党首一人の当選すら危ういとされてるのは皆さんご存じの通りですが、今回、党内の事情もあってはっきりと表現の自由を最重視するとは言ってはいないものの、その手の悪いフェミニズムの動きに対してついったーで疑問を呈したら、その手の人たちから袋叩きになっただけでなく、党内でも一部が突き上げることを検討してるような候補者がいます。

みなさんに呼びかけます：村田しゅんいち候補(社民党)を「推し」にしてみませんか？

村田しゅんいち候補です。

　さて、社民党が危機的状況であり、その中では当選可能性がある福島みずほ党首は、立場上、明確に、いま、表現規制やAV根絶やし・セックスに対する国の介入を求めてるようなフェミニズム運動や色々なものを炎上させてる「フェミニスト」たちに対して批判を表明できないということも含まれる中で、しかし、今の共産党や立憲民主党の状況を踏まえると、社民党が議席を残すことで、表現規制やAV根絶やし・セックスへの国の介入に対して「立憲野党」全体が極端な前のめりになることを食い止めるブレーキになってもらうことは、極めて大事な位置にいると思います。

ここからはもっと悪い人になります。

　社民党が、表現規制や「性」を巡る色々な問題で、意見が一枚岩でないだけでなく、せめぎ合ってもいるという観測を書きました。そういう中で、表現規制反対派がきちんとしたロビー活動を社民党に対して行えていたかどうか疑問でもあります。それでも、党内の多くの人たちが、この問題に関心を保ち・反対派の側に彼ら個人個人なりのやり方で立ち続けようとしている。この事はすごく大事なことです。

　内部の状況がある程度見えてきた私からしたら、悪い要求をしてる人たちに抗う動きを国政野党に作り直すためには、社民党に対して私達の存在感をよりはっきりと示す必要があります。

　私達と気持ちや思いを同じくする人たちを引き上げ・彼ら彼女らの党内での力を強めて、最低でも、当落線上とはいえ最も当選可能性の高い、福島みずほ候補に当選してもらい国政政党要件を維持させるために私達ができることは何か？

　福島みずほ候補への指名投票もいいでしょう。社民党への党名での投票もいいでしょう。それはすごく大事ではあるのだけど、「悪い要求をしてるフェミニスト達」と票がかぶってしまう。

　村田しゅんいち候補は、バイ・セクシャルであることを自分から表明してるだけではなく、表現の自由に関しても、政策公約の６番目とは言え、労働者の問題やLGBTの権利の問題の次くらいに掲げているのです。

村田しゅんいちの政策

　ならば、社民党に対しても、村田しゅんいち候補を応援支援する・推しにするとみんなで表明した上で、指名投票をよびかけるだけではなく、動ける人たちが地元の社民党の選挙運動のボランティアとして入って、そこで自分の問題に対しての話をしたり・「村田推し」を表明することが、すごい意味を持っています。

　村田候補、私が言うのは申し訳ないのですが、票が余り取れないでしょう。下手すると、数万票も取れない。

　しかし、その村田しゅんいち候補に、例えば、五万票でも十万票でもいいけど積み増せることが出来たら？
　そして、それが決め手になって、社民党が一議席とはいわずもう少し議席を獲得できたら？

多くの人たちの切実な想いと生きる権利を「正義」で踏みにじる人々に野党の多くが牛耳られている今を、根っこから変えるために。

　表現規制問題に対する多くの人たちの意志・気持ちも、AV問題や性交同意年齢引き上げ問題などの「セックスに国が介入する」問題に反対の多くの人たちの意志・気持ちも、セックスワーカ差別に苦しむ当事者の人たちや周囲で怒りを感じている人たちの意志も気持ちも、選挙のあとの社民党に取っては非常に重要視しないといけなくなります。

　そのへんからのロビー活動がされた場合には、これは重要だと思う人たちのほうが、今より数段動きやすくなるし、野党や与党が表現規制や『セックスに国が介入する』事に本格的に前のめりになりそうになった時に社民党がブレーキをかける動きを積極的に出来るようになる。

　確かに、共産党には仁比聡平候補が・立憲民主党には栗下善行候補がいます。彼らの努力と戦いはバカには出来ない。しかし、大きな政党の中で・しかも、悪い要求をする人たちに乗っ取られた共産党の内部や乗っ取られかけたことの事故検証も出来なくらいに彼女ら彼らの影響力が大きい立憲民主党の内部では、今の時点ではやれることが非常に限られてしまうのも、事実だと思います。

　仁比・栗下両候補や、地方議会で「たたかって」いる人達、共産党や立憲民主党の中で乗っ取られてるのをかえたいと頑張ってる少なくない人たちにも、社民党が「ブレーキ役」として国会の政党要件を残した状態で働くことが、共産・立憲内部の心ある人たちが力を持つための大きな助けになることも、きちんと踏まえていったほうがいいと思います。

その上で、皆さんに、再度繰り返す形でお願いです。

どうか、よろしくおねがいします！！

※二週間というか参院選の投票結果がでても全文無料で読めるようにします。そのかわり、私の過去の記事のリンクを貼っていきます。

気が向かれた方は、「投げ銭購入」や「サポート」での支援を、どうかお願い申し上げます。