「川崎・登戸通り魔事件」から、川崎の腐敗した公教育行政を嘆きつつ、「階級闘争」の予感を書いてみる。

 6月になりました。梅雨も近いのか、暑かったり寒かったりの繰り返しですね。私は、副鼻腔炎(鼻のちくのう症)の治療に本腰を入れ始めたのですが、抗生物質を何日か呑んだ後、頬の奥の方とか眉間とかが灼けるような感じとなり、ひょっとしたら(「軽い方だと思いますよ」と言ってた)お医者さんの見立てよりもやられてる範囲が広いんじゃ無いか。と思っております。ここ数年、左目だけムズムズするのが続いてたり頭痛が時折走ってたのが、これだったのだろうか…などなどと。
 皆さんも、色々な病気を軽く見ないようにして気をつけていきましょう。

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http://rebuild.hateblo.jp/entry/2019/06/02/145727

川崎・登戸駅近くで、私立小学校の生徒を標的に大量殺傷事件が起こった。

 さて、先週は、本当に多くの事件がありました。
 川崎市内でカリタス小学校の生徒たちが乗ってるスクールバスめがけて通り魔が突っ込み、生徒と親御さん1人づつが亡くなり・その後、犯人の人は首を掻き切って自殺しました。

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190529/soc1905290020-n1.html

https://mainichi.jp/articles/20190528/k00/00m/040/169000c

 事件当日の朝、ツイッターだったか5ちゃんねるだかで知って、後ろでテレビ流しながら色々作業してたのですが、TBSの「ひるおび」で「犯人は迷惑かけないで1人で死んでほしい」と落語家の立川志らく氏が言った事には怒りを通り越して恐ろしさすら感じましたが、他のテレビ局でもコメンテイターやキャスターが同じようなことを言ったのが問題になってます。

https://sp.mainichi.jp/s/news.html?cid=20190531spp000006107000c

https://mainichi.jp/articles/20190531/ddm/041/040/084000c

 この事件、犯人の置かれてきた状況がわかることで、どんどんと状況の深刻さのようなものが出てきてた訳ですけど…引きこもりであったとか、犯人の祖母が両親を強引に別れさせておじとおばに犯人を引き取らせたとか、おじとおばが犯人を著しく差別していたとか…、この問題が「虐げられ続けてきて痛みすら忘れた人達」「見捨てられ続けて無色化された人達」の、この国での救われなさを象徴してるようにおもうんですよ。
 この事件では、最近の大量死傷事件としては珍しく、元同級生や元担任教師がテレビでどんどん出されてるのですが、私は犯人と同世代でしかも川崎市北部の公立小中学校を出てるという共通点もあるので、正直、他人事と思えない部分が相当あるんですよね。
 彼らは犯人のことを「影が薄い」「すぐキレる」「こんなことをするとは思わなかった」と言ってはいますけど、じっさいの所、事件が起こるまで殆ど思い出すことすらなかったのでしょう。

https://matomedane.jp/page/30448

犯人と同世代で川崎北部に住んでいたと言う共通点がある私が小中学生の頃を回想してみる。

 1980年代前半の川崎市の北部の方の学校教育というのは、酷いものでした。
 元々住んでいた人の多い中部や南部で暴走族に入ったり荒れたりする生徒が多かったのと対照的に、東京周辺から家を買って移り住む人が北部では多かったので、家柄による差別が学校内で蔓延してました。その手の差別を、教師が進んで煽ったりするのも当たり前だし、抗議したりする生徒に言いがかりを付けて殴る蹴るを繰り返す教師が普通にいた。

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