地方と都会

地方⇄都会を転々としてきた私の選択基準

学生時代は主に地方で暮らし(地元は千葉県のローカルな地域)、就職を機に都会の暮らしをスタート。地方と都会の両方の生活を経験しました。

私に言わせれば、自分の価値観が合う方で過ごせば良いじゃん!の一言で終了なのですが、個人的な振り返りも兼ねて、書くことにしました。

事の発端 〜ある募集要項の話〜

体と心のメンテナンスとして定期的に通っている、アロマトリートメント(サロン)に行ったとき、このチラシの話になりました。

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聞いたところ、地方で家業を継いだ男性たちの間で、女性との出会いが圧倒的に少ない問題があるとのこと。地方では農業をはじめ男手は求められますが、女性が暮らしやすいかと言うと、私も微妙な印象。

要するに、若者世代の男女比が歪というのが、問題の本質です。実際に、日本創成会議(有識者の会議)によると、日本の約1800の市区町村のうち、2040年には半分近くが消滅する。出産適齢期(20歳~39歳)の女性の減少が主な原因。

そんな現状を解決したいと、このサロンの運営会社が地方創生の一環として、恋活イベントを企画したということです。

こちら、2019年9月27日(金)まで参加を受け付けてます(女性限定)。気軽に参加してみると良いかもしれません!

私の主観では、都会の方がキラキラしていて、オシャレな印象が強い。就職を機に都会暮らしをスタートしたのも、そんなライフスタイルに憧れていたから。周りの評価を気にしていたことが一番なのですが。

衝撃的な話ではありませんでした。ただ、今の私なら、都会と地方のどちらを選択するのか、そんな疑問が浮かんできました。

地方で暮らすということ

就職してから都会で5年ほど暮らしましたが、賃貸を引き払い、実家暮らしに戻りました。

都会暮らしは収入に対して出費があまりに高すぎた。私の考え方にも問題はありましたが、ライフスタイルが実家暮らしの場合と大差ない。その割に出費は膨れ上がる。これが決定打でした。

都会で暮らす際の支出は、ある意味仕方のないこと。当時の膨大な支出に見合うだけの充実感が少なく、実家暮らしと天秤にかけた時に、都会暮らしのメリットが消えたので、地方の実家暮らしを再選択した。そんな感じです。

2年ほど実家暮らしに戻りましたが、今年の3月から活動拠点を再度移すことにしました(東京寄りに引越した)。その理由も、都会での活動範囲が広がり、移動面で支障が出始めたから。

結局、私が都会と地方を天秤にかける時の判断基準は、生活する上で支出が充実感と整合しているか否か。その1点に尽きます。

若者世代の地方移住

若者世代の間でも、地方移住に関心を寄せている人が増えているようです。昔に比べて現実的な選択肢が増えてきています。

ただ、地方への憧れが先行するのではなく、地に足のついた理由が並びます。憧れや世間体で判断した、過去の私とは大違いですね(反省)。

実際に移住した若者の方からの話をまとめると、田舎に憧れていた、田舎でしたいことがあったなどよりも、些細な人生の転機のようなもので移住する人が多くみられています。例えば、結婚して自然な環境で子育てがしたい、仕事の休暇を利用して地方を訪れたら良くてそのまま移住してしまった、病気をきっかけに地元に戻ってきたなど、理由も様々です。移住して感じているのは、都会独特のギスギスとした感じがなく、自然な環境で自然に生活できている方が多くみられています。

現在は過去に感じていた、常に何かに追われるような焦燥感と向き合う感覚が芽生えたので、都会暮らしも悪くないと思えるようになりました。この記事も、前半は過去の私なら共感できたと思いますが、今はこの考え方が共感できます。

おわりに 〜住む場所は自分で決める〜

住む場所の選択は人それぞれ。オシャレなライフスタイルを楽しむも、地方の自然豊かな環境に寄り添うも、自分が判断することだと思います。

私はオシャレな空間を楽しみたいし、今の活動拠点で充実感は大いにある。当面は、このスタイルが続きそうです。

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