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BRIDGE2020#8 うみはひろいな

童謡「うみ」の歌詞はご存知ですか?実は3番まであります。ちょっと歌ってみますね、ごほん、さんはい☞海は広いな、大きいな。月は昇るし、日が沈む。海は大波、青い波。揺れてどこまで続くやら。海にお船を浮かばせて、行ってみたいな、よその国。

いい歌詞です。のんびりとしていて。この歌詞の語り手は、ほぼなぁ〜んも考えていないように思えますね。でもそらそうです。ちょうど海をぼんやり眺めているときの心もちがそのまま言葉で表現されているのです。だいたいこんな感じですもの。海を眺めているときというのは。

月も太陽も海から出たり入ったりするわけでもなし、海がどこまで続いているかというと、地球は丸いので一周して戻ってくるだけですし、船でよその国に行ってみたいだなんて、そんな夢みたいなこと言ってないで、とっととフェリー会社にチケットを予約すれば良いじゃありませんか。でももちろんそうじゃない、そうじゃありません。ぜんぜんそうじゃないです。まったく。

ま、海を眺めてるとそんな気持ちになるよね、という歌です。君がどこにいても、この歌を歌ったり聴いたりすると、海を眺めているような気分になれるだろホラ、という嬉しい歌です。いったいいつどこの誰がこんな素敵な歌を作り、そして歌い継がれるようになったものやら、と一応ググってみると、ちゃんと出自がはっきりしてました。へー、すごい。

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