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「紙芝居デリバリー」はじめました。

世田谷公園で毎週日曜日に紙芝居、やってます。もう十年やってます。紙芝居は、最初は図書館で借りてきたものに、好きなクラッシック音楽を入れてやってましたが、そのうち、音楽を自分でパソコンで作るようになり、そのうち絵も自分で描くようになり、物語も自分で作るようになり、最新作は、お話も絵も音楽も全部、オリジナルになりました。

でも、オリジナルにはそんなにこだわってなくて、とにかく子供たちに楽しんでもらえることがすべて。子供たちが笑顔になってくれるのであれば、なんでもよいのです。紙芝居を通して子供たちに伝えたいのは、「このオジサンは君たちのことが大好きで、君たちと仲良くなりたいんだ」ということ。子供たちはわたしの紙芝居を見てくれる大切なお客様、楽しんでもらって、仲良く出来たらいいな、と思っていつもがんばってます。

でもねー、現在コロナで、公園で紙芝居、出来ません。もちろん、紙芝居出来ないわたしが一番つまんないです。でもね、子供たち、幼稚園とかもお休み、公園もあまり行けず、家にばかりいてモヤモヤしてるだろうな、どうしてるかな、と思います。だから、そんな子供たちに、紙芝居を届けよう、と思いました。

https://www.youtube.com/watch?v=cAttRIJo5Y8&t=15s

第一弾は、アンデルセンの「人魚ひめ」。人魚ひめのお話は、今やみんな「アリエル」のお話として知ってます。でも、アンデルセンのオリジナルを知っている大人は今や少ないでしょうし、まして子供となると、ほとんどいません。こんなに悲しいお話だったのか、ってみんなこの紙芝居で初めて知ります。

この美しい絵は、いわさきちひろ。いわさきちひろの人魚姫には、この紙芝居と絵本がありますが、紙芝居のほうが絵も大きく、淡く流れるような美しさは紙芝居の方が優れている、と思います。音楽はストラヴィンスキー、ラヴェル、ヴァーグナーなど、19世紀の名曲の数々です。絵と物語に本当にぴったりな音楽で、メランコリックな世界に連れて行ってくれますよ。

かれこれ16年前、わたしが子供の幼稚園で初めてやった紙芝居です。その時、紙芝居の魅力に取りつかれました。それからずっとこの「人魚ひめ」やってます。ぜひご覧ください。

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