写真というメディアを考える

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ノート

ファッション写真家ピーター・リンドバーグ- 逝去

ピーター・リンドバーグ(Peter Lindbergh -1944.11.3-2019.9.3ドイツ)ファッション写真家。
「ヴォーグ(VOGUE)」「ハーパーズ・バザー(Harper's BAZAAR)」などのファッション雑誌や、「ディオール(DIOR)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」など、メゾンブランドのビジュアルを担当。

当初は、ディスプレイ・デザイナーとして働きながら美

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タンクマン- Charlie Cole の報道写真

2019.9.5に亡くなったチャーリー・コール (Charlie Cole)の報道写真

チャーリー・コール (Charlie Cole 1955 – 2019 US)米国のフォトジャーナリスト。
1989年の天安門広場での抗議運動中の「戦車男」(Tank Man)を撮影した写真家のうちの1人。
このNewsweekの写真は、1990年ワールドプレスフォトオブザイヤーを受賞。フィルムの時代だ。(N

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写真家ロバート・フランクが亡くなった・・・

ロバート・フランク(Robert Frank -1924.11.9 - 2019.9.9 スイス生)は、20thで最も影響を与えた写真家といわれる。
代表作となった写真集「The Americans」(アメリカ人)は、米全を横断し、アメリカ人の何気ない日常生活をスナップ撮影した物だが、そこにはロバート・フランクの視点が収まっている。
その写真集は、全世界のアメリカに対する見方を変えた。
ロバート・

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戦時下の子供たち (c)LIFE

「写真:それはかつてあった」ロラン・バルト

Document (c)LIFE///1942年-、戦時下の3枚の子供たちの写真
この子供たちが、20thをささえた。
(1) UK、Londonの家族の食卓の手前の少女に笑みを感じる。
(2) ドイツ(Belsen)強制収容所-死のキャンプ、直後に通る少年。
(3) US オクラホマの農家の娘は、希望に満ちてのハイスクール入学を目前にして読書。この

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チー・ポンの異世界

チー・ポン(迟鹏 - Chi Peng - 1981)

2005年、中央美術学院卒(北京)
写真・コラージュがメインテーマの現代美術作家。 
Chi Pengは、世界中の写真展で、現在、その作品手法の傾向を着目される中国人アーティスト。

  (c)Chi Peng

スマートフォンという映像文化環境を考える - 京浜急行事故

イメージと文化:スマートフォンという映像文化環境を考える。

痛ましい事故に深くご冥福と共に、早期の身体の回復をお祈り致します。

現在、日本人のほぼ全員が、スマートフォンという、映像記録とどこでも送信できるデバイスを持ち合わせている。
この状況は、映像文化にとっては、理想環境であり、このことは、映像言語の域を超え、むしろ何でもありの状態だ。 
TVでは、この事象が、まだ、現在進行形の中で、多くの

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SX-70 CAMERA(1972)の開発者と悲劇

Polaroid SX-70 LAND CAMERA - DESIGN 1972 (Henry Dreyfuss)

1970年代前半に、写真映像業界に於ける3つの大きなニュースがあった。
1)カラー写真の定着化
2)8mm映像フィルムカメラに於ける、同時録音(フィルム端の磁気部分に録音)
3)拡散転写式の"SX-70 Film”と”SX-70 LAND CAMERA”

SX-70 LAND C

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Antonio Palmerini の幻想世界

アントニオ・パルメリーニ(Antonio Palmerini b.1959-)イタリアの写真家・画家
 
その表現方法は、主にモノクロームでの二重露光、長時間露光、ハイコントラストの表現方法により、女性像とその社会的な憂鬱性、ノスタルジックで、妄想的な世界感を呼び起こしている。
*「芸術とは、人生で壊れた人々を慰めることです」-Antonio Palmerini

(c)Antonio P

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Matthew Pillsburyの動的表現

マシュー・ピルズベリー (Matthew Pillsbury) 1973- フランス
自然史博物館やルーブル美術館といった時間が永遠に静止した空間でうごめく群衆の残像を長時間露光で撮影した「Time Frame」シリーズ。そして近作となる「City Stages」では、ニューヨークを拠点に、パリ、ロンドン、東京といった都市空間のランドマークで、光と闇、そして人々が織りなす残像を同じく長時間露光の手

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