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写真というメディアを考える

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イメージ・コンテンツを制作する事は、視覚を通過して、人の心に問いかけることが一番のポイントだ。 人の心に問いかける事は、感性の同一性を得るということで、国境、時間という領域を超え… もっと読む
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#アート

Viviane Sassen:ファッションとアートの境界

Viviane Sassen:ファッションとアートの境界

Viviane Sassen:ファッションとアートの境界
ヴィヴィアン・サッセンは

ヴィヴィアン・サッセンは、静物画、ポートレート、風景など幅広い作品でファッションとアート写真の境界を曖昧にする。
幾何学的な形、また、身体表現の抽象化でも知られる。写真に撮られた身体は絡み合い、ヴィヴィアン・サッセンは、子供の頃ケニアに住んでおり、そのアフリカで経験した見知らぬ人々、との日々の身体的接触からインス

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女性写真家 Viviane Sassen:空間認識を混乱させる

女性写真家 Viviane Sassen:空間認識を混乱させる

Viviane Sassen:空間認識を混乱させる
ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)の作品は

ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)の作品は、私たちの空間認識を意図的に混乱させる。

ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)

ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen,1972- /フォトグラファー/オランダ)
オランダ生まれで、ア

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(今日の1枚)ウグル・カヤン:Camouflage

(今日の1枚)ウグル・カヤン:Camouflage

写真家ウグル・カヤン:Camouflage

社会が私に慣れなければなりません

Camouflage (迷彩)

Camouflage (迷彩)
写真は、人間のシルエットのヌードを見る方が、意図の伝達が、より効果的だと思います。特に白黒写真の場合、写真に込められた感情や意味がより伝わりやすくなります。- Ugur Kayan 2020

ウグル・カヤン(Ugur Kayan)

ウグル・カヤン(

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(今日の1枚)ウグル・カヤン:Waiting Alone

(今日の1枚)ウグル・カヤン:Waiting Alone

写真家ウグル・カヤン:Waiting Alone

社会が私に慣れなければなりません

Waiting Alone (一人で待っている)

Waiting Alone(一人で待っている)
この写真は、逆光テクニックと霧を使用してドラマチックな写真を作成しました。私が使用する色彩は、このドラマチックな雰囲気にもう少し影響を与えると思います。
印刷すると、色がより鮮やかに見え、写真がより感情的になりま

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(今日の1枚)ウグル・カヤン:Reflection

(今日の1枚)ウグル・カヤン:Reflection

Reflection(反射)

社会が私に慣れなければなりません

Reflection(反射)

人工の光と霧で作られた環境の中で、モデルのガラスへの反射が自然に現れました。- Ugur Kayan 2021

ウグル・カヤン(Ugur Kayan)

ウグル・カヤン(Ugur Kayan,イスタンブールを拠点とするトルコ人のフリーランス写真家)
その作品は、強烈で元気がみなぎる、NSFW(No

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ダニエル・ジャック・ライオンズの写真をリサーチする

ダニエル・ジャック・ライオンズの写真をリサーチする

ダニエル・ジャック・ライオンズの写真をリサーチする
ダニエル・ジャック・ライオンズ(Daniel Jack Lyon)

ダニエル・ジャック・ライオンズ(Daniel Jack Lyons/アメリカのアーティスト・写真家)の「 Like A River」は、アマゾンの現代の先住民族を捉えている。

ダニエルは、ドキュメントのツールとしてレンズを使用する

ダニエル・ジャック・ライオンズは、社会意識

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ダニエル・ジャック・ライオンズ:Like a River

ダニエル・ジャック・ライオンズ:Like a River

ダニエル・ジャック・ライオンズ:Like a River
「 Like A River」は、アマゾンの現代の先住民族を捉えている。

ダニエル・ジャック・ライオンズ(Daniel Jack Lyons/アメリカの写真家)の「 Like A River」は、アマゾンの現代の先住民族を捉えている。

グローバル化された世界において先住民族は?

そして、その現代の先住民性はどのようなものであり、将来ど

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女性写真家エジャトゥ・ショウ: 記憶の保存

女性写真家エジャトゥ・ショウ: 記憶の保存

女性写真家エジャトゥ・ショウ: 記憶の保存
エジャトゥ・ショーのポートレート

ロンドンを拠点とするアーティスト・エジャトゥ・ショーのアナログとデジタルのポートレートは、貴重な感情、家族の歴史、時間の瞬間を捉えている。
シエラレオネ人(シエラレオネ共和国/美しい景観だが、現在2024、日本国外務省から全域に危険情報が出ている)の両親のもとロンドンで育ったエジャトゥ・ショウの感性豊かな写真は、彼女の

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女性写真家エジャトゥ・ショウ:自己の探求

女性写真家エジャトゥ・ショウ:自己の探求

女性写真家エジャトゥ・ショウ:自己の探求
私たちは誰ですか?どのように適合すればよいでしょうか?

私たちは周囲の人々とどのように関係するのかという自己の問題は、常に直線的であるとは限らず、簡単に答えが見つかる訳でもありません。先祖代々の豊かなタペストリーの中での、人生と個人の経験の複雑さは、多くの場合、地に足が着いていないと感じる。また、自分の遺産を外部の人々にとってより受け入れやすいものにする

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Paolo Coppolellaと身体写真(A Day with Valeria)

Paolo Coppolellaと身体写真(A Day with Valeria)

Paolo Coppolellaと身体写真
パオロ・コッポレッラ(Paolo Coppolella)の身体写真表現

パオロ・コッポレッラ(Paolo Coppolella,1980- /イタリア生まれ、 2006からスペイン移住/アーティスト・身体写真)
(註)このコラムでは、パオロ・コッポレッラの身体写真表現のみを扱っております。

A Day with Valeria(ヴァレリアとの一日)

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パオラ・マロッポの身体表現を考える

パオラ・マロッポの身体表現を考える

パオラ・マロッポの身体表現を考える
身体表現のアーティストのパオラ・マロッポの視点

身体表現のアーティストのパオラ・マロッポのウェブサイトには

リビドー(libido)と精神性

パオラ・マロッポは、私たちが自由でいること、恐れることなく生きること、そして最も根源的で誠実な本質を他人が受け入れるか?どうか?を気にせずに、リビドー( libido/性的欲求)と精神性において、自分自身を愛すること

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女性写真家パオラ・マロッポと身体表現

女性写真家パオラ・マロッポと身体表現

パオラ・マロッポ(Paola Malloppo)と身体表現
強烈な身体表現のアート

女性写真家パオラ・マロッポ(伊-Paola Malloppo/1998- /ボローニャ・イタリア)は、強烈なアートだ。

パオラ・マロッポは、視覚言語として、写真言語を身体表現の手段として使っている。

人間の身体は

そのパオラ・マロッポのポーズは、スーパーパワーとも言われる。
Paola MalloppoのH

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ロイ・デカラバ:アート写真界の巨人と詩的世界

ロイ・デカラバ:アート写真界の巨人と詩的世界

ロイ・デカラバ:アート写真界の巨人と詩的世界
全米初のファインアート写真ギャラリー

1955年、ロイ・デカラバは、マンハッタンに写真家ギャラリー(Photographer Gallery on West 84th Street in Manhattan)をオープンした。それは、アメリカのファインアート・シルバーゼラチン写真(Fine Art Silver Gelatin Photography)

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