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イメージと文化 - 覚書

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イメージ・コンテンツを制作する事は、視覚を通過して、人の心に問いかけることが一番のポイントだ。 人の心に問いかける事は、感性の同一性を得るということで、国境、時間という領域を超え… もっと読む
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#好きな日本文化

映画「泥の河」- その私的解釈

映画「泥の河」- その私的解釈  モノトーンで表現される戦後の動乱期、そこに登場する人々は…

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鳥籠を手に取り下げて友と我鳥買ひに行く大塚仲町 - 会津八一

とりかごを てにとりさげて ともとわが とりかひにゆく おほつかなかまち (鳥籠を手に取…

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NHKの「戦争への歩みから何を学ぶか」とは?

8/15は、終戦記念日だ。 以下は、昨年(2018)の今日のことだ。 NHKラジオの終戦の特集番組で、 …

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平和は重要だ!人間魚雷-回天は特攻に限定された。

#イメージと文化を考える 人間魚雷-回天(かいてん)は、自らの特攻(特別攻撃隊)の目的のた…

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漱石 - 夢十夜 第六夜 運慶は生きていた

夢十夜 第六夜 運慶は生きていた (註)夢十夜、それは、漱石が、人とその周辺の本質を無意識…

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UI/UXデザインのベースにあるもの - アフォーダンスとは

アフォーダンス(affordance)とは、 「環境と動物の視覚の関係を生体学的に定義したもの」=「環…

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ジョン万次郎は運命を自ら引き寄せた。

#イメージと文化を考える 中濱 萬次郎(なかはま まんじろう 1827 - 1898) ジョン万次郎は、その希有な運命を自ら引き寄せた人物であった。 決して、時代背景や、希有な偶然が、そうさせただけではない。 人の情、熱意、勤勉さ、強い意志が、その列伝の大きな要因だ。 そして、*ペリー来航(1853-1854)の基礎を築き、開国へ導いたといわれる。 9歳:父死去、10歳より、家族を支えるため、漁に出る。 14歳:遭難。数日の漂流の後、太平洋の孤島・鳥島に漂着。143日間の

米写真家ジョー・オダネルの被爆地長崎の記録

米写真家ジョー・オダネルの記録写真 8月6日、 8月9日、 広島、そして、長崎に原爆投下された…

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句から、よみがえる映像美

句から、よみがえる映像美 芭蕉の表現する自然界 古池や蛙とびこむ水の音  芭蕉 この…

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高齢者というイメージの理不尽さ

高齢者というイメージの理不尽さ 働き方改革から、定年は75才が適切と言う論理が発生して、、…

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イメージと文化-記憶の曖昧さと無意識に作られた過去のイメージ

記憶の曖昧さと無意識に作られた過去のイメージ 現在の学説によれば記憶というものは変化する…

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