マガジンのカバー画像

イメージと文化 - 覚書

1,465
イメージ・コンテンツを制作する事は、視覚を通過して、人の心に問いかけることが一番のポイントだ。 人の心に問いかける事は、感性の同一性を得るということで、国境、時間という領域を超え… もっと読む
運営しているクリエイター

#夏のオススメ

SX-70 CAMERA(1972)の開発者と悲劇

Polaroid SX-70 LAND CAMERA - DESIGN 1972 (Henry Dreyfuss) 1970年代前半に、写真映像業界…

37

Matthew Pillsburyの動的表現

マシュー・ピルズベリー (Matthew Pillsbury) 1973- フランス 自然史博物館やルーブル美術館と…

39

地球環境の視点と、デザイン学の原点

地球に残された時間 - 環境問題を探る 地球温暖化について、C40気候変動東京会議(2008年)では…

92

デイヴィッド・ホックニー:その色彩はカリフォルニア

デイヴィッド・ホックニー(David Hockney 1937 - UK) LAを拠点として活動する芸術家として…

58

Anna Pugh-フォークアートの世界

アンナ・ピュー(Anna Pugh 1938- UK) イギリスのフォークアーティスト。 画家アンナ・ピュー…

38

日本人のイメージと文化

日本人の美意識は「自然そのものを美だ」と感じる。 いまさらでもないが、「枕草子」の一節を…

81

ゴダールは、当初から特異な方法論だ

そのジャン=リュック・ゴダールの前期の作品は、 ヌーベルバーグの基本3要素(即興演出、同時録音、ロケ撮影中心)と はっきりとしない物語の運び以外には、共通項の少ないといわれる、多彩な作品群。 そして、「軽蔑」(1963年)のように映画の制作自体を作品としたものから、「気狂いピエロ(きぐるいピエロ)」(1965年)における主演のジャン=ポール・ベルモンドがスクリーンを見ている観客自身に語りかけるような話法が印象的だ。    Fig.軽蔑 - 1963年 ゴダールは、当

ゴダール・ソシアリスム - レビュー

ゴダール・ソシアリスム(Film socialisme - 英 Socialism)2010年 ジャン=リュック・ゴダー…

27

メタ映画と2010年以降のゴダール

ジャン=リュック・ゴダール(Jean-Luc Godard)  メタ映画とゴダールの映像の映像の時系列に…

27

映画「八月の鯨」レビュー

映画「八月の鯨」レビュー(The Whales of August) リンゼイ・アンダーソン監督 アメリカ 19…

26

ルイス・ブニュエル監督 - アンダルシアの犬

アンダルシアの犬(Un Chien Andalou) 制作は1928.5 - ルイス・ブニュエル監督 ルイス・ブニ…

34

「リトアニアの旅の追憶」ジョナス・メカスの映像を顧みる

個人映像(実験映画)の名作を顧みる。 「リトアニアの旅の追憶」 ジョナス・メカス監督 87m…

28

感性に年齢はない- グランマ メアリー・ホー

感性に年齢はない。 それは、感性は教育されるものではないからだ。 それにしても、表象(表…

30

鳥籠を手に取り下げて友と我鳥買ひに行く大塚仲町 - 会津八一

とりかごを てにとりさげて ともとわが とりかひにゆく おほつかなかまち (鳥籠を手に取り下げて友と我鳥買ひに行く大塚仲町)  斑鳩 - *会津八一 大塚仲町は、現在の文京区大塚4丁目あたり、そして、富士見坂 (不忍通りの大塚二丁目-五丁目)から、坂下通りに曲がったところに、しもた屋造りの小鳥屋がある。いや、あったと言ったらよいだろうか・・・それは、今、取り壊し中だ。ビルになるようだ、それが時の流れかなと思いつつ・・・ 今まで、ここに、そういった家屋があったことが稀有だったの