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アートへの私的解釈(学術)

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イメージ・コンテンツを制作する事は、視覚を通過して、人の心に問いかけることが一番のポイントだ。 人の心に問いかける事は、感性の同一性を得るということで、国境、時間という領域を超え… もっと読む
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2019年8月の記事一覧

クラウドの今、映像理論はいらない

今、映像理論はいらない - Goodbye to Language映像のタイムライン(抜粋) 1)発生は19世紀…

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映画の創世記とシネマトグラフ

映画の創世記とシネマトグラフ(cinématographe)- 概略 シネマトグラフは、1895年フランスの…

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ゴダールは、当初から特異な方法論だ

そのジャン=リュック・ゴダールの前期の作品は、 ヌーベルバーグの基本3要素(即興演出、同時…

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ゴダール・ソシアリスム - レビュー

ゴダール・ソシアリスム(Film socialisme - 英 Socialism)2010年 ジャン=リュック・ゴダー…

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メタ映画と2010年以降のゴダール

ジャン=リュック・ゴダール(Jean-Luc Godard)  メタ映画とゴダールの映像の映像の時系列に…

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映画「八月の鯨」レビュー

映画「八月の鯨」レビュー(The Whales of August) リンゼイ・アンダーソン監督 アメリカ 19…

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記号論でコンテンツ分析(ポートフォリオ)

パース博士の記号論 - 概略 記号論(semiotics):「万物はサインから成り立っている」 *チャールズ・S・パース博士 この記号学は、直感で制作された作品の分析(ポートフォリオの理由づけ、コンペ)に活用されたい。 それは、コンテンツの発想から、始まって、その構成は、基本、*直感でしか制作できないと場合が殆どだろう。 解りやすくは・・・ サインの分類 (1) 図像 ICON:アイコン、いわゆるデザイン(自分で決められる) (2) 指標 Index:矢印、引き出し

ルイス・ブニュエル監督 - アンダルシアの犬

アンダルシアの犬(Un Chien Andalou) 制作は1928.5 - ルイス・ブニュエル監督 ルイス・ブニ…

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映画「泥の河」- その私的解釈

映画「泥の河」- その私的解釈  モノトーンで表現される戦後の動乱期、そこに登場する人々は…

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「リトアニアの旅の追憶」ジョナス・メカスの映像を顧みる

個人映像(実験映画)の名作を顧みる。 「リトアニアの旅の追憶」 ジョナス・メカス監督 87m…

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エンパイアステートビルから見えるもの

*電波塔としてのエンパイアステートビル(Empire State Building)から見えるもの アール・デコ…

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アール・ヌーボー以降- 概略

アール・ヌーボー(Art Nouveau)は、英国でのアート&クラフト(ウィリアム・モリスのデザイ…

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感性に年齢はない- グランマ メアリー・ホー

感性に年齢はない。 それは、感性は教育されるものではないからだ。 それにしても、表象(表…

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鳥籠を手に取り下げて友と我鳥買ひに行く大塚仲町 - 会津八一

とりかごを てにとりさげて ともとわが とりかひにゆく おほつかなかまち (鳥籠を手に取り下げて友と我鳥買ひに行く大塚仲町)  斑鳩 - *会津八一 大塚仲町は、現在の文京区大塚4丁目あたり、そして、富士見坂 (不忍通りの大塚二丁目-五丁目)から、坂下通りに曲がったところに、しもた屋造りの小鳥屋がある。いや、あったと言ったらよいだろうか・・・それは、今、取り壊し中だ。ビルになるようだ、それが時の流れかなと思いつつ・・・ 今まで、ここに、そういった家屋があったことが稀有だったの