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アートへの私的解釈(学術)

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イメージ・コンテンツを制作する事は、視覚を通過して、人の心に問いかけることが一番のポイントだ。 人の心に問いかける事は、感性の同一性を得るということで、国境、時間という領域を超え… もっと読む
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#夏のオススメ

Matthew Pillsburyの動的表現

マシュー・ピルズベリー (Matthew Pillsbury) 1973- フランス 自然史博物館やルーブル美術館と…

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デイヴィッド・ホックニー:その色彩はカリフォルニア

デイヴィッド・ホックニー(David Hockney 1937 - UK) LAを拠点として活動する芸術家として…

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Anna Pugh-フォークアートの世界

アンナ・ピュー(Anna Pugh 1938- UK) イギリスのフォークアーティスト。 画家アンナ・ピュー…

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ゴダールは、当初から特異な方法論だ

そのジャン=リュック・ゴダールの前期の作品は、 ヌーベルバーグの基本3要素(即興演出、同時…

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ゴダール・ソシアリスム - レビュー

ゴダール・ソシアリスム(Film socialisme - 英 Socialism)2010年 ジャン=リュック・ゴダー…

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メタ映画と2010年以降のゴダール

ジャン=リュック・ゴダール(Jean-Luc Godard)  メタ映画とゴダールの映像の映像の時系列に…

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映画「八月の鯨」レビュー

映画「八月の鯨」レビュー(The Whales of August) リンゼイ・アンダーソン監督 アメリカ 1987年 「人生の半分はトラブルで、あとの半分はそれを乗り越えるためにある」と言う染みるフレーズがある。 アメリカ・メイン州の小さな島で暮らす老姉妹の夏の日々をただ、淡々と描かれた作品。 それは、誰しもに来る老いというプロセスにある些細な日常かも知れない・・・ そこの島から見える入江には、毎年、8月になると鯨がやって来る。 *第40回カンヌ国際映画祭特別招待作品(19

ルイス・ブニュエル監督 - アンダルシアの犬

アンダルシアの犬(Un Chien Andalou) 制作は1928.5 - ルイス・ブニュエル監督 ルイス・ブニ…

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「リトアニアの旅の追憶」ジョナス・メカスの映像を顧みる

個人映像(実験映画)の名作を顧みる。 「リトアニアの旅の追憶」 ジョナス・メカス監督 87m…

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感性に年齢はない- グランマ メアリー・ホー

感性に年齢はない。 それは、感性は教育されるものではないからだ。 それにしても、表象(表…

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鳥籠を手に取り下げて友と我鳥買ひに行く大塚仲町 - 会津八一

とりかごを てにとりさげて ともとわが とりかひにゆく おほつかなかまち (鳥籠を手に取…

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NHKの「戦争への歩みから何を学ぶか」とは?

8/15は、終戦記念日だ。 以下は、昨年(2018)の今日のことだ。 NHKラジオの終戦の特集番組で、 …

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漱石 - 夢十夜 第六夜 運慶は生きていた

夢十夜 第六夜 運慶は生きていた (註)夢十夜、それは、漱石が、人とその周辺の本質を無意識…

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ジョン万次郎は運命を自ら引き寄せた。

#イメージと文化を考える 中濱 萬次郎(なかはま まんじろう 1827 - 1898) ジョン万次郎は、その希有な運命を自ら引き寄せた人物であった。 決して、時代背景や、希有な偶然が、そうさせただけではない。 人の情、熱意、勤勉さ、強い意志が、その列伝の大きな要因だ。 そして、*ペリー来航(1853-1854)の基礎を築き、開国へ導いたといわれる。 9歳:父死去、10歳より、家族を支えるため、漁に出る。 14歳:遭難。数日の漂流の後、太平洋の孤島・鳥島に漂着。143日間の