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(今日の1枚)SupremeとRoy DeCaravaとのコラボTシャツ

SupremeとRoy DeCaravaとのコラボTシャツ

アメリカのファッションブランドSupreme(シュプリーム)から、20世紀のアメリカを代表するアート写真家である Roy DeCarava(ロイ・デカラヴァ)とのコラボアイテムがリリースされた。


Supremeは

Supremeは、DeCaravaの作品を管理する「Roy DeCarava Archives」とのコラボレーションにより、彼の写真をプリントしたフーディとTシャツを製作。DeCaravaの代表作である1964年に撮影されたMalcolm X(マルコムX)のポートレイトや、ハーレムで暮らす女性の姿を捉えた写真がモチーフとして使用されており、〈Supreme〉らしいセンスの光るセレクトとなっている。

ハーレムで暮らす女性   by Roy DeCarava 1964
Malcolm X   by Roy DeCarava    1964

Malcolm X

(註)マルコムX(Malcolm X, 1925 - 1965)、アフリカ系アメリカ人の急進的黒人解放運動指導者であり、イスラム教導師でもあった。公民権運動の時代に、貧困層のアフリカ系アメリカ人に支持された。マルコムXはネーション・オブ・イスラム(Nation of Islam)のスポークスマンだったが、後に教団を離脱した。

Roy DeCarava(ロイ・デカラバ)

Roy DeCarava(ロイ・デカラバ、ロイ・デカラヴァ/1919–2009/アメリカの写真家)
写真の概念を芸術に変えたアーティストの1人だ。
ロイ・デカラバは、ニューヨークのハーレム地区で生まれ、ニューヨーク市内の公立学校(繊維高校)で美術を学び、1938年に卒業。
その後、彼は作品のポスターの仕事に就いた。そして、クーパー・ユニオンへの入会が認められる前に、プログレス・アドミニストレーション(Works Progress Administration)で版画や絵画を短期間制作した。ロイ・デカラバは 1940年まで、クーパー・ユニオンで学び、その後、Harlem Community Art Center (1940 -1942/連邦芸術プロジェクト(1935-1943 年)

写生の代わりにカメラを使用

ロイ・デカラバは最初、絵画の視覚情報を収集する手段として、写生の代わりにカメラを使用していた。
その後、彼は媒体の直接性と柔軟性を賞賛し、芸術表現の主な手段として写真(35mm Film)に切り替えた。
1975年に、ロイ・デカラバは、ニューヨークのhunter collegeの教員に加わり、1988 年にニューヨーク市立大学の芸術の特別教授に任命された。
後継の育成にも意欲的であった。

Roy DeCaravaのこれらのアートワークは、1950年代では、写真は、芸術とは、まずは見なされなかった。 写真家として真剣に評価してもらいたければ、近隣の人ではなく、山や造形をレプリカとして撮るはずだ。 色がモノトーン(白黒)であることにも、助けられた。 しかし、2009 年 10 月 27 日に 89 歳で亡くなったロイ・デカラバは、そのすべてをひっくり返した。アート写真界の偉業だ。

artoday

ロイ・デカラバのアートワーク

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