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ニコン一眼レフ開発から撤退か?(日経)はフェイクニュースか・・

「ニコン、一眼レフ開発からなぜ撤退か?」はフェイクニュースか

その記事は、どうやら、日経新聞の先走りのようだ。(2022.7.12)
その直後に、ニコン公式サイトから、訂正コメントが出ている。
それは、当然だろう、売れ行きが極端に下がるだろうし、サポートにも影響する。Nikonは、2020年6月に発売したプロ向けの旗艦機種「D6」以来、一眼レフの新製品を発売していなかった。その事も、この記事の要因かも知れない。ただ、NikonD6は、完全なプロユースだ。周辺機器までフル装備すると、誰しもが、気軽に購入できる金額でもないだろう。そして、周期的に、モデルチェンジの必要性も少ないのかも知れないが・・

ただ、この記事は、予想されるだろう、デジタル一眼カメラの流れや、今後のニコン以外にも、カメラメーカーの方向性を示唆している記事だろう。

「ニコン公式サイトからの訂正コメント」

本日、一部報道機関より、当社が一眼レフカメラ開発から撤退という報道がなされましたが、憶測によるもので、当社が発表したものではありません。デジタル一眼レフカメラの生産、販売、サポートは継続しており、ご愛用のお客様には引き続きご安心してご利用頂ければと思います。

ニコン公式サイト

ニコンFを発売したのは1959年・・

ニコン(Nikon/株式会社ニコン)が、一眼レフの1号機「ニコンF」を発売したのは1959年のことだった。60年以上も前の事だ。
それは、全世界のヒットとなった。(国内の一眼レフでは、旧旭光学工業のPENTAXが先行発売していた。)
当時としては、Nikon Fの品質管理の良さ、当時の最新技術を取り入れ、その評価が、高級機として、報道カメラマンなど世界のプロのフォトグラファーの常識となった。
その業界では、失敗は許されない世界だ。極寒地での撮影には、Nikon Fシリーズに、モリブデングリスを塗って対応した。
そして、フィルムは、コダックのモノクロ(新聞雑誌等の取材)は、トライX、また、カラーカラーリバーサルが常識だった。

フィルムカメラから、デジタル化、600万画素の壁

その後、2000年代以降、フィルム(ハロゲン化銀フィルム)カメラから、デジタル化が進み、誰にでも使いやすい機種を発売される時代となった。
600万画素の壁を超えると、ライカ版サイズ(35mmフィルム/映画フィルムからの流れ)を超えると言われた。それは、90年代の事だった。
そしては、デジタルカメラの世界は、ファミリー向けの一眼レフ市場の開拓にも成功した、カメラ女子も増え、女性ならではの感性がSNSでもダイレクトに表現される時代となった。
ただ、Nikonは、2020年6月に発売したプロ向けの旗艦機種「D6」以来、一眼レフの新製品を発売していなかった。デジタル一眼では、トップにキヤノンが存在するが、やはり、ニコンはニコンなのだ。これらは、完全にプロユースなので、スペックも大切だが、その品質管理(QC)が問題だろう。

引用:日本経済新聞社

一般市場はミラーレスカメラ

市場は、現在は、AIやデジタル画像処理技術を導入するミラーレスカメラが台頭している。
そのニコンはミラーレス機の開発に経営資源を集中することにして、後れを回復しようとしている。
ただ、フィルム時代から、ある意味、競合するキヤノン(フィルム時代は、スポーツ写真に使われた)も、数年内に一眼レフの旗艦機種の開発生産を終了し、ニコンは成長が見込めるミラーレスに開発資源の方向性を集中するように状況から、日経も感じたのだろう・・
ニコンは、2022年5月末に「一眼レフの販売は2025年に4%になる」という経営計画の資料を公開した。「Nikonの一眼レフの撤退は想定より早いかも知れないとも言われている-日経」
ただ、いずれにしても、プロユースのカメラは、どのようになるのだろう・・

一般にユーザーのスマートフォンへの移行

現況は、カメラ市場全体はスマートフォンに完全に侵食され縮小している。
(それは、技術面でも、テレビジョンも、そうかも知れない、Netの優位性は、その技術的な内容でも大きい、例えば、Netでは、当たり前の4K画質など・・)

デジカメで急成長したSONYの事例

デジカメで急成長したSONYの事例もある、それは、ミノルタαシリーズ→コニカ→「ソニーαシリーズ」だ。
YouTuberには、最適かも知れない。(もちろん、動画も高画質だ)
ソニーの「α7」は、一眼レフの高級機に搭載する画像センサーをミラーレスで採用し、販売を伸ばすことに成功した機種だ。
もちろん、動画の処理も採用のスペックだ。また、コンパクトデジタルカメラも、SONY-Cyber-shot/RX100シリーズも使いやすさから、YouTuberにも使われる。
(ただ、RX100などは、マイク部分にジャーマーを付けたいところだ/風切のノイズ対策)

ここへきて、ニコンやキヤノンも、デジカメ全体像の新たな付加価値を生み出せるか、名門メーカーの正念場だろう。
(参照:日本経済新聞他)

動き出した時の流れは止められない・・・(私的)

ただ、動き出した時の流れは止められない・・・

私的な話だが、自分も、だいぶ以前ですが、取材時は、Nikonユーザーだったです。
そして、考えてみましたら、今は、iPhone以外は、ソニーαシリーズとRX100シリーズを使っておりました・・・

#ニコンF  #ニコン一眼レフから撤退 #Nikon #ミラーレスカメラ #スマートフォンへの移行 #デジカメで急成長したSONY

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