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怪物フリーソフトJW CADの今と将来。


自分がnoteを始めた理由。

WEBライティング技術向上のための趣味と実益を兼ねた場にするため。
理由は他にもありますが、人に見てもらう文章を書くという怖さと面白みを知るため。
今回はWEBライターを気取って
前から考えているテーマを記事にしてみました。


JW CADの今後? -仕事に使うアプリケーションの選び-

先に身も蓋もないことを言いますが…
この内容には決定的な結論はありません🙇‍♂️
でも、CADソフトを学びたい、とかスキルを磨きたい、という人の何か参考になればとも思います。

言いたいことを一文でまとめると、

「JW CADって近い将来、開発が止まってもおかしくない?」
という考察です。
これから導入する、学ぶ、CADソフトをどれにするかを
考えるうえで避けられない話。

…続きが読みたい!と言う方はどうぞお付き合いください。

さて。

最近は、Twitterがえっくす!とかナゾの真っ黒のばってんアイコンに変わりました。ロックマンかい。この時のXへの変化はちょっとカッコよかったけど(←世代)。億万長者の天才の考えることはよく理解できん、とつくづく感じる昨今です。

長く続く人間の歴史でも、石板に文字を彫って、という時代から、紙と製本と印刷の時代になり、そして今では電子的なものに移り変わってきました。長年愛されてきたモノ。時間が経過するごとに廃れたり、変化していく。

さて、自分が請け負う仕事で、例のアプリケーションをよく使います。

フリーソフト界最強アプリの一つ。-JW CAD-

主に日本でかなりのシェアを占めている2次元製図用ソフト。建築分野などで多く使われ、たくさんの参考書も売られているCADアプリケーションです。
このソフトは、開発者にただただ感謝。というアプリ。
理由は、一言に尽きます。

タダなんです。

今世界的にはAuto CADがシェアが大きいですし、日本でも盛んに使われています。そして、かつて製図板やドラフターでやっていた2次元アナログ図面作成を、最近ではBIM(Building Information Modeling)、語弊を恐れず言うと、疑似的建築模型をコンピューターの中で電子的に作って設計しちゃえ、という形に変わってきています。2次元から3次元へ。建築業界界隈の個人事務所や企業では、Vector Worksとか、3D機能を搭載した他の様々なCADも使われています。

でも当然ながら、CADの開発会社もそれで利益を得て従業員がご飯を食べているわけで、無料どころか、決して安い値段では使えません。

そこで、JW CADです。その名前の由来は、開発者の名前の頭文字を取って名付けられたものです。要は、
JW CADはボランティアによって世の為人の為、開発されたソフトです。

個人で使うはずだったソフトを世に送り出し、長年の尽力で、開発を重ね、メンテナンスして下さいました。そして、その汎用性と独自の工夫を凝らした便利なUIのおかげで、多くの人が、これらの開発者の努力の恩恵を受けました。もちろん、開発者に「いらすとや」さんみたいな対価が何らかの形でバックする仕組みもあるのかもしれませんが。
いずれにせよ、JW CADを使用しての設計、施工図面…自分たちが普段通る街並みの中にどれだけそのCADが関わってるのか・・・。本当に感謝しかありません💦 BIMソフトとしては使えませんが、2次元CADとしてはそのポジションを今でも確固なものにしています。かくいう自分もJW CADを使って、仕事をすることができています。

しかし。だがBUT然し。

タダほど怖いものはない。

JWCAD公式サイトのコピーライトのところからも分かるように、このアプリの始まりは90年代にまでさかのぼります。1997年あたりで初のWindows版ができあがったそうです。今から20年以上前ですね。

そこで、
先ほどの時間の残酷さの話と繋がってきます。
多くの人がうすうす感じている怖さでもあると思います。

いつかこのCADの開発は途絶えるんだろうか?

ちゃっかり取り壊し前の、昨冬に記念に撮ったフィルム写真もあげときます。
Lomo Negative 400のフィルムです📸

かつてのシンボルだった大阪の丸ビルも取り壊しが始まっているようですね。時間が経てば、物事は移り変わり、年齢も重ねていくもの。開発者とて同じ。今の所、避けられない現実です。

2018年の情報交換室で、JW CADの今後についてのやりとりがユーザー間であったようです。それももう5年前。開発者の方々は個人の業務と並行して、このCADを開発して下さったようです。ネットで検索したところ、恐らく現在は定年退職され、今は老後の生活を送っていらっしゃる可能性が高いようです。そんな中、2022年に最新版にバージョンアップして下さいました。Windows11でも動きます。ほとほと頭が下がります。

でも、同時に、そろそろ業務として使うアプリケーションとして、ご高齢の開発者の方々におんぶにだっこの状態が続いて本当に大丈夫だろうか。

一例として、過去に、Sketch Upという建築に特化した3Dソフトを触った時期があります。しかも、名前は“Google Sketch Up”でした。つまり、Googleが一時、自分のところのアプリケーションとして無料で公開、商用利用も可能としていました。建築パースを自作できるアプリとして一時すごく盛り上がりました。でも、今はGoogleの傘下を離れ、無料版はあるものの商用利用不可のアプリになりました。”無料”・”商用利用可”にすがっていた多くの人が、その方針転換に悩んだと思います。
さて、現在でもJW CADを使ったやりとりは、普通に個人事務所や企業や入札案件などでも行われています。「無料」という二文字に頼り切っていると、同様のことがもっと大きな規模で起こり得るよな、と感じてしまいます。

ズバリ、JW CADは使い続けられるのか?

これだけエラソーに長文語りましたが、自分は建築士でもなく、業務の一環でCADを少し操るだけの一人なのですが、やはりアプリの今後は心配です。中にはJW CADでオペレータをしたり、設計・製図を生業にしている人も大勢いると思います。

色々大人の事情や権利関係等ややこしい話なんでしょうし、自分はそんなムーブメントを起こすような大それたことができる人間ではないので、あくまで外野の意見ですが…

ヒントはBlenderにあるような気がする。

Blenderとは無料で利用できる巷では有名なグラフィックソフトです。もともとは一つの企業の内部用ソフトとして使用、開発されていたそうですが、企業は破産。そのソフトはそのまま消えていくのではと思われていましたが、基金を募り、現在ではBlender Foundationという非営利組織の元で、世界中のボランティアによって開発、運営されているようです。
JW CADも、開発者の手を離れても、誰もが今後も安心してJW CADを使い続けられるような道が開かれればと願います。それで、現在の開発者が更新をされなくなったとしても、かなりの確率でJW CADは何らかの形で、誰かまたはどこかが引き継いでくれるか、開発は続いていくのではないか?JW CAD運営組織でも設立されるのでは?これだけ愛されている(爆)アプリケーションなんですから。でも、アプリがいったん開発が途絶えたとき皆どうするんだろう。お尻に火がつくようになる前に何とかならないかと、他人事のようですが考えてしまいます。
そうした意味では、有料ソフトの強みとは、基盤の強さとも言えます。JW CADも企業が買収するなどして、JW CADを母体とした後継ソフトが有料CADとして公開されるという未来もあるかもしれません。そうなった際の価格設定はどうなるのだろう?UIも少し今時なデザインになったり?

まとめ。

それで、生計の手段としてJW CADを考える時、消えゆく可能性のあるアプリだとしてもそれでCADスキルを磨くか、もしくは、将来性があるアプリと見越して使い続けるか。大げさに捉え過ぎか?💦
もしくは、学生なら学割などを使って、シェアの大きな別の有料のソフトのスキルを磨くのか。大人でも勉強代と思って、有望なソフトにサブスク料金を払うか。
でも、業務をするうえでできるだけ出費は押さえたいところ。また、比較的費用の安い有料CADソフトなどもありますね。Corel CAD, Turbo CAD, 図脳RAPIDとか、名前は聞いたことありますが…代替CADとして使えるのか🤔間を割って入ってくる、新参ベンチャーCADソフトなんかが頭角をあらわしたりするのか…ETC。というわけで、やはり答えは出ない問題です。

自分も生活を支えるツールとして、JW CADの近い将来の動向は気になるところ。こうしたテーマは、一考の価値のある内容ではないかと感じます。それでも物事は落ち着くところに落ち着く。煩いになってしまえば、ストレスで今日一日過ごすエネルギーさえ失ってしまいます。未来を悲観するといいことはありません。計画的に現実的な予防線を張りつつ、頭の中でぐるぐる答えの出ない押し問答をしないように注意です😌😌

…というわけで、WEB記事的に書いてみました。
長文にお付き合い有難うございました<(_ _)>

なんか暗い話になりました?💦

…てなわけで、おまけ。-JW CAD ブルーライト対策-

それでもJW CADは今もフル活用されています。
それで。Tipsを一つ。
もう御存じの方も多いと思いますが💦
JW CADの目に突き刺さるような真っ白な表示画面で、
ブルーライトを目に浴びまくっている方はいらっしゃいませんか?

👇背景色を変えられるのご存じでしたか?

「設定」→「基本設定」へ
「背景色」をクリック
自分の場合、赤緑青の数値を30くらいに設定しています。
ちなみに、線色は画面要素の線色だけ白にしておけば、描画色が黒で見えない!ということは防止できます🙃白に限らず、お好きな色を選んでください。ただし、プリント出力の方は、印刷やPDF出力の成果物用の線色なので、設定は間違えないで下さい💦

おしまい。うわ~長文ですね…。

この本を参考にブログの練習をしています。
少し前の本なので、変化の多いブログという世界において
最新の情報が掲載されているわけではないですが、
文章作成についてなど参考になる情報がいっぱい。
この本の内容に照らすと本記事は
読みやすいブログの文字数の提案を思いっきり超えて行ってますw
内容がよかった!と言う方はアフィったりしていってください🙇‍♂️


オールドレンズ貯蓄させて頂きます👍