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できること

ツイッターを始めたのが 2007年
その前 生きた年月も含め、 この23年にいたるまでわたしは
テレビやインターネットに上げられる写真や動画で
殺されたばかりのひとを目にしたことは、 たぶんだけど一度もない
亡くなられた姿、 映し出されないようなっているのだと、 そう思ってた
あったとしても、 体や顔に、 モザイクがかけられていて
そのときわたしは、 見ないよう、 ぱっと目をそらすかして
だからいま起きていることが どれだけ異常なことなのかは
目を閉じることなくひとの死を、 毎日目にしている自分からわかる

3月11日のそのときも、 今日まで一秒も見ることができないで
映画やドラマのワンシーンであっても、 死の描写、 目を閉じる自分が
ガザから送られるSNSへの投稿 スクロールするたびに映し出される
命を失われたひとの血だらけの姿、 たくさんの子供達の最後の表情を
さけないで見ることを 自分にそうさせているのは
見ないふりをしたら ここにはないものになってしまうから

見なければ 自分のこころは保つことができるかもしれない
自分のこころを保つために 自分の現実を守るために そのために
見ない 知らない わからないという 起きていることと自分を切り離し
目の前にある現実に 自分の意識やこころを注ぎ いまを変わらずにあることが なによりまずはいちばん大事と ひとりひとりがそうあるとき

そうして起きていることから 意識やこころ離れるとき その反応の集積は
イスラエルによる殺戮行為 この現代に、 公然と行われるジェノサイドへの
個々の関心の希薄さ、 声の上がらなさとして 受け取られ
イスラエルへも、 パレスチナでも 各国政府や、 メディアにマスコミ
イスラエル協賛企業、 ひいては 個々全体、 そう認知される そのために
無惨に命を奪われるひとが 一分一秒、 時間ごとに 増えていくことになる

その現実を前にして 見ないでいてはいけない思いが
死を目にすること 極力さけてきた私を 見ることへ向かわせる
目にするたび激しい衝撃を受けるも その衝撃知らないでいてはいけないと
夜眠る前の時間、 つぶやきのリストを開き そこから知る死に、 暴力に、
自分の目が、 白く薄くなるのを感じながら パレスチナの今を追う

大手メディアは、 ガザ内部の現状を 積極的に取り上げることしていない
アメリカに阿った情報を流すだけで パレスチナでの、 残忍さ極まりない
戦闘の実態は、 報道では制限されて ひとが殺され続ける、 ガザの現状
作られたものとちがう実情、 現地からのそのままの情報、 その動向を、
受け取り、 認識しているひとは 日本では、 たぶんきっと 限られていて
大多数のひとが知ることになるものは 新聞、 テレビによるものならば

文字では伝わりきれない情報を 映像は、 届けるちからがあるからの
テレビ局にとっての大蔵省(重要度)は、 報道なのに
野球選手の移籍、 自民党の裏金問題に、 番組制作者はちからを入れる
それは、 それも、 大事には思うけど

ただそうならば そちらばかりで、 リアルタイムで起きている虐殺が
危機感をもって報道をされなければ この世の地獄のようなガザのいまは
自分も、 みんなも あまり知らない、 よくわからないが 共有されて
知らなければのしようがなさで 自分を みんなを守ることができる

わたしは その共犯には なりたくない
なりたくないのは なってしまえば こども達が殺されてしまうからで

大人よ どうか
親戚や友人や自分の子供が 明日生きているか 今日生きていられるか
生きていても、 恐怖と痛み悲しみに、 昼夜問わず襲われ覆われ続けている
その極限の状況に、 いまあるとしたら それを見過ごすことはできないと
できることをと 思うなら  その思いを どうかいま ガザへ
どのときもでなく 少しの瞬間だったとしても その思い その思いからの
できること 一秒でも早く 停戦へと向かわすことができるように

それをできるのはもう 個々人しかない  西欧の大国は、 本気で全力で
止めようとはしていない していないどころかの国がほとんどで それは、
ここ日本も同じ。 ガザでの戦闘 一刻も早くストップの方へ向かうよう、
国や企業、世論、 世界を動かすことができるのは、
虚偽にかためられた空虚さを、 リアルへと変えることができるのは
いまその最大のちからを持つのは 個々人の思いと行動の集積 

個々の表明 その思いの集積は 岩をも動かす
それを、 それこそいま、 まざまざとわかるのは 傍若無人な安倍政権下
黒川検事長の定年を延長させようとする改正案に対し、 たくさんのひとが
抗議の声をあげたことにより、 検察庁法改正案は、 無事廃案になる
いまの裏金問題、 安倍派崩壊の流れは、 そこなくしてはうまれなかった。

個々ができる、 具体的な行動 こちらのページ 参考になります
各地のスタンディングやデモで掲げられてる 場所をこえ、 思いがつながる
のを感じる END維新の文字が刻まれている プラーナさんデザインの
プラカード ネットプリント、 セブンイレブン だったのが ローソンに
変えられていて その反応と行動の迅速さに 動くということを学ぶ

わかったら、 ないことにしない。 そのわかったこと、 それを行動にしてい
くこと その最初は重たい、 個々の一歩、 その一歩が、 いっせいに、
踏み出されるとき そうしての、 二歩、 三歩  続く一歩 それがひとつに
あわさるとき ひとりの一歩は 実際は、 何十万歩 何億歩にもなるとき

強固なようで、 それは幻惑でしかない 巨大で空虚な、 幻 (エゴ) を
あわさるみんなの、 その一歩 ごごごと動かすことになる

ひとりひとりの、 小さい一歩   それは巨大な、 一歩になる。


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