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weekly report 4/22 - 4/28

 最近、1人でお酒を飲むということを覚えてしまった。
 家で缶ビールをプシューっと、ということではない。身の丈に合わない贅沢なんだけど、ちょっとしたお店で赤ワインを1杯、という感じの飲み方だ。
 先週のnoteをほろ酔いの状態で書いてしまったのはそのせいだ。家から少し歩いたところにある、オシャレな言い方をすればトラットリアになるのかな、こじんまりしたイタリア料理のお店で1杯、いや2杯ほどひっかけたあとに書いたのだった。

 もう30を過ぎて数年経つので、同じくらいの年齢の人には、何をいまさら!こちとらそんなこたぁとっくの昔からやってらぁ!と、ついついべらんめぇ口調になってしまう人もいるだろう。でも幸か不幸か、僕はそんなにお酒が強くないので、そういう人達とは違ったお酒の付き合い方をしてきた。

 家で飲むということは、まず全くといっていいほどしない。友人や職場の人と食事をするときに、せいぜい2、3杯飲む程度。それも頻繁にあるわけではないので、全然アルコール耐性ができていない。頭が痛くなってくるからそれ以上飲めなくなるのだ。でもお酒が嫌いというわけではない。焼酎みたいに全然飲めない種類のお酒もあるけど、ワイン、特に赤ワインは多少飲める。

 で、この前仕事続きで疲れているときがあって、発散したかったのか無性に赤ワインが飲みたい日があった。誘う人はいない。でも飲みたい。ということで清水の舞台から飛び降りるほどではない思いで1人お店に入った。

 最初は、ワイワイやってるグループとは対照的な1人ぼっちの状態に居心地の悪さもあった。どうやらそのグループはこのお店で知り合った馴染みのお客さんらしく、それも余計に気になった。でも開き直ってちびちび飲んでいい気分になってくると、こういうのもいいもんだなぁと思った。
 
 そういうことをしてこなかったけど、あのときこんな感じで少し逃げてもよかったのかなとか、みんなこうやって、どうにかこうにかやり過ごしているんだなぁということを、前菜盛り合わせをアテに、重くもなく軽くもない、真ん中くらいの赤ワインを飲みながら思っていた。
 まぁそんなたいそうな話でもなくて、普通に、1人でも居心地よく感じる場所で、おいしいものを食べて、少し酔っ払っていい気分になる時間って、あっていいんだ。

 元号をまたぐゴールデンウィークに突入している。去年のゴールデンウィークのことはnoteにも書いていて、なかなかの鬱屈ぶりが伺える。
 今年はちゃんとしてくれよ、俺。

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