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3年ぶり実地開催の第12回鴨台盆踊り! 〜ボランティアとして参加してきました〜

 こんにちは。文学部歴史学科日本史コースの森野寿です。7月8日、9日に開催された「第12回鴨台盆踊り ハレろ、街も世界も!」についてお届けいたします。コロナ禍の2年間を経て、3年ぶりに対面での開催となり、たくさんの方がお越しになりました!

中庭に設置された櫓を囲んでの踊りの風景です。皆さんノリノリです。

鴨台盆踊りとは

 そもそも、「鴨台盆踊り」とは、大正大学で開講している「サービスラーニング(地域イベントを通した世代間交流)」の授業で教育イベントとしてプロデュースし、その授業を受けている学生や先生方などが主体となって開催する全国でも珍しい大学行事です。その歴史は1919年にまで遡ります。当時は「魂祭(たままつり)」という名前で開催されていました。1970年代に最盛期を迎え、1万人ほどの来場者を集めるイベントに成長したとのことです。その後長らく途絶えていましたが、2011年に東日本大震災の復興祈願と地域振興をはかるイベントとして今の名前である「鴨台盆踊り」となり、現在に至ります。直近に実地で開催されたという第9回(2019年)は、6,700人の来場者を記録しており、名実ともに地域に根ざしているイベントでした。

 ところが、第10回(2020年)、第11回(2021年)は新型コロナウイルスの感染拡大に直面しました。普通であれば対面でできないため中止となるはずですが、第10回はオンライン、第11回はオンラインと対面のハイブリッド開催となりました。全国に先駆けたこの開催方式は、複数のメディアに注目されたそうです。そして今年は、「街とのつながり」を重視して原点回帰を目指し、満を持して完全対面で復活。来場者数は1日目(7/8)は4,869人 、2日目(7/9)は7,552人、合計でなんと「12,421人」という過去最高記録を更新しました!

 ちなみに近年の鴨台盆踊りは、巣鴨地蔵通り商店街、巣一商店会の盆踊りと並んで「巣鴨三大盆踊り」の一つと称されています。


3号館の様子です。奥に鴨台さざえ堂が見えます。ここも多くの方で賑わっていて、屋台が並ぶ出展ブースも賑わいを見せていました。

私が見た当日(7月8日)の様子

 7月8日、私はボランティアスタッフとして「種子地蔵」の鎮座する南門広場に設けられたテントにて、検温・消毒と当日のパンフレットを配布する仕事を「すがもプロジェクト」メディア班のメンバーと行いました。当日は近隣の3高校(東京都立王子総合高校、東洋女子高校、文京学院大学女子高校)からも高校生が参加していて「実質的な高大接続」、つまり、「高校生も参画して学びの成果を出展する」という場も設けられていました。3号館には農園班の出展ブースなどがあり、多くの人で溢れかえっていました。特に射的や金魚すくいといった「子ども向け屋台」が設けられたエリアは大変多くの人で溢れ、整列ができなくなるほどの盛況ぶりでした。実際、私がトイレに行こうとその近くを通ったらものすごい人だかりで圧倒されました。私が入学した時は授業もまだハイブリッド方式で、学内順路も設定されていた他(盆踊り当時も順路はありましたが、めでたく2022年10月4日をもって解除されました)、当時の鴨台祭、鴨台盆踊りもオンライン・ハイブリッド方式での開催だったので、多くの人で溢れかえる光景を見たことがなく、その混雑・盛況ぶりにはただただ驚くしかありませんでした。鴨台祭の際も多くの方のご来場を賜りましたが、私には鴨台祭以上の来場者数ではないか、と思うくらいの人だかりに見えました。

巣鴨地域の太鼓団体「鼓友」の演奏の様子です。かっこいいですね。


高校出展の屋台が並ぶ8号館前の様子です。

むすびにかえて

 最後に私の感想です。私の大学生活において、ここまで多くの方にご来場を賜ったイベントに「ボランティア」という裏方として関わったことは初めてであり、非常に充実しました。来場された方々も、子どもからお年寄りまで、幅広い世代の方々で、その方たちに心の底から楽しめていただけたようであり、私もボランティアという身でありながらも楽しかっただけでなく、充実感もありました。今後機会があれば、このような行事に何かしらの形で携わりたいと思いました。


今回もご覧いただきありがとうございました。

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P.S.

以下、前回(第11回)の鴨台盆踊りの記事のリンクになります。今回の開催と比較して見てください。

https://note.com/arukimedia/n/nb3603f19ab29



本日のライター

文学部歴史学科日本史コース2年 森野寿(もりの ひさし)

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