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【銭湯コミュニティ】鴨台盆踊りと稲荷湯のコラボ!! 盆踊りで踊り疲れた体を癒しに来ませんか?  


●はじめに

みなさんこんにちは! 今回執筆を担当させていただきます、銭湯コミュニティ班所属、社会共生学部公共政策学科2年の土田穂香です。

最近は猛暑日が続いていて「勘弁して…」と嘆きながらも、夜も晴れが続き、暑さが吹き飛ぶくらい月や星が綺麗に輝いていて、つい空を眺めてしまいます。先月の七夕もめでたく晴れて綺麗な星空が広がっていました。

さて、今回の記事では、そんな七夕の日である7月7日、そして8日に大正大学にて行われた「第13回鴨台盆踊り」に併せて開催したイベント『踊ってひと休み、踊ってひとっ風呂』についてご紹介していきます。

●イベント開催にあたって

-企画編-

6月に長屋で開催したイベントを無事終えた私たちは、そのイベントで得たことや今までの活動を通して、盆踊りでも何かできることはないか模索していました。

大正大学にて何か出店をしたり、広報活動するという案も出ましたが、最終的に、私たちが活動拠点としている稲荷湯長屋を活用することで、宣伝活動も同時並行できるのではないかということで、長屋に足を運んでもらうことを目的としたイベントの企画を立てることになりました。

企画をしていく中で、一番の壁だったのはターゲットの設定でした。

鴨台盆踊りは子どもからお年寄りまでの幅広い世代の方々に楽しまれ、昨年度は約12,000人の来場者を記録しました。「終了時間が遅いから、安全性を考慮しなければ…」、「もし長屋に多くの方が来てくださった場合の対応はうまくいくのだろうか…」、「大学から長屋に足を運んでくださるにはどんな工夫がいるだろうか…」など様々な悩みや不安が出てきました。

試行錯誤した結果、今回のイベントは「踊りつかれた大人たち」をターゲットとし、お酒をはじめとしたドリンクの提供をしていくことになりました。

しかし、ただドリンクの提供とするのではなく、大正大学でチラシを配布し、そのチラシを持ってお越しいただいた方にはドリンクの割引をするという仕組みを作り、集客を図りました。

また、長屋にお越しいただいた方々を稲荷湯にも訪れてもらおうと、割引は「盆踊りから長屋に」と「盆踊りから稲荷湯、そして長屋へ」の2パターンを設け、稲荷湯長屋の周知のきっかけとしました。

-準備編-

ドリンクの提供をするということで、班員のほとんどが開催までに営業のトレーニングを行い、開催に備えました。個人的な話になってしまいますが、カフェでのアルバイトをしている私でもドリンクの作り方には苦戦するほど、長屋では様々なドリンクを提供しています。

他にも、長屋内にある、メニュー板やウェルカムボード、宣伝活動で使う小道具の作成、アンケート作成もこだわりをもって開催直前ぎりぎりまで作成していました。

今回配ったチラシはこんなにも!!
ウェルカムボード作成風景

●イベント

イベント当日は大学でチラシを配布する宣伝班と長屋でドリンクの提供やアンケートの記入をお願いする営業班に分かれて活動をしました。

宣伝班は正門と南門に1人ずつ派遣され、盆踊りに来場する方たちに声掛けを行いました。結果として 7日750枚、8日850枚 計1600枚配布することができました。

長屋に置かれていた桶にイベントのチラシを貼り、声掛けをしました。そうすると、人々によびとめてもらえることもありました。ただし、宣伝するためには、耳や目に訴える方法も必要だと思いました。

反省点としては、盆踊りの参加者の中にはリピーター(盆踊り両日参加の方)が多く、受け取りを断られてしまうことが増えたこと、開場時に配布しても、来てもらおうとしている時間帯が閉場後であるため、矛盾が生じてしまっていたことなどが挙げられました。

チラシを配布する際にどういった問題が発生するか想定しておらず、事前の打ち合わせが不十分であったため、今後のイベントの際は、開催当日にどのような問題が起こるのか、それに対してどう対応していくかまで考えていき、準備万全で臨んでいきたいと思います。

営業班は、先述した通り営業トレーニングを行ったメンバーが中心となって、長屋に訪れた方たちの接客を行いました。来客数としては、7日10名、8日20名の計30名が盆踊りから長屋にお越しくださいました。他にも常連のお客様がそれぞれ8名、13名お越しくださいました。

盆踊りの賑やかさから一転、静かな長屋ではお越しいただいた全ての方がくつろいでいらっしゃったため、長屋で一休みしてもらおうという自分たちの狙いが通ったと感じます。

暑い時期でもあったため、アイスの提供も特別に行っていたのですが、子どもたちや学生の方に大変人気でした。

反省点としては、お越しくださる時間帯に偏りがあり、接客に精いっぱいで、お客様と直接お話ができなかったことがあがりました。アンケートだけではわからないことは沢山あるため、今後はドリンク提供の際にお話を伺うなどの工夫をしていきたいと思います。

●振り返り、そしてこれから

今回の活動を通して、他のイベントに併せた長屋の動線づくりが不可能ではないということを得られたのが一番の収穫だと感じています。また、先述したような反省点が班内で挙げられたため、今後の活動ではその反省を活かし、同じことを繰り返さぬよう精進していきたいと思います。

現在、私たちは今回のイベントの反省、アンケート分析と並行して、11月に行われる「種子地蔵縁日」での企画を検討しています。今回大きな壁となったターゲット設定に向き合いつつ、そして銭湯コミュニティ班だからこそできる活動をしていきたいです。

●最後に

執筆経験が少ないながらも、私なりに今回の活動を報告させていただきましたが、いかがでしたか?

拙い文章だったかと思いますが、私たち銭湯コミュニティ班の活動が伝わっていれば、それ以上の喜びはありません。私たち銭湯コミュニティ班だけでは今回のイベントを含めた活動はできません。

齋藤先生や長谷川先生、丸山さんをはじめとした先生方職員の皆様、同じすがもプロジェクトで活動している学生の皆さん、そして稲荷湯代表の土本様、「せんとうとまち」の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。

これからも、ご協力いただいた皆様の期待に応えるべく、稲荷湯長屋をそして滝野川地域を盛り上げていく活動をして、この記事を通して報告していきますので楽しみにしていてください!

著者
銭湯コミュニティ班所属
社会共生学部公共政策学科2年
土田穂香

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