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ホシノタイムズvol.2〜令和版、就活市場人気大学は?〜

少子高齢化に伴う、人材獲得競争の激化により、企業の新卒採用は難化している。そんな環境の中、企業はどういった学生をメインターゲットとして狙っていくのか。一括採用が見直される22卒以降の市場では、どんな大学が人気がでそうなのか、私見たっぷりで令和版就活市場について綴っていく。

①これまでの就活市場人気大学は?
②令和注目!就活人気大学は?
③まとめ

①これまでの就活市場人気大学は?

「良い大学に入って、良い企業に入る。」
バブルが弾けた後の、いわゆる"就活氷河期時代"では、就職率は60%から70%という水準で、有名企業はおろか就職すること自体が狭き門でした。そのため、少しでも企業に注目されやすい偏差値の高い大学に入ることが、良い企業に入るための近道だったそうです。

だから当然、就活における人気大学は東大、京大をはじめとする旧帝国大学。三田会をバックに付ける慶應、そして政治家やジャーナリストを輩出し続ける早稲田。といった偏差値が高い大学がランキング上位を占めておりました。

しかし、時代も移り変わり「令和」となり、企業の大学の見方も大きく変化しています。では令和時代には、果たしてどんな大学が注目されていくのかみてみましょう。

②令和注目!就活人気大学は?

世は令和時代。平成は企業環境に大きな変化がみられた時代でした。平成元年と30年の世界時価総額ランキングを見れば、一目瞭然ですね。

いや、平成始まった時の日本強すぎません?バブル景気を過ごしてみたかった、、!しかし、注目すべきところは、平成を終えて世界時価総額ランキングトップランカーが全てIT企業に塗り変わってるところ。

この結果からもみてわかるように、企業が伸びていくためにはテクノロジー化は不可欠であり、日本は世界のテクノロジー化の波にキャッチアップしていく必要があります。

では、なぜ海外勢はこんなにもスムーズにIT化できたのか。それは教育体制と就活制度にあると思います。前者に関しては言わずもがなプログラミング教育などのテック系教育への取り組みが充実しているから。そして後者に関しては、就職前にたっぷりと就業経験(インターン)をしているため、技術・仕事へのマインドの両面でうまくオンボーディングができるからなのではないかと思います。要するに、欧米勢が即戦力の人材を輩出し続けるスピードに日本は追いつけてないのです。

そのような外部環境の中むかえた令和時代。企業が採用したいと思える学生はどういったランキングになったのでしょうか?
日経新聞社が行った、「企業の人事担当者が見た大学のイメージ総合調査ランキング」では、九州大学や広島大学といった主に地方国公立が上位を占めています。

東大や早慶が入っていないのが驚きではありましたが、IoTといった専門技術を学べる学科があったり、産学連携教育に熱心に取り組んでいる大学が注目を集めてきています。その他には海外留学が必須である国際教養系の学部も人気が高いです。いずれにせよ、もはや偏差値だけで採用セグメントを取ることは減ってくるでしょう。(まだ数年は続きそうですが、、、)

③まとめ

「偏差値の高い大学なら安泰時代」は終わり、在学中から社会で役立つ確かなスキルや資格を身に付ける「修行の時代」へと令和時代は変化していく。留学制度が整い、海外大学の学位を取得できる武蔵大学経済学部、立命館大学国際学部、昭和女子大学など大学側も特色をより前面に出したブランディングをしている。(※記事より) 社会全体として、ただ偏差値でセグメントしていく方針から、経験やスキルでセグメントしていく方針に転換している過渡期である。だからこそ、学生は目的意識を持って、短い大学生活を濃く送ることがてきれば、就活においても自ずと結果はついてくるのではないだろうか。

おしまい。

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