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ソーシャル・チェンジエージェント・ネットワークがめざすもの

上記にかいたとおりですが、社会を下支えする地下水脈のような人材を育成することを目的にしています。

そのような人たちのことを、人物という言い方ができるかもしれません。わたしは世界中で仕事をしてきましたが、どのような僻地であり組織であり、実際のリーダーという肩書とは関係なく、老若男女をとわず人の集まりの中で独特な存在感を示している「人物」の存在を認めてきました。

それらの人たちの資質は、天性のものなのでしょうか。いえ、そうではないと思います。風の人と土の人という例えでいえば、土の人でありながら自分が風の人であることに気がついた人。すなわち自分の中のよそ者性に気がついている人が「人物」が人物たるゆえんであるとわたしは考えます。

では、どうしたら自分の中のよそ者性に気がつくことができるのか。それは、自分のフィールド(コンフォートゾーンという言い方が最近はやっているようですが)から、外部に他流試合に出て、自分とは異なる他者と交わりあうことを経験する。おそらくそれしか「人物」となる道はないように思います。

事実、わたしは、そのような人物にインタビューをしてきましたが、ほぼ例外なく他者との関わりの中から自分のミッションやものの見方、立ち居振る舞いを身につけていました。つまり、内的発展論ではないのです。人は外部の他者と交わることなしに成長することはできません。

ただし、問題は、これらの気がついてしまった「人物」は、孤独感を胸の奥底に持っています。風の人に足を踏み入れた彼や彼女を無条件に受け入れてくれる「土」の世界は、もはやすでにないのです。確かに、人物は「土の人」でもあります。しかし、純正培養の外の世界を知らない「普通」の土の人とは、どこか違ってしまっているのです。

わたしがつくろうとしているプラットフォームは、「風の人」の世界に足を踏み入れてしまった人たちをゆるくつなぎ、彼ら彼女らを励まし、必要な支援を与えることを目的としています。

そう、風の人である人物たちが集う場が、ソーシャル・チェンジエージェント・ネットワークそのものなのです。確かにインフラの整備もしますが、このネットワークの強みは、参加メンバーのヒューマン・ネットワークの層の厚さと深さが、そのすべてです。

世界中の人物をつなぐ、使えるネットワークでありたい。そのようなことを考えています。一緒に、世界最大のヒューマンネットワークを構築しませんか。

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