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「助けて」という言葉の意味

私の旦那さまはひとつ上。
とにかく真面目で穏やかなタイプ。

理学療法士の彼は
毎日、真面目に仕事をし

スタッフからも信頼があって
人当たりも良く、

素敵な旦那さまねって
よく言われていました。

もちろん優しいのですが
若い頃は
私も旦那さまも未熟で

お互いのことを思いやる余裕が
全くありませんでした。

私は、22歳で結婚
長男を23歳で出産しました。

そのころ私は、まだ看護師二年目。

上司に言われるまま、
妊娠10ヶ月すぎまで働き
産後8週で、職場復帰。


まだ生後2ヶ月だった長男は
市販のミルクにアレルギーがあり、
完全母乳。

まだ三時間おきの授乳だったのに
さらに母乳を搾って
冷凍しておかねばなりませんでした。

旦那も毎日残業で帰ってこず、
家事を手伝ってくれることは
ありませんでした。

私の体重は半年で10キロ減っていました。


どんなに
「素敵な旦那さまね」
って言われても
私は素直に喜べなくて

疲れて子供に当たってしまった私を
旦那さまは激しく叱りました。

その頃は
こんなに頑張っているのに
どうして気づいてくれないんだろうって
毎日、思っていました。



でも、今なら思います。
どうして、「助けて」って
素直に言えなかったんだろうって。

この辛い状況はどうして生まれたか?

職場のせい?
上司のせい?
旦那のせい?
子供のせい?

どれも違う。

旦那に頼んだってどうせやってくれない。
上司に言ったってどうせ休ませてくれない。

そう決めつけていたのは私。



頑張ることが、
当たり前だと思っていました。

頑張る人が
素晴らしい人だと思っていました。

我が家では
「疲れた」
っていう言葉が禁句でした。

お互い疲れきっていたので
相手がその言葉を言うたびに
腹が立ったからです。


休むことの出来ないまま
頑張り続けて14年

ある日、
電池が切れたみたいに
私は、動けなくなってしまいました。


ひどい頭痛と吐き気が何日も続き


そのとき、私は
初めて、
もう頑張れないって言いました。


旦那さまは
少しずつ、
家事を手伝ってくれるようになりました。



「助けて」
って言葉は

相手が、自分を助けてくれる人だと
信じて放つ言葉。


助けてって言える人は
「あなたを心から信頼している」と
伝えられる人なんですね。







今日も我が家は平和です(*^^*)

読んでくださってありがとうございました‼️

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