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凛々の明星という魔導器

TOVリマスターが発売されましたね。めでたい。
また新しい形で帰ってきてくれたTOV、見透しがよくなったな〜と感じるクリアな風景や、そのほかちょっとシステムが変更されてたりもして 同じであり でも表情は違ってて、何周もした身としては楽しい限りです。
各機種バージョンで一体何周したんだろう… なんだかんだTOVのソフトが手元に5本くらいあるという。ソフトでババ抜きとか出来そうですね

ちょっとゲームを休憩して、凛々の明星(りりのあかぼし)について雑記。ネタバレだけど、まあキャラというより世界観の話。


凛々の明星(りりのあかぼし)。
かつて古代ゲライオス文明に生きた満月の子たちがつくり、宇宙に打ち上げた人工衛星。
その役目とは、世界の滅亡をもたらす「星喰み」を宙に留め続けることでした。しかし片割れのザウデが開かれたことにより、その役目を終えることとなります。
夜空で最も強い光を放つが故に、のちの地表の人々から兄妹の伝説を与えられるのが なんともロマンチック。

この凛々の明星(りりのあかぼし)、ザウデと対応するということで魔導器なんだと思います。ザウデは魔導器ですしね。
とすると動力源である魔核が必要なはず。ザウデ側の魔核から見るに、人工衛星の方も相当な大きさだったのではないかと思います。もう魔核というより聖核か、みたいな大きさ。それでもとんでもない大きさですが。

「星喰み」とは始祖の隷長がエアルの吸収をし過ぎたために災厄となってしまった姿です。
そして聖核とは、始祖の隷長がその生を終えて自らが蓄えてきたエアルが濃縮されて宝石化?したもの。このままだとエネルギーが強すぎるために、砕いて小さくして、魔導器の魔核にするわけです。ベンリなお手頃エネルギー。

…ということで、凛々の明星を担った魔核(聖核)は元・始祖の隷長と考えられます。つらい

同胞の成れの果てを背に見ながら 自分が愛した世界を見下ろし続ける。「星喰み」をなんとかする方法は、魔導器を生み出すほど高い技術力を持った古代ゲライオス文明の人々でも見つけられませんでした。いつまでも、いつまでもそれが続いたわけです。つらい…

魔核になってしまったら意思はどうなるのか、それはあんまり分かりません。転生するまで物言わない=死んでいる間は何も思わないのかもしれないし、残留思念のようなものがあるのかもしれない。
でも魔導器として使われている間、身動きなど取れるはずもありません。始祖の隷長であったことはもはや過去のこと。魔導器は人々のための道具、それだけのものになります。
もはや人柱… そうなることが分かっていて、命を差し出した始祖の隷長の覚悟たるやという感じです。
相当 力のある始祖の隷長だったのではないかと思います。フェローやベリウスの聖核は、人が抱えるぐらいの大きさなので。

そうして打ち上げられた人工衛星は、延々と与えられた役目を続けながら世界の周りを軌道上に沿って周回し続けます。
気高き誇りも意思もない。もうただの魔導器。
与えられたコード(術式)の通りに動きながら、ザウデと交信し続けてたのかもしれませんね。応答願ウ。応答願ウ。

凛々の明星の兄妹の伝説は、
もしかしたらザウデと人工衛星の聖核となった始祖の隷長たちのこと…なのかもしれない。
「鐘を鳴らして」の歌詞がここでも染み渡るようです…TOVキャラたちへのオマージュ欲が炸裂します。好きだなあ



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