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言語から、その国の文化を知る。(日本語と英語の違い)

こんにちは。

日本語には、武士(侍)や武道、武術に由来する言葉が多くあります。

例えば、

 『手ほどきを受ける』の、手ほどきとは、昔、武術を入門すると、まず、初歩として、相手(敵)から手首や腕を掴まれた時に、

それをほどく術を習ったことに由来すると言われています。

また、『火花を散らす』、『しのぎを削る』、『つばぜり合い』などは、刀での勝負で、

刀を打ち合わせると火花が散り、

相手の刀を受ける部位をしのぎと言い、

つばは刀の柄と刀身の分ける部位にあるものです。

また、武術、武道の種類を表す言葉も、

柔術、和(やわら)、白打、手縛、手の内、骨法、小具足、拳法…(ここまでで、ほぼ徒手)、剣術、剣法、刀術、居合、抜刀術…(剣術。)、棒術、杖術、半棒術…(棒術)。薙刀術、長巻、弓術、四半的、流鏑馬、弓馬術…(その他)と、

枚挙にいとまがありません。

しかし、英語では、フェンシング(剣術)、レスリング(相撲)、アーチェリー(弓術)、以外は、

ほぼ、武術は、marshal arts(マーシャル アーツ)と言う一言で表すようです。

英語では。

サイレン(siren:警報。ギリシャ神話の海の精。歌声で船乗りを魅力し、遭難、沈没させる。または、嵐を告げるよい精霊とも。セイレーン。)

ルナティック(意味,精神を幻惑する、精神病の。由来,ルナはローマ神話の月の神。
月は古来から精神に影響を与えるとされた。)

マジシャン(magician)、ウィザード(Wizard)、ウィッチ(witch)、ソーサラーなど。(意味,魔術師。少しずつ意味合いが違うらしい。)

と、このように、神話や、スピリチュアルなところから来ているものが目立つようです。

法律でも。

日本では、決闘禁止法があります。

江戸時代、天下泰平の時代にはあったものらしく、現在では、

ケンカの取り締まり対象に活用しているようです。

また、近年まで、ヨーロッパなどでは、『魔術禁止法』があり、占いやまじないなどが禁じられていたそうです(撤廃済み)。

このように法律から、武士文化の日本、スピリチュアル文化の西洋という図式が見えてきます。

こうして見ると、面白いものですね。



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