2つのスランプとそれを超える1つの方法

平成31年4月21日 毎日ARUYO通信第245回
2つのスランプとそれを超える1つの方法
~~~~
先日のブログで梅原大吾さんの言葉を引用して
さらに強くなるためには一旦弱くなることを恐れてはならない
ということを書きました。
強くなるためには、進化をし続けるためには、型を崩し続けなきゃいけないということです。
今の型というのは、今の自分のレベルで均衡しているものであって、さらなる高みを目指す際には進化が欠かせない。そこには自分の型を1度壊す。それに伴って一旦、弱くなる状態を許容する必要があるということです。
この一旦弱くなっているように見える期間のことを、仮にスランプと呼ぶのであれば、スランプには2種類あるのではないか?
と考えたのです。
このように、自らの手で意図的に生み出したスランプ

自分では原因がわからないけれども、陥ってしまったスランプ
この二つです。
後者もありますよね、例えばスポーツで、ずっと調子が良かったのに、突然悪くなる。僕自身を振り返っても、ゴルフのラウンド中などに、突然全く球が打てなくなって、思考が停止して崩壊するってやつを何度も経験しています。

スポーツ新聞などで、スポーツ選手の不調を「スランプか!?」と書いているのをしばしば見たことがあると思いますが、これってどちらなのでしょうか?
例えば、プロ野球選手あるいはプロゴルファー。
毎日のように、試合に出場しているプロフェッショナルは、少し不調になったり、成果が出ないと、
外から(メディア)、「スランプなんじゃないか!?」と書かれますよね?
リリーフエースが5回連続でリリーフを失敗する
チームのエースピッチャーが連敗する
チームの主力バッターが打てなくなる
などだと、メディアの見出しに「〇〇、スランプ突入か!?」と出る。これです。
でも、ポイントは、このスランプの原因が、外部から観測が出来ないということなんだと思うのです。
メディアは勝手なもので、理由も分からずにとりあえず書くんですよね。

大切なことは、本人が意図的に生み出したスランプなのかどうか?
ということを自覚出来ているかどうか。
意図的なスランプであるならば、
いずれ、さらなる進化に巡り会えるわけですし、それが自ら狙っているものであるならば、辛抱もできるんでしょう。
いや、確かに辛いんですけれども、乗り越えられる確率は高いと思うのです。
というか、乗り越えられる人しか、意図的なスランプを起こさないのかもしれません。
同時に、超一流になればなるほど、スランプの期間も長くなるのかもしれません。チャレンジしているハードルが上がるのですから、その分だけ、その解は発見は簡単に出来ないのでしょうから。

以前も紹介しましたが、イチローは、「自分のやっていることが不思議だと思うようなら話にならない。論外だ」
と言っていたましたが、これはまさに、彼が
意図的な進化を生み出すために、何度も自ら型を崩してきたことを物語っているように解釈もできます。
進化し続けた分だけ、意図的なスランプも生み出し続けていたんでしょうし、それと向き合って来たんだと思うのです。

結局、何かっていうと、進化し続けるためには定期的に訪れるスランプと向き合わなければならないということで、
その状態に陥った時に、メタ的に、
これは生まれるべくして生まれている、スランプなんだ
自ら生んだもの。必然なんだ、次期に解き放たれる、進化の過程なのだ。
と認識できるかどうか?で、まるで人生は変わってくるように思うのです。
この認識一つで気持ちが超ラクになりますから。
となると、
メタ認知が出来るかどうか?ってのもとても重要な要素だとも言えます。

もし、メタ認知が上手に出来れば、実は、
原因不明のスランプってのは存在しないのかもしれません。
スランプってのは、当然辛いので、テンパってしまいます。混乱してしまいます、動揺しています。
それによって、感情が持っていかれてしまって、正常な判断が出来なくなってしまう。冷静に自分を見ることが出来なくなってしまう。
だから、原因が分からなくなってしまう。
でも、ここで、メタ的に、一旦自分を引いてみることが出来れば、落ち着いて自分を観察することが出来れば、原因が見えてくることが多そうです。
この冷静さ。感情が大きく振れている時に、一旦落ち着けるかどうか?
言うは易く行うは難し
なのは十二分に承知しています。
ですが、メタ的認知を活用して
意図的なスランプも仮に原因不明のスランプ陥ったとしても、必ず克服できる。
そうなれば凄い人になれると思うので、目指したいと思います。

===
■ 100人プロジェクト 96/100(前日比̟0)!!
ラスト4人です!
ご協力いただける方は是非ご連絡をください。ご馳走します!笑
皆様のご協力お待ちしております。
100人プロジェクトはこちら
(株)ARUYO
 中田雅之

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?