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第1回 起業支援プログラム最終発表

//こんにちは。ARUYOのあみ(根岸亜美)です。本日は起業支援プログラムのレポートを書かせていただきます//

今春3月、小田原市のクリエイティブワークスペースARUYO ODAWARAの主催する半年間の創業支援プログラム「おだわらチャレンジプログラム第一期」が終了しました。この記事では、3月18日に行われた最終報告会の様子と全体の振り返りについてお伝えします。

おだわらチャレンジプログラムとは

神奈川県小田原市を中心とした神奈川の県西エリアで、新たな価値創造に挑む起業家をサポートします。(本プログラムは、神奈川県の「HATSU起業家支援プログラム」として実施するものです

募集概要とプログラム内容はこちら

プログラムは約6ヶ月。ARUYO ODAWARAが提供するの4つの支援体制のもと、採択されたチャレンジャーたちはそれぞれに企画を進めます。

支援内容

月に一度のメンタリングや、12月の中間報告会などを経て、各事業のフェーズに合わせて事業を詰めていきました。

最終報告会レポート

そして迎えた最終報告会。「小田原起業支援チャレンジャー 大プレゼン祭」と銘打ち、誰でも参加OK&懇親会つきのイベントとして開催しました。

ドドド…
準備の様子

当日は4名のコメンテーターに来ていただきました。

地域×起業、ビジネス、ソーシャルなどさまざまな視点から事業に対してディスカッションできればという思いからこのような方々をお迎えしています。

さらに、小田原・西湘地域のまちのみなさんや起業に関心のあるビジネスパーソン、行政の方々までたくさんのオーディエンスが来場。活気あふれる空間が、プレゼンへに向かう雰囲気を整えていっていたように思います。

「ARUYO立ち上げについて」のキートークからスタート。

プログラムARUYOについて、立ち上げメンバーの椿谷勇次コアゼユウスケ根岸亜美の3人でトーク。ARUYOの掲げるミッションや作りたい世界について説明。そしてオープンから半年間のARUYOの取り組みについて振り返りながら、会場全体の目線を合わせていきます。

そしてプレゼンテーションスタート。

今回発表したのは下記9組。

1.犬と楽しめる場所の提供、体験サービス 鳩村 加奈子
2.デジタルを駆使したラストレター提供サービス 髙杉 涼平
3.地域の自然、資源を活用した公衆アウトドアサウナ提供サービス 済田 篤
4.ヒトに優しい世界をつくるセンシングコミュニケーション HEART VOICE  工藤 春香
5.家族と小田原食農体験をして絆を深めるサービス 立川 慧
6.「人生で一人のヒトにしか贈れない」お花屋さんFlower Project 細田 海斗
7.寺院を活用した現代版の修行体験サービス Train-Train 安藤 正隆
8.地域の活性化につながる楽しむ場所提供サービス 森重 太良
9.害獣駆除による鹿肉、猪肉を活用した高品質ドックフード 渋谷 幸代

※発表順

本プログラムでは、半年間のゴールを一律で決めていません。各事業の計画進捗度や課題に応じて、個別にプログラム終了時のゴールを設けています。従ってプロトタイプ作りフェーズや事業化フェーズまで、一期生のプレゼン内容もさまざまでした。

高い熱量に包まれる会場

与えられたプレゼン時間は3分(厳守)です。事業内容とそこに込められた思いを詰め込んだ分厚い3分間は、緊張感のあるものでした。通常はワークスペースとして利用されているARUYO ODAWARAのLIVING(共有エリア)ですが、明らかにいつもと違う雰囲気であったように思います。

各プレゼン終了後は6~7分間のコメンテーターとの質疑応答&ディスカッションタイムです。この数分間で事業の方向がさらにクリアになったチャレンジャーも多かったのではないでしょうか。

各プロジェクトの内容については、フェイスブックにアップされている動画をご覧ください。 (こちらから。フェイスブックページからご覧ください。ブラウザなどの場合視聴できないことがあります)

終了後は懇親会で盛り上がり。

全体プレゼンが終わった後は、併設のLOUNGEで懇親会を開催。クラフトビールを片手に、オーディエンスやコメンテーターとチャレンジャーが事業についてディスカッションしたり、オーディエンス同士がプレゼンについて語ったりと、出会いあり、発見ありの夜となりました。

LOUNGEでの懇親会

第一期を振り返って

事業フェーズも、事業内容も違う、個性豊かな第一期チャレンジャーたちでしたが、最終プレゼン全体を見て思ったことがあります。それは、ほとんどのプロジェクトが大切な人(ペット含む)に対する愛の表現形としての事業創出が多かったことです。(たった1人にしか送れない花束サービス、家族との時間を農を通してつくるサービス、ペットと生きる社会づくりのサービス、遺言インフラサービスなど)そしてそれに続いたのが、小田原の自然や資源を生かした自己との向き合い体験のコンテンツ事業でした。(小田原のアウトドアサウナやお寺の修行事業)

・近くの特定の誰かへの愛の表現
・自分自身との向き合い体験

全体の事業傾向としてこのようなテーマのものが多かったのは、おだわらチャレンジプログラムだからこその要素もあると思います。モチベーションに共通点がある仲間が近くにいることは、事業を磨く上でもとても重要な要素であるように感じます。※一期生が偶然そうなっただけであり、今後もそうしたい訳ではありません。むしろ違った色が出てくるといいと思っています。

最後に参加者からのプログラムへの感想と、各メンターからの振り返りを掲載します。

チャレンジャー1期生のコメント

普段建築設計の仕事をしているので、自ら事業をするきっかけはなく素人当然の自分でしたが、メンターの方々から「想い」を形にすると「共感」に繋がるとアドバイスをいただき事業と難しく考えることなく、普段自分が心の中に思っていることを言語化し、伝えるという貴重な経験ができ、今後の自分のお仕事にも活かせると思いました。自分は東京で暮らし働いているのですが、時たま自然豊かなで人も近しい小田原に行くことが普段の生活の中での「楽しみ」に変わっていきました。週一小田原ワーケーションとってもオススメです^^(立川慧さん)

第1期おだわらチャレンジプログラムに参加する5ヶ月の間で、それまでは「何か犬と飼い主さんが楽しいを共有できることを小田原で…」と漠然としていたビジネスモデルがハッキリとしたものとなり、起業することができました。
私は小田原に住んでいないため、自然豊かな小田原をフィールドにと考えた時に人脈がありませんでした。ですが、メンターの方にビジネスに繋がる方を紹介していただけて話を進める中で、自分のビジョンが明確になった点がとても良かったです。人生一度きり!やりたいことが見つかっているなら後は実行するだけです。失敗を恐れずチャレンジしてみてください!(鳩村加奈子さん)

メンター講評

全体講評

メンター椿屋勇次:
鎌倉に続き、県西部の起業家創出拠点として10人を選抜した本プログラム。チャレンジャー1人に対して起業メンターをマンツーマンで配置し、起業ステージや能力に合わせて個別支援を行いました。
一般的なビジネス観点から「ああじゃない、こーじゃない」と指摘することを控える場面もありました。起業の道に正解はなく、また事業に対する理解や熱意は本人が一番強いため、私たちは「指導」ではなく勢いを「後押し・助言」するアプローチを強めたメンタリングを行いました。
今回は、10人中5人が事業化うち2人が100万円を超える資金調達する結果となりましたが、途中で事業を大幅転換する事業もありました。私たちとしては「挑戦すること」こそが起業に最も重要なポイントと考えおり、今後も、文字通り「チャレンジ精神」を持った方にぜひ参加いただければと思います。二期生の応募もお待ちしています!

メンターコアゼユウスケ:
昨年度が初めての小田原チャレンジプログラム。僕自身にとっても初めての「メンター」として起業家の皆さんと伴走しました。
僕の役目としては「一番最初の心に火をつけるような後押し」と「地域とのマッチング」です。
今回担当した四名は(一人は残念ながらリタイヤしてしまったけれど…)どの方も行動力抜群で5ヶ月間という期間中に、テストサービスの開始、法人設立、小田原にて新規事務所の開設、行政との連携の締結など素晴らしい結果が残りました。
チャレンジャーの皆さんとってもそうですが、地域の方にとっても困っていた部分を助けられるようなことを今回のマッチングによって解決できることができてとてもよかったなと感じています。まだまだこれからのチャレンジャーの皆さんですが「小田原の一員」としてこれからも頑張ってくれると思います。

*メンター根岸亜美の総評は、上記に書いた内容とさせていただきます。

これからが始まり

こうして幕を閉じた、第一期おだわらチャレンジプログラム。プログラムとしての支援は終了しましたが、事業はこれからが始まりです。チャレンジャーの皆さんはこれからもARUYOと連携しながら、事業の実現に向かって進んでいきます。気になるプロジェクトがある方や、チャレンジャーの話を聞きたい!という方がいましたら、ぜひARUYOに遊びにきてください。(チャレンジャーがARUYOに常にいるわけではありません。)

近日、第二期生募集開始します!

この度、おだわらチャレンジプログラム第二期生の募集が決まりました!こちらは近日詳細を告知しますので、少しお待ちください!(情報はARUYOnoteで公開、各種SNSアカウントより発信いたします)

最後までお読みいただきありがとうございました!
今後のARUYO×起業支援の活動もお楽しみに!


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