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デザイナーが冬休みに読んだ本 in 2018-2019

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冬休みはとにかく本を読もう、ということで、UI/UXデザインからアート系、関係ないものまで色々読みました。その中でもおすすめのものをピックアップします。

【UI/UX系】
・UXデザインの教科書
・UI GRAPHICS
【アート系】
・スピードペインティングの極意
【その他】
・日本国紀

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【UI/UX系】   UXデザインの教科書

まさに教科書です!UXの基礎から学び直そうということでまず選んだ本。UX/UXDの概要・基礎知識や、UXDのフロー、手法の要点を掴むのには最適かと思います。本書にも何度か書いていますが、ここに書いている内容を実際のPJでじっくり実施するとかなりの時間を要するため、実践の際には工夫が必要ということでした。UXDの分野は専門用語や手法が多く、初学者にはなかなか馴染むのが大変(結構時間がかかる)でしたが、これを足がかりに色々読んで数をこなし、慣れていこうと思います。
2018年末、社内でUXDの勉強会を実施していたのですが、こちらの教科書の内容とかなり近く良い復習となりました。

【UI/UX系】   【新版】UI GRAPHICS

同僚のデザイナーがとてもお勧めしていたため、気になり読みました。2015年ごろに出版されたものの加筆修正版のようです。筆者が錚々たるメンバーですね…!
近年におけるUI・UXに関するコラムと、最新のUI事例(アプリが多い)を掲載しており見ごたえがあります。手元に一冊置いておきたいやつです。
コラムについては、iOSのUI変遷やマテリアルデザインから、モーションについて、融けるデザインに関する内容まで様々で読み応えがありましたが、個人的には特に「観察の練習」の筆者である菅さんのコラムが面白かったです。コラムを読み勧める中で、UIのトリックを体験できる構成になっており非常に説得力がありました。

【アート系】   スピードペインティングの極意

神絵師おすすめ本ということで購入。表紙のようなテイストのイラストを、いかにして短時間で効率良く描くかのテクニックを「2時間」「1時間」「30分」などの完成までの時間ごとに紹介されていました。
「2時間」はフォトバッシュ(ベースに写真を利用するテクニック)やカスタムブラシを利用したものでした。この章を読んで、そもそもPhotoshopのカスタムブラシを有効活用できてないなと気づき別の本を購入しました…。
「1時間」は、そもそも1時間で仕上げる前に頭の中でイメージをしっかり固めておくのが重要!という内容でした。小さめのサムネイルで、ざっくりした構図案をグレースケールでいくつか作成し、どれにするか決めるという手法など。なるほど…

・まずは白黒で形状・明度・構図(絵の第一印象)設定→ライティング・色温度→細部描画
・テクスチャ・写真素材の有効活用

このあたり積極的に活用していきたいと思いました。技術を身に着けた上で再度読みたい本。

【その他】   日本国紀

「永遠の0」などの筆者である百田尚樹さんが書かれた、日本の通史(古代・大和政権誕生〜平成まで)を一冊にまとめた本。
本屋に平積みになっていたのが気になり購入。もともと学生時代に日本史を真面目に勉強しておらず…最近ついた読書の習慣と、著名な小説家である百田さんの本であれば読めそうだということで期待して読みました。非常に読みやすかったです。
古代からはじまり、平安時代、戦国時代、鎌倉時代、戦国時代、江戸時代と歴史は流れていきますが、その繋がりだったり、戦や出来事がなぜ起こったのか?が、著者の思いや考察とともにわかりやすく書かれていました。
近代の章になってくると、各国間の思惑や戦争の凄惨さ、日本・諸外国のしてきたこと、されたことが記されています。
それぞれの時代、各分野で活躍された偉人についてのエピソードや、復興までの技術革新なども書かれていて、日本を作り上げてきた先人たちの偉大さを知ることができました。
日本の今までとこれからを見つめ直すいい機会になりました!自虐史観を脱するいいきっかけになる本だと思います。
ここで読んだ内容を足がかりに、各時代・エピソードを深掘りした本や、他国のこういった通史・文化についての本も読んでいきたいところ。

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今後読みたいと思っている本(ジャンル混在)

・未来に先回りする思考法
・ビジネスモデル2.0図鑑
・マッピングエクスペリエンス
・要点で学ぶ、リサーチ&デザインの手法100
・融けるデザイン
・デジタルペインティングテクニック
・十二国記
・フーガはユーガ(伊坂幸太郎)
・熱帯(森見登美彦)

もっと読む速度を上げて、2019年も色んな本を読んでいきたいと思います。

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