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「丁寧にラブレターを送れていますか?」朝渋代表5時こーじが語る、心を掴むコミュニケーションとは?!

おはようございます!朝渋ライターのゆきです。

朝渋代表の5時こーじさんに、朝渋メンバーがインタビューする企画「答えて!5時こーじ!」

第5回目のテーマは「心を掴むコミュニケーション」について。

先月、開催200回を迎えた「著者イベント」の司会を務める5時こーじさん。
イベント司会では、初対面の方からお話を伺うことが大半ですが、最近のイベントでは話の引き出し方や、相手とのキャッチボールのコミュニケーションが劇的によくなっていると感じているとのこと。

そして今回のインタビュアーであるあいなさんは、現在大学3年生で就職活動真っ最中!面接やディスカッションをすることも多い中で、初対面の人の話を深く聞くことの難しさにお悩みです。

そこで、就活において進行役を務めることも多いあいなさんが、こーじさんに「心を掴むコミュニケーション」をお聞きします!

Zoomウェビナー

▼インタビュイー【5時こーじ(写真左)】

早起きコミュニティ『朝渋』代表。幼少期から早寝早起き習慣があり、社会人2年目の時に朝型人間を増やすために2016年に朝渋コミュニティを設立。
これまでに200回以上「著者と語る読書会」を開催。2018年夏に会社員を辞め、独立。2020年3月、小学館より「昨日も22時に寝たので僕の人生は無敵です」書籍発売。

▼インタビュアー【あいな(写真右)】

朝渋メンバー。新潟大学人文学部西洋言語文化専攻3年。大学では、オーケストラでのヴァイオリン演奏と、学校祭運営委員の活動に励む。朝渋コミュニティには、2020年11月に入会。今年の4月からインターン生としてコミュニティ運営をサポート。好きな朝活は、散歩、読書、料理。得意料理はロールキャベツ。


──現在就職活動中で、初対面の方と話す機会が多いのですが、なかなか上手に話せません。”最初の掴み”で大事にしていることはありますか?

こーじ:一番大事にしていることは「あいさつ」ですね。相手に”気持ち良いコミュニケーションが取れそうだな”と思ってもらえるように、世界一気持ちいい「おはようございます」を心がけています。

もう一つは「愛」です。著者イベントでいえば、ゲストに対して「あなたの本を読んで、こんな経緯で、こういう感想を持ち、もっと多くの人に広げていきたいと思いました」ということをまっすぐに伝える。あなたのことが好きですよ!という初球をど真ん中のストレートで相手に投げ込みます。

──あいさつと愛……。基本的なことですが、つい無意識になってしまう部分ですね。

こーじ:なので、あえて意識的に行います。小手先のコミュニケーションスキルで話すのではなく、”丁寧にラブレターを送る”イメージです。

そうすると、相手のスタンスも変わるんです。登壇者として、ある程度持っている”テンプレ”を話すというスタンスから、「この人との会話が楽しみ!」という”会話”を楽しむスタンスになります。スタンスが変わると話してくださる内容も変わるので、+αの情報を話してくれることもありますよ。

テンプレ以上の情報をどれだけ伝えてくれるかは、司会進行のコミュニケーションにかかっているな、と日々思いますね。

──なるほど……。とはいえ初対面だと”人となり”が分からず、会話が続かないこともあります。より密なコミュニケーションにするために、意識されていることはありますか?

こーじ:これは私も難しいと思っているんです。とくに朝渋を始めたときはとても悩みましたね。何十回も司会をしていて気づいたことがあるのですが、相手の話を全然聞いていなかったんです。相手が話している間も話を聞いているようで聞いていない。「次はこうやって広げて、深めて……」と次の質問を考えていたんですよ。

”会話”は続きますが、全然相手の話を聞けていないことは相手にもしっかり伝わっています。そうなると……信頼関係は築きにくいですよね。

──たしかに、就活中もまさに相手が話している間に次の回答を考えています……!

こーじ:大半の方がそういったコミュニケーションを取っていると思います。本当に心の通ったコミュニケーションを取りたいのであれば、相手が何を言っているかだけに集中することが求められます。”相手の言葉を一語一句聞き逃さないくらい”の意識で会話をするといいかもしれません。

大事なのは、”準備した質問を聞く”のではなく、”会話を相手主導で展開すること”だと思います。これは相手に関心がないとできないことです。関心がなければ準備してきた質問をぶつけるだけのコミュニケーションになるので、会話がワンターンで終わってしまうので。

「相手の話に関心をむける」信頼関係の土台はそこに尽きると思います。

──自分に興味を持ってくれていると思うと楽しくなるし、もっと相手と話したくなりますね。

こーじ:「話をちゃんと聞いてくれている」と思うと自分のことを話したくなるのはもちろんですが、「この人と話していると自分が楽しい話ができる」というのが究極のコミュニケーションになると思っています。そうなると相手の話も聞きたくなり、心の通った、生の会話になりますよね。

──心の通ったコミュニケーションを就活でもプライベートでもしていきたいです!ただ、相手に関心を持って質問をしても、相手が答えてくれないときもある気がしていて……そんなとき、こーじさんはどうされますか?

こーじ:そういうときって、おそらく自分が心を開けていないときだと思うんですよね。自分が閉じこもっていたら、相手も心を開きません。質問と自己開示は別なんです。

なので「今日はあなたの話をいろいろ聞きたいです!」とストレートなラブレターをあらかじめ出しておく必要があります。「何でも話してくれて良いですよ」「あなたに対して愛がありますよ」ということが伝われば、相手は自然と心を開いてくれます。

ただ、関心を持って質問をしていても「受け止めてもらえていない」と感じるようだったら、素直に相手に伝えます。受け止めてもらえないことは悲しい感情になるので……。言い換えると”痛み”ですよね。

コミュニケーションで感じた痛みは、相手に確認するのもひとつの手だと思います。「受け取ってもらえてないように思えて寂しいのですが、なにか気に障らないことありましたか?」とか。

受け止めていないように感じても、実は相手はちゃんと受け取っていることもあります。その違和感を相手のせいにせず、自分の感情をしっかり言葉にして伝える。お互いの解釈がずれて進んでしまうほど、痛みは大きくなっていくので、その場で消化することが大事だと思います。

ポジティブなことだけでなく、こういう違和感を伝えることも心の開示になりますし、生のコミュニケーションにおいて必要なことですね!

<ゆきMEMO>
”コミュニケーション”の定義を塗り替えられたような気持ちです。私は初対面の方と話すことに苦手意識があるのですが、それは「ちゃんと質問しないと相手を退屈させてしまう」という焦燥感があるからだな、と思いました。相手に関心を持って話を聞く、というよりも次の質問を考えながら会話をする人になっていたな、と。その焦燥感も、次の質問ばかりを考えていることも、全く生のコミュニケーションではなかったと痛感しました。自分にばかり目が向いていた証拠です。

同じ意見・考えの人など一人もいないので、その違いに興味関心を向けて、「相手の言葉を一語一句逃さずに聞き」、相手の意見をもらって自分を広げてもらうような豊かなマインドで心の通ったコミュニケーションをしていきたいなと思います!


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