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「夫婦会議のコツは、”事実をヒアリング”すること」5時こーじのパートナーシップ論

おはようございます!朝渋ライターのゆきです。

朝渋代表の5時こーじさんに、朝渋メンバーがインタビューする企画「答えて!5時こーじ!」

今回のテーマは「夫婦と経営」について。

5時こーじさんと奥様のもにさんは、言わずと知れた公私混同経営者。1年前にはお子様も誕生し、仕事もプライベートも常に一緒。夫婦として、家族として、日々奮闘されています。

そして今回のインタビュアーは、今年の8月にご結婚された、朝渋メンバーのありぱんさん。経営者である旦那様のお仕事も手伝っているそうです。しかし、仕事について話しをするとギクシャクすることもあり、仕事とプライベートの両立にお悩みとのこと。

今回はそんなありぱんさんが、5時こーじさんに「公私混同経営の秘訣」をお聞きします!

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▼インタビュイー【5時こーじ(写真左)】

早起きコミュニティ『朝渋』代表。幼少期から早寝早起き習慣があり、社会人2年目の時に朝型人間を増やすために2017年に朝渋コミュニティを設立。
これまでに190回「著者と語る読書会」を開催。2018年夏に会社員を辞め、独立。2020年3月、小学館より「昨日も22時に寝たので僕の人生は無敵です」書籍発売。

▼インタビュアー【ありぱん(写真右)】

都内IT企業にてコミュニケーションマネージャーとしてマーケ・広報・組織開発を担う社会人8年目。朝渋には2020年3月に加入。朝渋コミュニティの魅力に惹かれ、メンバーの枠組みを超えてバディや運営などを担う。得意技はSlack常駐と言い出しっぺ、苦手なのは継続。最近ハマっているのは推し(イコールラブ、サンリオ、ペアドク、カレー、パンなど)の布教。

”公私混同経営”の変化

──”公私混同経営”として、奥様と一緒に会社経営をされているこーじさんですが、プライベートと仕事はどう分けていますか?

こーじ:2018年8月から公私混同経営をしていますが、特に最初の1年は公私がうまく混同できなかったです。だから当初は、ひとまず”仕事”にフォーカスしていましたね。公私を一緒に過ごしていくうちに、時間や場所でプライベートと仕事を切り分けることで両立できるようになっていきました。

でも仕事とプライベートで折り合いがついてきたと思ったら、子どもを授かり生活が変化しましたね。また関係を一から築くことになりましたが、子供が生まれて1年経ち、最近ようやく落ち着いてきました。

──この数年、変化の渦中にいるような感じですね。子どもが生まれて公私混同経営にはどんな影響がありましたか?

こーじ:それまでは自分と妻、二つの時計をすり合わせていたところに、子供というアンコトローラブルな時計が増えたことが一番大きな影響でしたね!

早寝早起きで自分をコントロールしてきたので、最初はどう対処したら良いかわからなかったです。

──どのように建て直しを計ったんですか?

こーじ:いったん仕事にブレーキかける1年にしよう、と決めました。

それまでは仕事一本!自分のすべてを朝渋に注入してきたのですが、子供が生まれてからは、”どう長く走っていくか”が重要だと考えるようになりましたね。それで短距離走から中・長距離走に変化しました。

長く走るためには、夫婦・家族の状態を健全にしておく必要があるな……と。だからこそ子どもが生まれた最初の年は、”仕事にブレーキをかけるべきだ”と思いましたね。

公私混同経営の秘訣は、”夫婦会議”

──夫婦ともに経営者で、仕事に注力したい中での子育て。やはり衝突もあるのでは?と思うのですが、どのようにバランスを取っていますか?

こーじ:前提として、「ずっと言おうと思っていたんだけど……」はなしにしようと決めています。思っていることは、微調整レベルで話すようにしていますね。

──思ったことをその場で言い合うということですか?

こーじ:感情的になると衝突にもなりかねないので、定期的に話しています。具体的には会社の方向性、メンタル状態をすり合わせる時間として週1回、意図的に時間を取っていますね。

ポイントは、ミーティングのように”時間”と”場所”を明確に決めること。

ふだんの延長線上ではなく、話す場としてどんなことが差し込んでも優先順位を下げないようにします。

──なるほど。夫婦会議として定例化しているのですね。会議において意識しているポイントはありますか?

こーじ:「自分はこうしてほしい」の前に、”相手が今どのようなことを思っているか”、事実をヒアリングすることですね。

「こうしてほしい」「こんなところに怒っている」が先走ると、感情が飛び交ってヒートアップしますよね。相手の現状を理解して、どんな要望があるのか確認する。事実と要望は切り分けて会話することが、健全な話し合いにつながると思います。

──とはいえ、議論になったときには白熱したり、片方が圧倒されたりするのではないかな……と思うのですが。

こーじ:ありますね。私たち夫婦で言うと、妻は話の処理スピードが早く言葉もスラスラ出てくるのですが、私は考えて咀嚼してから言葉を発するタイプで、いったら真逆です。そもそもコミュニケーションの方法が異なっていて、戸惑うこともありました。

争いなく円滑にコミュニケーションを取るにはどうしたらいいかと考えたときに、テキストにするとうまく議論できると気づいたので、なるべくアジェンダを作ってテキストを用意し、会話に持っていくようにしています。

今日のゴール、現状、課題、アクションプラン……と事前に言葉にしておくことでお互いの強みを活かしあって、スムーズに話し合えるようになりました。

──強みを活かしあって、夫婦間のコミュニケーションを試行錯誤されているのですね。

こーじ:”夫婦はチーム”だなと思います。チームを作るときにお互いの強みを理解して、どう活かして、どういう方向を目指し、チームとして何をしたらいいか、と考えることと同じです。

ただ、妊娠出産などのライフイベントを経ると、女性の身体にはダイレクトに負担があり、それまでの時間軸にはもう戻らないんです。一方、男性側に身体への直接負担はないので、自分の時間軸で動こうとしてしまいます。

二人の時間軸が異なっていても、チームはチーム。妊娠出産前後でチームの方向性やお互いにできることは変わってくるので、常にすり合わせを行い続けることが、”良いチーム”になるコツかもしれないですね。


<ゆきMEMO>

夫婦はチーム、と力強い表情で話されていたこーじさんが印象的でした。
パートナーシップにおいて、お互いの強みを理解し、要望を理解することはできても、自分のこだわりもあって全ての要望に答えることはできないな……ともやもや思っていた節がありました。

しかし、2人という少人数であっても”チーム”であり、チームの方向性を決めておくことで、何かあったときにも心強いコンパスをもとに前に進んでいけるのだろうな、と思いました。

前回の「自分面談」と合わせて、チームのミーティングも実施し、自分とパートナー、あるいは家族との関係性を健全にしていきたいと思います!


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