働き方改革と「副業起業」について
2019年4月1日から「働き方改革関連法」が順次施行されることになり、ニュースになっています。ひらたくいうと、「長時間労働を見直して、格差を是正していくよ」という流れに。
働き方改革が進んだ先にはじゃあなにがあるかといえば。
「生産性の高い働き方」が求められる社会になるのかなと。
【厚生労働省HP】
以下URLから詳細をみることができます↓
主なポイントは次の3つ。
1.時間外労働の上限規制の導入
2.年次有給休暇の確実な取得
3.正規・非正規雇用労働者間の不合理な待遇差の禁止
時間をかけることでカバーしていた分野は単純にリソースが減るので、これまで以上に工夫していかないといけなくなります。これは個人の働き方でも同じことがいえる。
休みが増える、とか勤務時間が減る、ということではなく。時間がかけられなくて実績が落ちれば売上も下がる。利益が出なければ給与(収入)も減らさざるをえないので組織も個人も死活問題です。
最悪、事業として継続できないケースもあるかもしれない。
会社員じゃなく個人事業として自分のリソースを全投入したら企業に勝てるチャンスも生まれますが、この戦法は賢いとはいえません。中長期的にみて継続可能なスタイルかどうか、生産性が高い競合が登場した時にどうなるかは火を見るよりも明らかです。
そんなタイミングで「副業起業」のはじめ方とリアルというセミナーが3/28に開催されました。かつて外資系メーカーで一緒に働いていた堀辺さんが登壇されると知り参加を決めました。
会社員としての働き方に危機感を感じていることにも背中を押されました。
当日のメモから抜粋です。
【自分メモ】
・起業は手段でしかない
・創設期は「このひととやりたい」というメンバーと
・ビジネスとして成功してはじめて「利益」がでる
・2年目からのモチベーションコントロールがキーとなる
想像以上にシビアでした。片手間どころかどっちも真剣。利益が出るまでは原資をどこかから調達するか、自己資本か主業務でまかなうしかない。
いきなりお財布が増える魔法はありませんでした。
「何のために、働くのか」を常に考え、形にしていくこと。お金も大事だけれど、社会やマーケットに対し、どんな価値を生み出せるか。必要な存在になれるかで、はじめて対価がうまれる。
働き方は生き方だ。そう感じました。
結論としては「成果を出せれば副業だろうが専業だろうが関係ない」ということ。顧客やマーケットにとってはその事業が専業だろうが副業だろうが関係ないんですよね。結果だけがすべて。
可処分時間が増えるのなら、どこにリソースを投入するか。
元号も変わり、旧い価値観が通用しない時代がはじまります。
トリスと金麦と一人娘(2023 春から大学生になり、巣立ちます)をこよなく愛する48歳。ぜひどこかで一緒に飲みたいですね。