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人生ってすごい。


いよいよこれから初の大阪!弾丸日帰りひとり旅(通称”サク旅”)です。

今回やることのなかに「会えなかった人に会う(29年ぶり)」といれたんですが。せっかくなので、「自分への取材手帳」リレーコラムの今週のテーマ「ネットで見かけて気になったこと」とからめて。

(わたしは月曜日の担当です)

みなさん。昨年の12月の、はあちゅうさんのこちらのつぶやきをごらんになられましたか?

ちょうどこのころ、はあちゅうさんの「自分を仕事にする生き方」期間限定のオンラインサロンに参加していたんですが。

うわああああああ!!!

思わず心の中で、大絶叫。

激しく共感。

わかる、、、

はあちゅうさんとは比べ物にならないのですが、わたしもクラスのすみっこ女子でした。姉妹育ちで男子とうまく話せない(慣れてない)、自意識過剰、クラスでキラキラしている男子に憧れつつも「どうせわたしなんて」と無駄に卑屈で、本を読んだり、勉強したりしながら過ごした思春期。

今にしておもえば完全に青春をこじらせていて、頭でっかちで、これはモテんだろうよ・・・とわかるのですが、当時は音楽を聴いたりドラマや映画を見ていて「いつかわたしにも訪れるはずのビックチャンス」を夢想するばかりで何一つうまくいかず。

そんな中学時代、1年生の時にまさにトップ・オブ・トップな同級生(男子)がいました。サッカー部で、頭もよくて、明るくて性格がいい彼はもちろん学年中の人気者。男子からも女子からもいつもあだ名で呼ばれていましたが、もちろんすみっこ女子のわたしは「苗字にくん付け」して用事のある時にだけ話しかけるのに精一杯。

席替えで一度だけ隣の席になったことがあって、30年経った今でも鮮明に覚えているのが、テストで間違えたところを「これ、わからないか~」と笑いながら簡単に説明してくれたこと。

たったこれだけ。

こんなささいなエピソードを後生大事に29年、そっと抱えて生きてきたんですよ。なぜ29年なのかというと、彼が中学2年生の夏にご両親の仕事の都合で転校しちゃったんです。

そして時は流れ、3年前のこと。共通の知人経由で彼のアカウントをSNS上でみつけたものの、うっかりてっきりすみっこ女子マインド発動し、声がかけられないまま1年経過。大人になって、だいぶすみっこから抜け出せていたはずなのに、あっけなく逆戻り。

・・・はい、真性すみっこ女子です。

1年が経過し、このままじゃただのストーカーまがいじゃないかと危機感をもったことと。

もしアカウントが何かの事情でなくなっちゃったら、たぶんもう会えない。

娘にはよく話していること。学校が毎日あって、毎日ともだちに会えるのはあたりまえじゃない。いつか突然あえなくなることもある。ずっと一緒にいられるわけではない。今の同級生と知り合えたのは奇跡みたいなものだから、大事にしてね。

みなさん大なり小なり実体験があるとおもいますが、いつか会おうとおもって何もアクションをしないまま、ある日いきなり、二度と連絡をとれなくなることが人生にはあります。

学校、仕事、コミュニティは永遠に続きません。メンバーは流動し、新陳代謝とともに自らの意思をもって卒業したり、なんらかの事情で離れたり。そもそもの場がなくなってしまっうことだってある(廃校、倒産や解散)。でも、つながった縁は場所がなくなっても続けることができる。

だからこそ「この人に会いたい」「この場にいきたい」と感じたときに、「それは本当に今なのか」を自問自答し、そのために必要なこととリスク(があるなら)を検討し、自分で考えて、自分で決める。

・・・勇気を出そう。そう思って2年前に連絡。わたしのことなんて覚えてないだろうから、自己紹介と、当時のことを整理して何度も推敲して、送信。

あっけなく「ひさしぶり~」と返事がはいり、拍子抜け。ああ、これがキラキラ男子。ゆるやかに旧交をあたためつつ、今回のサク旅にあたり、まさかのリアル再会の運びになりました。

人生ってすごい。

あの時のすみっこ女子だったわたしに伝えたい。

「野心のすすめ」より林真理子さんの名言。

「やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、やらなかったことの後悔は日々大きくなる」

ということで、笑顔で大阪いってきます!

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トリスと金麦と一人娘(2023 春から大学生になり、巣立ちます)をこよなく愛する48歳。ぜひどこかで一緒に飲みたいですね。