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「ブランドを作る思考法」イベントレポート

昨日参加した「ブランドを作る思考法」イベントレポートです。

渡邉康太郎さんと。

山口義宏さんがご登壇。

開始早々に「あ、ヤバい」とおもいましたが見事に的中。

お話しくださった海外事例、特定ブランド名や商品名が初耳でぱっと理解できずいったんメモだけとり後で調べて帳尻をあわせました。

濃度も高く、気を抜くとどんどんトークが進むのでツイッターでの実況はあきらめひたすら講義に集中。語句の意味やセオリーは後からいくらでも拾えるけれど「語られる話から受けたインパクト」だけは追体験できない。

抽象と具体をいったりきたりしながら「ブランドとは何か」「ブランディングとは何か」にまっこうから向き合う時間となりました。

SNSの発達で顧客との接地ポイントが増え、「伝えたい哲学やおもい」を届けられるようになり。個人も企業も、自分たちの商材の価値を上げるために試行錯誤しています。

関りの深さ、が購入の決め手になる商品は必要とされる情報をちゃんと用意しておく。見切り発車してもファンはつかず、むしろ悪評が広がるばかり。

身近で見事に大ゴケしたブランドを知っているだけにこれは聞いていて切なくなりました。時間のないなかで仕方ない、と当事者同士が慰め合ってもお客様にはなんの関係もない。自己満足はいかんのです。

渡邉さんが「誤読」できる余白がある商品は、各自のモチベーションを投影しやすいとおっしゃっていて。ファクトベースの舞台裏含め、どれだけ読み手(お客様)にとって価値があるストーリーを発信できるか。

それぞれが自分の経験や感情をのせて追体験できるようなものを。

語るべきストーリーとは独自性があり、経験が必要だと山口さん。あらゆるブランドが「人格化」しています。

「このひとになら話してもいい」そんな関係性をつくる。それができたらブランドのコアな魅力は対話のなかでみえてくる。どこか外から新しいコンセプトをもってくるのではなく、すでに自分たちのなかにあるものを表出させるだけ。

この取り組みも参考になりました。

パッケージを変えるだけでまったく反応が変わってくる。すごいなあ!

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noteと小売ブランド戦略、テキストで文化をつくる試みは企業や個人問わず相性いいとおもいました。語るべきストーリーがまだまだありますね!

渡邉さん、山口さん、モデレーターの最所あさみさん。企画くださったnote(ピースオブケイク)のみなさん。本当にありがとうございました。


トリスと金麦と一人娘(2023 春から大学生になり、巣立ちます)をこよなく愛する48歳。ぜひどこかで一緒に飲みたいですね。