いつもいつも自家発電できるわけじゃない。 #スナック麻子

スナック麻子へようこそ。

麻子ママ、昼間は少し疲れていて。ああ今日はこのまま調子があがらないかなとおもっていたんだけれど。

天使みたいなひとたちに救われました。

「おー、元気ないじゃーん。あしたは雨がふるのかな。なんちゃって」と駄洒落を通り越してもはや天然記念レベルのつっこみをするやいなや、「今日さ、めちゃくちゃラッキーでさ!」と幸せ過ぎるくらいのニュースを嬉しそうに話してくれてつられてつい笑ったり。(Aさん)

「聞いて聞いて、今こんなに大変な条件をクリアしなくちゃいけなくて。こんなことも、あんなことも、そんなこともやらなきゃいけないんだよ!」「これはもう短期的なプロジェクトじゃなくて、ちゃんとチームにしなきゃなんだ」とかかえている仕事のはなしを立ち話で延々としてくれたり。(Bさん)

「あー、5分しか時間ない」と言われ「わかりました、走ります!」と答えた次の瞬間に書類をつかんで必死でかけつけたらむちゃくちゃゆとりのあふれる笑顔で「ごめーん、走らせちゃったね。ありがとう」とねぎらわれたり。(Cさん)

仕事場なんだけど。ここはわたしにとって人生の大事なピースなんだなとおもいました。ひとりだったらたぶん浮上できてなかったし、確実にだめなまんまだったんじゃないかなとも。

帰り道の奇跡はこちら。

(わたしの返信がもはや秒・・・!)

うまく調子があがらないときこそ、ひとと関わるようにしています。もっというと「大好きな」ひとのそばをうろうろして種火(たねび)をもらいにいく。

いつもいつも自家発電できるわけじゃない、チャッカマンみたいにすぐに火がつく日ばっかりでもない。そんな自分でもいい。そうおもえるようになってからずいぶんらくになったし、周りに感謝できるようになりました。

いまはダイニングのソファーで娘がびょーんと手足を伸ばしてテレビをみています。何が愉快なのか、ひとりでげらげら笑ってるのをみるだけで、いちにちのなにもかもに全部「はなまる」をつけたくなる。

みなさんの一日もよいものでありますように。

かしこ。

※この投稿はスナック麻子コンテンツ(無料)となります。一部、フィクションがございますことあらかじめご了承ください。


トリスと金麦と一人娘(2023 春から大学生になり、巣立ちます)をこよなく愛する48歳。ぜひどこかで一緒に飲みたいですね。