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阿佐ヶヤスタカのプロレス大賞2018

さぁ何の権威もないアワードが幕を開けました。
他の権威にすがるべく、『プロレス専門BLOG:ブラックアイ』さんによる「ネットプロレス大賞2018」への投稿にしてみようと思います。敬称略で失礼いたします。

まずは東京スポーツ『2018年度プロレス大賞』を振り返って

さてはてまずは東京スポーツ新聞社選定「2018年度プロレス大賞」を振り返ってみましょう。

最優秀選手賞(MVP):棚橋弘至(新日本)
年間最高試合賞(ベストバウト):オカダ・カズチカ×ケニー・オメガ(6月9日/新日本・大阪城ホール:IWGPヘビー級選手権3本勝負、2年連続の同一カード受賞)
最優秀タッグチーム賞:"暴走大巨人コンビ"諏訪魔&石川修司(全日本&フリー、2年連続受賞)
殊勲賞:丸藤正道(NOAH)
敢闘賞:清宮海斗(NOAH)
技能賞:内藤哲也(新日本)
新人賞:林下詩美(スターダム)
女子プロレス大賞:藤本つかさ(アイスリボン)

だそうです。ガッカリ。もうTwitterやカテプロPodcast放送で散々ディスったので長い言及はやめておきます。受賞者に対して他意はありません。
毎年百花繚乱のプロレス界、プロレス観は個々千差万別なので答えはないですが、とにかく選定とその過程にガッカリ。竹田、里村がMVPでゼロ票と候補に挙がらなかったのが特に。里村は女子プロレス大賞でも3票のみで、16票の藤本と大きく離れていました。なんで? 男子のリング、海外のリングでの活躍はノーカン? 露出すれば賞獲れるみたいな傾向なのに、AbemaTV『DDT LIVE! マジ卍』でトップ張っていた実績は無関係?
東スポ以外の新聞、雑誌も審査員に含まれていますが、カウンター気味のメディアである東スポなんだからもうちょい思いきってもいいでないかい?(団体間の忖度は当初からのものですが。例:猪木がMVPなら鶴田はベストバウト等)。じゃなきゃメディア賞とか新設すればいいのに。

しかし「炎上狙い?」とまで言われるぐらい、なんだかんだプロレス大賞って注目が大きいので、興行化じゃないですけども可視化した方がいいんじゃないかと。怠い話題で恐縮です。
名前がある人でこの結果に吠えてくれたのは知る限りでサイプレス上野さんだけ。「竹田だろ」と。FMヨコハマ出演時の孤軍奮闘は唯一の救いになりました。

週刊プロレス『プロレスグランプリ2018』も振り返ってみよう

東スポに加え、週プロも年間を振り返った賞がありまして、こちらは一般の投票から数を競います。
なのでどうしても分母の数に左右されまくりますが、東スポよりは救いのある結果になっているかなぁと。

プロレスグランプリ 1位=棚橋弘至(新日本プロレス)
(2位=内藤哲也、3位=竹田誠志、4位=ケニー・オメガ、5位=オカダ・カズチカ)

ベストマッチ 1位=棚橋弘至vs飯伏幸太(8月12日・新日本プロレス日本武道館、G1 CLIMAX28優勝決定戦・時間無制限1本勝負)
(2位=オカダvsケニー6・9大阪城ホール、3位=石井vsケニー8・4エディオンアリーナ大阪、4位=オカダvs内藤1・4東京ドーム、5位=飯伏vsケニー8・11日本武道館)

ベストタッグチーム 1位=EVIL&SANADA(新日本ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)
(2位=諏訪魔&石川修司、3位=ケニー&飯伏、4位=SHO&YOH、5位=金丸&デスペラード)

最優秀外国人賞 1位=ケニー・オメガ(新日本プロレス)
(2位=ジェイ・ホワイト、3位=ザック・セイバーJr.、4位=クリス・ジェリコ、5位=ジュース・ロビンソン)

女子プロレスグランプリ 1位=里村明衣子(センダイガールズ)
(2位=紫雷イオ、3位=藤本つかさ、4位=ASUKA、5位=渡辺桃)

新人賞 林下詩美(スターダム)
(2位=辻陽太、3位=上村優也、4位=加藤拓歩、5位=稲村愛輝)

好きなレスラー 1位=内藤哲也(新日本ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)
(2位=棚橋弘至、3位=高橋ヒロム、4位=オカダ・カズチカ、5位=ケニー・オメガ)

『女子プロレスグランプリ』では票数で里村がぶっちぎり。これで少し救われた気がします。細かい数字などは週プロmobileで確認できますのでそちらをどうぞ。ほぼ新日本プロレスで埋め尽くされていますけどw

東スポ、週プロの選定についてはPodcastで語りましたので、良かったらお聴きください。『カテプロ』という番組でゲストに出ております。

じゃあ選んでみよう

前置きは終わりまして、選んでいきたいと思います。
今年のチケット代って一体いくら総額でかかったんだろう?と考えたくないぐらいは観戦した気がします。地方興行のみならず今年だけで二度渡米してますしね。金のことは全然考えたくありません。そこそこ場数を踏んだのでその分、必然的に迷います。トップ5にしたいぐらいですが、しつこくなるので順当にそれぞれ3位までとしてまとめてみました。こういうのがあると振り返って思い出すきっかけになるので悪くないですよ。

MVP

1位:竹田誠志(フリー)
2位:丸藤正道(プロレスリング・ノア)
3位:里村明衣子(センダイガールズプロレスリング)

1位は私的に文句なし。ブッちぎりです。どれほど素晴らしく、そして過酷だったかは以前のnoteで存分に書きましたので良かったらお読みくださいませ。

タイトル的には残念ながら、11月にBJWデスマッチヘビーを、12月にダムズのベルトも落としてしまいましたが、命を削りつつけて駆け抜けた勇姿が曇ることはありません。葛西純に匹敵する存在が遂に出現したわけです。この人のおかげで2018年のプロレスは本当に面白かった。

2位の丸藤は自団体でも他団体でも実績残しまくりのボーダレスっぷり。特にチャンピオン・カーニバル優勝→三冠挑戦の流れでは、今年一二を争う期待感による熱気でした。非デスマッチ系の会場であそこまで期待感が膨らんでいるのは、観に行った中では確実にトップクラス。
自団体であるNOAHも、若い勢力が高品質な試合をガンガン見せていく中、GHCヘビーを争ったvs杉浦戦で丁寧なタフマッチを残したのも心を打たれました。
もう既にしてレジェンダリーな存在になりつつあります。そりゃ「オレ引退するのかな?」という言葉も出てきますよね。そのぐらい9.1両国は総決算が過ぎるお祭りでしたし、自力で作り上げた観も強くて人間力も見せたし、今でもvsヒデオ・イタミというカードは現実味を感じさせない。
次々に名将がいなくなるNOAHを支える丸藤を見て、三国志の姜維を彷彿とさせましたが、団体による変革への努力と名試合連発で蜀のように崩壊させずジワジワと盛り返し、今年は両国というビッグマッチが更なる起爆剤になったのでは。翌日の後楽園もキッチリ集客して成功させる辺り、隙がない証拠。
本当に奮闘しているなと感じました。

3位は別に思い切った選考でもサプライズでも何でもありません。95年に「脅威の新人」と呼ばれた期待の新星は今や「女子プロレス界の女横綱」に。ただし、もはや女子男子の話ではない。ネットプロレス大賞では女子部門がないですけど、女子プロレスの枠では収まらない実績を残したのだから当然のノミネートです。
3月にFCP(イギリス・ファイトクラブプロ)のタイトルを奪取。男子のベルトですよ。翌日には、なんとNXT-UK王者のピート・ダンと一騎打ち! 4/7の裏レッスルマニア・The Wrestling Revolver、AAW & Fight Club:PRO 合同興行「Pancakes And Piledrivers 2」では、FCPのベルトを引っ提げてイギリスからニューオーリンズに直行。ジェシカ・ハボックとキンバー・リーによる3WAY戦でタイトルを防衛し、アメリカのインディーファンにも実力を見せつける。以降、イギリスを中心に海外マット参戦を継続。
DDTにも並行して参戦し、遂にはKO-D無差別級のタイトルを奪取! これまた女子初の快挙。同年でフラッグシップタイトル二つ獲るのは男子でも至難の業なのに。こういったタイトルの渋滞現象は関本大介でしか成り得ないと思っていたのに。
そしてWWEが開催する女子の祭典、メイヤング・クラシックに出場。準決勝敗退ながらしっかりとその名を残し、WWEネットワーク上にその名を刻んだ(97年のWCW以来)。いやぁこうしてまとめると半端じゃないなぁ。ちなみに1.7後楽園ではFCPが仙女と組んで興行を打ちますのでそちらも注目です。WWEからTOZAWAが出陣!

最優秀試合

1位:2018年8月28日 FREEDOMS(後楽園ホール) 『葛西純プロデュース興行 東京デスマッチカーニバル2018 ~Crazy monkey 20th anniversary~』KING of FREEDOM WORLD CHAMPIONSHIP 20thアニバーサリー・オブ・ザ・デッド・ノーキャンバス&ガラスボードデスマッチ「竹田誠志 vs 葛西純」

2位:2018年10月21日 DDT(両国国技館) 『両国ピーターパン2018~秋のプロレス文化祭~』総研ホールディングス presents 食うか食われるか!? ジャイアント・スペシャルシングルマッチ「スーパー・ササダンゴ・マシン vs アンドレザ・ジャイアントパンダ」

3位:2018年4月6日 WWN(Pontchartrain Center)WWN SUPERSHOW 『MERCURY RISING 2018』 Evolve Championship「マット・リドル vs ウィル・オスプレイ(Matt Riddle vs. Will Ospreay)」

1位は何と言ってもコレ。デスマッチファン、葛西ファン、竹田ファン、金太郎飴のようにどこを切っても同様の多幸感と興奮がありました。こちらに関しても詳しくは以前のnoteで書いております。葛西によるマイホーム宣言は泣きましたよ。負けても尚、カリスマの価値はびくともしない。

2位のカードのために両国へ行ったようなものです。パンダと笹ですからね。なんつったって。実際、カード発表の際に最も期待のボルテージが高まったのではないでしょうか。何なんでしょう、この別種のワクワク感は。両国という大箱に史上最も相応しいサイズだったので、二階席だろうと余裕で届きました。

3位は迷いに迷った!
完全にキース・リーvs関本大介、ザック・セイバーJr vs 澤宗紀(一般人)を観る目的で訪れた4/6 WWNスーパーショーでしたが、さすがは米インディーのトップどころの二人だけあって、タフマッチを見せてくれました。しかもマット・リドル勝つし。今年の裏レッスルマニアで完璧にマット・リドルにガッチリとハートをつかまれました。そのぐらい連日に渡って八面六臂の活躍で、MVP選定でも迷ったぐらいです。ただその後すぐにWWE行きになってしまったので今ではやや静観しつつ応援しております(ROHに行ったPCOも同様に静観)。もちろんオスプレイも売れっ子で行くところ行くところ出場していました。売れっ子の裏レッスルマニアはアチコチに出るからG1級のスケジュール。
後の5/12にOTT(Over The Top Wrestling)で再戦し、オスプレイがリベンジしたようです。その試合は公式Youtubeチャンネルでアップされているので気軽に視聴可能です(いつまでアップされてるか知らんけど)。

竹田vsジャック、丸藤vs杉浦、丸藤vs宮原、杉浦vs中嶋、ササダンゴvsイケメン、征矢vs芦野、Nick Gage Invitational 3の決勝4WAY、ディーノvs入江vs里村の3WAY、G1のケニーvs石井、12月の竹田vs葛西だって素晴らしかった…うーん、考えたらキリがない。ベストバウトは候補が多いから酷く迷いますね。

最優秀タッグチーム

1位:ザ・シールド(The Shield)/ディーン・アンブローズ&セス・ロリンズ&ロマン・レインズ
2位:ブレイ・ワイアット&マット・ハーディー
3位:バラモン兄弟/バラモンシュウ&バラモンケイ

タッグって選考が難しいですよね。「ユニット、軍団なども可とする」らしいのでそちらの選考も含みます。では、ということでシールドを選びました。悲しいのであまり書きたくありませんもので、レインズについてご存じなければお調べいただけますと幸いです。キナ臭い噂もありますが、病魔、怪我と闘うレスラーは全て心から回復を祈り、願い、応援しております。

マットの引退?欠場?により既にこのタッグは見れない恐れもありますが、これだけトップ戦線で活躍してもおかしくない怪奇派レスラーも珍しいでしょう。ロウ・タッグ王者を獲ったのは周知の通り。もうちょい長く見たかったなぁ。

3位は無条件、マスト。この二人がマッチメイクされていたらチケット代、得します。たらればは良くないですが、4位があれば金丸&デスペラードか、真霜&KAIを入れたかった。

最優秀興行

1位:2018年9月8日 GCW『Nick Gage Invitational 3: Thy Kingdom Come』Villa Park, IL
2位:2018年8月28日 FREEDOMS 『葛西純プロデュース興行 東京デスマッチカーニバル2018 ~Crazy monkey 20th anniversary~』後楽園ホール
3位:2018年9月23日 DDT 『Road to Ryogoku 2018』後楽園ホール

海外まで足を延ばしたデスマッチファンとして2018年は幸せな一年だったかもしれません。
のっけからバラモン兄弟がいつもより高エフェクトをかまし、札止めの期待感をシェー!っと超える超絶デスマッチワールドで、その上最後のマイクで泣いてしまった2位と、最初から最後までドガスカ沸きまくった狂喜乱舞の1位、その二つの興行を見た後は不感症になってしまったきらいがあります。

別次元の刺激をもらったのが3位の興行でした。『豚ing2018新メンバーオーディション』で久々に胡散臭い試みがDDTに帰ってきて、テイオー姐さんまで見れて、奇跡を呼ぶ一発逆転首固めで沸いて、ここでもバラモンが縦横無尽、サブゥーが見れてオマケに菊タローのブレーンバスター口上も聞けて、メインでは3WAYとはこういうものだと見せつけるような好試合の果てに「左手でしてくれよ。そのほうがハートに近いから」と涙腺を緩ませる。大きな目標に向かっていくワクワク感の作り方はDDTが一番、メッチャ面白かった。

9月前後の観戦頻度が高いのもありますが、なぜか時期が集中したな?

新人賞

1位:ロンダ・ラウジー(WWE)
2位:アンドレザ・ジャイアントパンダ(新根室プロレス)
3位:稲村愛輝(プロレスリング・ノア)

1位、この人以外いますか?
デビュー戦となったレッスルマニアももちろん目撃しましたが、ヒーローとしてのオーラが桁違いでした。そこにいるだけでショーが成立してしまうぐらいに。こういう人がプロレスにキッチリ取り組める、WWEの土壌が羨ましくもありました。

アンドレザ・ジャイアントパンダは2017年7月30日デビューらしいので大丈夫かな? 恐る恐る選定している次第ですw これだけ旋風巻き起こしているんですから様々な部門で名が挙がりそう。前述したササダンゴマシンとの一戦は、見たまんま世界最大の闘いでした。

稲村愛輝は、デビュー前は学プロ→HARDCCに在籍していたことから身体もできているし横のつながりも広いようです。なので注目度も高く、会場の応援ボルテージも高かった。DDTは言うまでもありませんが、NOAHも若手が多くて未来の明るさも出てきました。

最優秀団体

1位:GCW
2位:DDT
3位:プロレスリング・ノア

今年はずーっとGCWのことばっかり考えて過ごしていた気がします。9月のシカゴ興行のために渡米したのは無論、竹田の優勝の気配を感じたからですが、それじゃなくとも4月の裏レッスルマニアはGCWだけは外さないようなスケジューリングをしましたし、2019年のニューヨーク/ニュージャージーで行われる裏レッスルマニアも既に予定を立てています。DDTと日時が丸被りして心が張り裂けそうです。ズレないかなホント。
順位付けで優先したのは「攻めの姿勢」を感じた順番でしょうか。GCWはNY、LA、シカゴなど主要都市で単独開催していましたし、ジョーイ・ジャネラがザ・グレート・サスケや新崎人生とみちのくライクなシングルマッチを組んだり、ニック・ゲージ・インビテーショナルでは木高イサミ、竹田誠志を招聘したり日本人も十分に楽しめるカードを組んでくれました。SNSで遅咲きの大輪の花を咲かせて話題沸騰なPCOもこのリングで大暴れしています。裏レッスルマニアで、今はWWEと契約したマット・リドルの相手を務めるはずだったロウ・キーが突如欠場し、代わりに鈴木みのるが男気出場する奇跡を起こしたのもこのリングでした。事件ってこういうことでしょ。デスマッチだけに頼っていないのも一つのポイントでしょうか。意外と多面的なんです。で、デスマッチに振り切った時のヤケっぱち具合は日本以上かも知れません。

「攻め」といえばDDT。いつ行っても面白い。ビッグマッチはもちろんなのですが、その前後がまた面白い。人によっては前後の興行の方が面白いと言うぐらいです。要は隙がない。AbemaTVにDDTユニバース、サムライTVなど発信メディアが多いから契約しまくってる俺みたいなタイプだとひっきりなしにDDTを目にする状態に自然となります。SNS見てるだけでも、根室に乗り込んだ高木三四郎Twitterの動画だけでどれほど笑ったか。
試合に対する「テーマ性」ランキングだったらぶっちぎりじゃないでしょうか。

NOAHも変革に勤しんでいる姿勢は昨年から不変です。代わって、変わった。今年の後半からは杉浦の度重なる死闘、防衛ロードも目覚ましい。丸藤に関しては先に書いた通りの素晴らしさ。昨年から3月まで続いた拳王政権も忘れちゃいけません。
強いて言えば、清宮がチャンピオンになって欲しかったし丸藤に三冠を奪取して欲しかった。期待しまくっちゃうからこそ願望が出てしまって恐縮です。磁場が完全に決壊する、そのほんのちょっと手前まで行った印象です。決壊したら明確に確変するかと思います。その場にいる誰もが震えるぐらいに。潜在的全日系ファンは確実に存在して、ある程度彷徨っている。内容に熱狂して結果に歓喜したいマインドをくすぐるのは誰で、いつか。

ランキングには入れられなくて大変申し訳なかったのですが、ランズエンドも"攻め"という意味では先行しています。先行し過ぎてて他人の理解を置いて行くぐらいに。
ランズエンドが新木場で行った興行『プロレスリング・カメラ』大会は、ノア写真集で制作をご一緒したカメラマンの宮木和佳子さんが持ち込んだ企画でした。リングサイドで写真を撮れる体験ができるという業界初の試み、正に攻めてました。
ポスター/フライヤーの制作をご依頼いただきまして、そこそこ尖がったビジュアルとコピーをつけてみました。通常、出来栄えが攻めすぎていると尖った部分を中和しつつブラッシュアップしていくものなのですが、ほぼ直しなく通ってしまいました(笑)。
これを通す宮木さんも相変わらずさすがなのですが、未知の企画とテーマに乗っかったランズエンド、そして崔代表/選手にも驚きました。頭が柔らかいっていうのは、こういう人のことを言うんだな、と。
第2弾も期待されているようなので待ち遠しいです。「もし次もポスターお願いしていただいたら、どういうのにしようかなぁ」と考えるのを周りが楽しみにしている時点で、発案した者と主催側の勝利なのでしょう。

最優秀プロレスを伝えたで賞

1位:NHK Eテレ『SWITCHインタビュー 達人達』蝶野正洋×大西順子、挫折と栄光の人生を語る
2位:AbemaTV「DDT LIVE! マジ卍」
3位:テレビ朝日「ワールドプロレスリング」

この賞、線引きが曖昧で選考が難しいw 何となく選手単体は避けまして、対世間を念頭に置きました。ホントは『青空プロレスNEWS』って書くべきぐらい頻繁にお世話になってますけど。

1位のこの放送、多くの人が見ていればいいなぁと思う内容でした。蝶野がプロレスのグレーな部分を上手に噛み砕いて語っていたのが印象的で、レスラー自身がこう言ってくれると強い。プロレスを定義する良し悪しは置いといて。
2位のこちらはノミネートされて当然。
3位は友人贔屓ってのもありますが、インフラとしてなくてはダメなので無条件に支持。

『KAMINOGE』、ボガスカ出版されるUWF系書籍、『真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男』、『ケンドー・ナガサキ自伝 (G SPIRITS BOOK)』などなど楽しんだ書籍が今年はたくさんあった。プロレス書籍大賞とか欲しいぐらい。
特に高山表紙のKAMINOGEは、プヲタに限らずバズっていて素晴らしい。そろそろ本棚が埋まってヤバいことになってきた。電子化…。

というわけで以上、選んでみました。皆さんも良かったら振り返ってみてはいかがでしょうか。遅れましたが、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

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