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そろそろレッスルマニアウィークです

大変ご無沙汰をしております。
案の定、コンスタントに更新できておりません。無理に頻度上げるとロクなことになりませんからね。ちゃんと脳ミソの奥の方を使って書かないと間違えや放言かまして余計に価値のないコラムになってしまいます。ただでさえ普段、前頭葉だけで喋って誤爆することも少なくないのに。せめて文章ぐらいは落ち着いて書きたいもんです。
先日から風邪をひくわ胃腸を壊すわで散々でした。皆さんもどうかご自愛ください。しかしこのタイミングでまだ良かったなと思っております。そのわけは。

気づけばWrestleManiaまでもう少し

そろそろ渡米、つまりレッスルマニアウィークエンドについて言及しても良いかなと思いましてキーボードを叩いております。自分のアタマの中を整理するためにも触れてみようかと思います。
一応「レッスルマニアウィークとはなんぞや?」をさらっておきます。WWEの年間最大のイベント「WrestleMania(レッスルマニア)」ってもんがありまして、この大会が見たいがために全米のみならず世界から数万人が一つの街に集まるわけです。オリンピックやワールドカップみたいなもんだと思ってもらえれば分かりやすいかと思いまして、WrestleManiaも同様に都市が大会を誘致するようなビッグイベントなわけです。今年はニューヨークで開催されます。
大抵、3月末か4月のアタマ、その日曜日にWrestleManiaは行われます。WWEの大まかなスケジュールを整理してみますとですね。

金曜日:NXT
土曜日:WWE Hall of Fame
日曜日:WrestleMania
月曜日:RAW
火曜日:SmackDown LIVE

このようになります。
NXTはだいぶ雑に言い放つと2軍の大会ということになりますが、下手すれば最も熱気のある興行になったりするので決してオマケというわけではありません。
WWE Hall of Fameというのは殿堂式典です。他のスポーツにもありますように、功績を残した選手が称えられます。
他にもAxxessという、物販や写真撮影、サインなどの接触も期待できるファンイベントや、メディア向けのレセプションなど盛りだくさん。ひっきりなしにイベントが行われています。

レッスルマニアウィークはこんなもんじゃない

んが、ここまではあくまで"WWEだけのスケジュール"です。
その数万人の需要に目を付けたWWE以外のレスリングプロモーションもこぞって同じ街に集まってくるのです。その数は年々増加の一途をたどり、今年はなんと合計で40興行以上行われると言われています。1週間弱でこの数ですよ、とんでもないことになりました。これらを含めてレッスルマニアウィークエンドと呼ばれています。日本では裏レッスルマニアとも言われたり。
さて、以下言及していきたいと思いますが、その前に。

※ご注意※ 2019年3月25日時点での執筆記事です。

↑なぜ強く注意するかと言いますと、開始時間などのスケジュール、下手したら開催地が変更になる恐れもあるからです。例えば「Impact 見たいけどDDTと20時で被ってるなぁ…」と思ってスケジュール立てていたら、そのうちにImpact Wrestlingが23時にズレて両方行けちゃうことに。こういうことの繰り返しで昨年は観戦数が狂気染みてしったりするわけです。
Twitterからの拾い物ですが、大変分かりやすい一覧画像があったので以下をご覧ください。

これでも結構載ってないのがありますのでご注意。更に加えて先ほどのAxxessやメディアデー、レッスルコンというWWE以外のレスラーたちと触れ合えるファンイベントも随時行われています。狂気染みたラインナップです。
オリンピックやワールドカップと違って、観戦者に求められるハードルは高い。なぜかというと、統括しているユニオンが一つではなく複数あるので、上記のような有識者たちが勝手にまとめた情報を頼りにするしかないわけです。場所も結構バラつきがあって移動の難易度も旅上手が求められます。
昨年のレッスルマニアウィークが行われたニューオリンズにも足を運んだので、いささか慣れたと信じたいですが、今年の興行数が倍近くに膨れ上がったし、交通の便も勝手がだいぶ変わると思うので、またまたズンドコ道中になるかと予想されます。

より詳細をご覧になりたい方は以下のサイトをご覧ください。カードも発表分は随時アップデートされています。割とここをアテにして書いてます。

何度も言いますが、現時点でのものなので、変更があったせいで旅程が狂っても自己責任でお願いしますよ。
これより以下は、自分が注目及び行く予定の興行を軸にちょこっと紹介してみたいと思います。当然これまた変更があるかも知れませんが。
現地4日の午前にニューヨークに到着する予定ですので、夕方以降のイベントや興行に繰り出そうと画策しております。

『NEW JAPAN MATSURI』

まずはこちら、4日(木) 12時~18時にブルックリンのJAPAN VILLAGEで行われる新日本プロレスのトークイベントに行く気でいます。のっけから前述したスケジュールに掲載されていないイベントで恐縮ですが、自力で探すとアチコチで「あれ?こんなのがこんなところでやってる!」というものを発見できるかと思います。コツはオフィシャルアカウントをしつこく追っかけること。
到着→イミグレ→チェックインがどこまでスムーズに終わるか非常に不安ではありますが、なんつったって親友(と言っていただいている方)であり、現地で在米邦人新聞社のCEOであるニューヨーク・ビズの高橋さんが主催及び司会のイベントなのでできる限り顔を出したいところです。友人のイベントに行くというモチベーションだけで決めているので、詳しい内容は一切知りません(笑)。
詳細はこちら→ https://www.njpw.co.jp/185082

『Wrestlecon Supershow』

4日7PM、New York City Hilton Midtownで行われるこちらがヒジョーに興味を惹かれます。同大会はかつてリコシェ軍vsオスプレイ軍がとんでもない試合を残していたりするオールスターっぽい大会で、ブランド化されつつあります。正直、昨年は盛り上がりに欠けましたが、今年はレッスルマニアウィークエンドの礎と言っていいいドラゲーの面々が帰ってくることにより、期待が膨らむなぁと。
残席がのこりわずかなので、迷っていたらチケット買っといた方がいいかと思いますよ。現在、発表されているカードは以下です。新日マットに上がっているレスラーとドラゲーがこれだけ近い距離にいるっていうのも海外ならでは、この時期ならではですねぇ。

Confirmed talent: Shun Skywalker, PAC, Big R Shimizu, Masato Yoshino, Susumu Yokosuka, Eita, YAMATO, Fenix, Pentagon Jr., Masato Tanaka, Black Taurus, Jushin Thunder Liger.
Will Ospreay vs. Bandido
Dragon Lee vs. Barbaro Cavernario
Zack Sabre Jr. Open Challenge

『DDT Pro “Coming to America”』

DDTが初めてアメリカ・ニューヨークで単独興行を行うのは、リング上でも結構触れているので知られているところだと思います。しかし4日の8PMから。そう、『Wrestlecon Supershow』と被ってしまうわけです。これがレッスルマニアウィークエンド、最大の悩ましさなのです。しっかしアメリカまで観に行くってんのに、高木三四郎をとるか獣神サンダー・ライガーをとるかの選択肢に迫られるとは思いませんでした。どうしよう!
入江の参戦が発表されて注目度は上がるばかりです。

『Impact Wrestling “United We Stand”』

同じく4日の深い時間、11PMからRahway Recreation CenterでImpactが。NOAHの昼興行の帰りに某所で呑んでいたらエディ・エドワーズに偶然遭遇して行くって言ってしまったので行こうと思います。いや、もちろん観戦モチベの一つではありますが、RVD&サブゥーのタッグなんてなかなかお目にかかれませんし、意外に好カード揃いで、今回も旅の友である吉田マナブさんも好きなプロモーションということ、そして以前までは8PMスタートだったのが遅い時間にズレたので、こりゃぁ行く他ありません。
X DivisionのベルトをYAMATOが戴冠したら、SANADAと石森に次ぐ日本人チャンプの誕生です(X Division獲るとロスインゴ入りがち)。エディはルチャアンダーグラウンドととの対抗戦に出撃。うん、見所多い。

『Kaiju Big Battel “The 25th Silver Jubilee”』

渡米初日から狂いたいならこちら一択でしょう。翌日昼まで寝てて良いスケジュールならばLa Boomという会場で11:55PMスタート、何時まで続くか予測不可能なラビリンスにのっこむのも一興です。Impactと被ってしまっているのが私的には非常に参るところ。

『Wrestlecon ‘US vs. The World’』

ようやく5日の興行、ヒルトンで午前11時よりスタート予定の、対抗戦っぽい興行です。
田中将斗vsブライアン・ケイジなんて魅力的なカードも。横須賀や吉野などドラゲー勢の名もあって、シングル多め。売れっ子のLAXはここで早くも三試合目。そう、売れっ子レスラーはアチコチのプロモーションに連続参戦するため、選手によってはG1以上の過酷なスケジュールになったりするんです。

『RevPro UK: Live in NYC』

5日ヒルトンで3PMスタート。もちろんイギリス勢もこの週に乗り込んできます。1.7後楽園のファイトクラブプロ興行で悪役っぷりを発揮したクリス・ブルックスと、ゼロワンと新日のリングでもお馴染みジョナサン・グリシャムがタッグでPAC&オスプレイ組と対決する好カードも。あとはRevProっぽく新日絡みのカードかな? 昨年同様、オスプレイがどびきりの売れっ子っぷり。

『NXT Takeover』

ここでようやくWWE。5日、Barclays Centerで6:15PMから。
間違いなく昨年のレッスルマニアウィークの"顔"だったマット・リドルと、同じくフルスイングのチョップで昨年のニューオリンズを沸かしたウォルター。今年は二人ともNXTのリングに現れます。こう考えるとWWEがいかにインディーのスターを吸い上げまくっているか感じ取れますね。
そして今年の帰り道もユニバースたちによる「Adam Cole Bay Bay!」の終わらない大合唱が発生するんだろうか。

『GCW presents Joey Janela’s Spring Break III, Part 1』

5日8PMからWhite Eagle Hallという会場で。こちらは早々にチケットが売り切れました。去年のうちになくなったと思います。
昨年はデスマッチなきレッスルマニアウィークだったのですが、今年はニュージャージーの地でそれも解禁。ハードコアレジェンド・田中将斗、現代のデスマッチ界トップ選手・竹田誠志、日本のデスマッチの始祖・大仁田厚がこの地でまさかの揃い踏み。たぶん一番面白いんじゃないかな。大仁田はこちらの大会で復帰(?)。

『House of Glory “Culture Clash”』

6日に入ります。NYC Arenaというところで2PMから。
HOGはレスリング・スクールでありながらプロモーションでもあるという、日本では闘龍門を思い起こしますが、向こうではさほど珍しくない形態でしょうか。インスタなんかを見ると以前より結構豪華な面々が出場しています。
最大の注目カードは『Low-Ki & LAX vs The Great Muta, Pentagon Jr. & Tajiri』こちらでしょう、グレート・ムタの復帰戦です。大仁田同様、人工関節を入れたので荷物検査でキンコンキンコンうるさいのを乗り越えての入国でしょうから両者のツイートも見逃せません。

『WWE Hall of Fame』

6日、NXTと同じBarclays Centerで7PMからですが、レッドカーペットの時間はそれより早いと予想されます。同行する吉田Pのお仕事的にこの絵を押さえたいところなので外せません(たぶんカメラ俺)。今年の目玉はDXの面々とトーリー・ウィルソンでしょうか。

『NJPW/G1 Supercard』

6日、言わずと知れた聖地・Madison Square Gardenで7:30PMから。Barclays Centerからイースト川を急いで渡ってMSGへ。
まさかここでPCOを再び見ることになろうとは。IWGPタッグ獲ってその後日本で防衛戦やったら笑うなぁ。判官贔屓なのかも知れませんが、やっぱGCWなどの狂った磁場で見たい気持ちは変わりません。それでもEVILとの怪奇派遭遇は目撃したいところ。
石森vsリーvsバンディードのジュニア王座戦は噛み合えばこの週のベストマッチになる可能性もあるかと。

『GCW presents Joey Janela’s Spring Break III, Part 2 “The Greatest Clusterfuck”』

6日最大の注目はここでしょう。White Eagle Hallで11:59PMから。こちらもチケットはソールドアウト。昨年、私が勝手に選んだプロレス大賞の最優秀団体・GCWの勢いが止まりません。
深夜のGCWでロックンロール・エキスプレスとネクロ・ブッチャーが見れてしまいます。あとnWoスティング。ジャネラ・プレゼンツはなんでこうも粋なマッチメイクをするかなぁ。たまりません。
この他にも4日4PM~の『Josh Barnett’s Bloodsport』と、同じく6日12PM~には『Orange Cassidy is doing something or whatever…』もあります。Bloodsportは昨年、ロウ・キーのキャンセル枠に鈴木みのるが突如参戦して大変盛り上がった経緯があり、そのうえ今年は竹田誠志、鈴木秀樹、スミスJrなど日本マットの著名勢に加えダン・スバーンの連続参戦なども決まって注目度も上昇。
以下、ビジュアルが公開されていますが正にこんな感じ。これぞ混沌。

WrestleMania、RAW、SmackDown

そして7日『WWE WrestleMania 35』、8日『Monday Night Raw』と続きます。9日の『SmackDown Live』はフライトと被って観戦不可能の見込みです。
他には5日に『WWEインターナショナル・メディアデー』、6か7日に『WWE Axxess』を予定しています。
もう既知かと思いますが、紹介したのは一部中の一部です。

終わりに

ここまで書いといてなんですけど、これを書いてる間にもカード編成の変更などが巻き起こっています。なので真正面からアテにしてもらっちゃうと困ります。
ノアのリニューアルではないですが、変化を楽しむのもプロレスの一興ではないでしょうか。全責任は選んで観戦する自分自身に降りかかります。しかし提供側は間違いなく切磋琢磨し、満足いくものを作り上げようと努力していることに変わりはないと信じたいところです。

他にも身体が四つぐらいあれば見たいと思っているのがいくつもありまして。
『MLW』に参戦する田中稔にも注目したいところです。シリーズの日程がモロ被りなのでNOAH勢の名がない中で、GHCのベルトを持って参戦してくれる可能性がある。正直に言えば丸藤、清宮をこの地のこのタイミングで見たかったことこの上ありません。顔役とネクストスターがこぞって出揃う一週間なので、名を連ねれば注目度も内容も期待できる。しかしこうしたオールスターっぽい場に出場しないことで、かつてJ-CUPに小川良成の名がなかったように、鎖国っぷりを発揮してプレミア観を高めることになるような気もしなくもないので推進していいのか迷いどころです。
マット・トレモントが見れる『IWS Wrestling』も気になります。対戦相手にニック・ゲージの名があることからデスマッチだと思われますし。HOG後半の被りの恐れとWWE Hall of Fameのレッドカーペットに間に合わないスケジュールなので断念濃厚…。

致し方なく行けないインディー興行は、FITE TV等でライブ中継が視聴可能です。WrestleManiaはもちろんWWEネットワークで。なので日本にいてもほとんど観れちゃうんですよね。GCWはチケットが売り切れているので、下手したら現地でスマホ片手に見るハメになる恐れがあります。どうにか手段を尽くしてどこまで観戦しきれるか、それも今回の旅路の楽しみ、その一つであります。

今年は日本人選手がたくさんの参戦が。そして新日、DDTとスターダムなんて団体丸ごとの参戦にプラスして、ニューヨークという土地柄、遠いけど飛行機の便も良いので日本人観戦者も昨年より更に膨れ上がることが予想されます。
もし会場で見かけましたら是非ともご一緒にワイワイ観戦しましょう。観戦がかさんでいき、深夜の興行で万が一進行がダレると襲い掛かってくる眠気が半端じゃありません。顔洗ったりコーヒー&タバコをやりくりして何とか乗り切りましょう。
ちなみに既にギチギチのプロレス観戦スケジュールですが、MLB観戦と買い物、狙ってるレストランの制覇は昨年同様やり切ってくる覚悟です。それでは皆さん、まずは29日NOAH後楽園、そしてゼロワン靖国でお会いしましょう。

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