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【ネオロマアンサンブル企画】WINGS TO FLYの御礼文

はじめに

ネオロマンスの日おめでとうございました。
ネオロマンスの日に何かしたいという主催の思い付きで始まった企画ですが、本当に沢山の参加者様のお陰で今までに無い、本当に大きな企画になりました。
改めて参加者の皆様にお礼申し上げます。
いつもならメッセージカードを書いているのですが、途方もない文章量になりまして、これをカードにすると文字が豆粒レベルやぞとなったので、今回はnoteで失礼します。

今回個人的に嬉しかったのは、ずっと好きな方だけでなく、過去に好きだった方や、スタオケから知った方にご参加頂けたことです。
また、「WINGS TO FLY」を主題歌とするコルダ3やコルダシリーズに登場していない楽器をお持ちの方にご参加頂けたのも嬉しく、作品の垣根や楽器、人数の枠に捉われず「好きだ」「やりたい」という純粋な気持ちで取り組んで頂けたのが何より嬉しかったなと思います。
お陰で個人的にも凄く満足のいく編曲になりました。

自分で言い出しておきながら言うのもなんですが、楽譜配布スタート時点(8月25日)で既に締め切りを一か月切っている無茶振り企画によくこれだけ沢山の方が付き合って下さったなぁと思います。
「仮の予定ですので…」と大前提で話していたのにも関わらず誰も異を唱えず、ここまで翔け抜けました。これは本当に凄いことです。
音源の出揃い方、練習への向き合い方が素晴らしく、むしろ言い出しっぺの主催が「あ、これ本気でやらんといけんやつだ…」と気を引き締められる思いでした。

「いつかやろう」を「今やろう」にしてくれる、と参加者様からお言葉を賜りもの凄く嬉しい気持ちになったのですが、「今やろう」にしてくださっているのは、本当に皆さまのおかげだなと感じております。
全ての始まりは「いつかやりたい」という気持ちで昨年の金色のコルダの日に投げていた「バースデーの五重奏」が切掛けなので…。
そんな「いつか」を今年のスタオケ1周年の時に叶えて頂き、欲が出てGWに「Brand New Breeze」、旧暦の七夕にポラリスの「Twinkling Kiss」そして今回の「WINGS TO FLY」に繋がっております。(もしかして2ヵ月スパン…?)
やる度に「まだできる」と欲が出るのですがこの「WINGS TO FLY」はそんな気持ちをいい意味で煽るような曲でした。
「こんなもんじゃない」「夢は夢で終わらない」というその歌詞を!あの曲を!この気持ちを!音で表現できたらいいな!という今回の大編成にピッタリな選曲だなと今では思います。
(本当は一番に「やりましょう!」と乗っかって下さった空月さんと選曲についてあぁでもないこうでもないと2時間相談して「オクターヴ」か「蒼穹のスコア」か「BLUE SKY BLUE」のどれかにしますね!と話を終わらせた後に偶然聴いて直感で選んだのですが、インスピレーションって大事ですよね)

編集については今回動画よりも音源の方にかなり時間を割きましたので、是非ヘッドフォンやイヤホンで聴いて頂きたいなと思います。
もう凄いんです。音圧が。
低音が響く、弦が歌う、金管が高らかに鳴る、木管が舞う、ピアノが弾む…オーケストラってこんなに色とりどりで個性的な音色が集まっているんだ。一つだけの音はシンプルなのに集まるとこんなに豊かな音になるんだ…と感動しっぱなしです。機会があれば本当にパートごとの音を聴いて頂きたい…。
こういった色々な編成や組み合わせで音を聴けるのは取りまとめの美味しいところですね。

それでは以下パートごとにこだわりを語らせて頂こうと思います。

「WINGS TO FLY」

【木管楽器】

特に今回木管がこの曲の個人的な肝だと思っておりまして、合奏全体の副旋律をお願いしておりました。特になんでも屋さんのクラリネット3本と、初めてアレンジに加えるアルトサックスをどう使うかを考えるのがとても楽しかったです。

アルトサックスには最初の案で「まるでコンチェルト」と称されたソロヴァイオリンのパートを主に吹いて頂きました。
言われてみればここだけ浮いているな…思っていたパートなのですが、サックスの音がヴァイオリンや金管楽器と上手く溶け込んで本当に華やかで軽やかな素晴らしい音色になりました。
サビ前の駆け上がりの音と「夢は夢で終わらない」の音がもう鳥肌もので、頂いた時にこれは絶対良い合奏になるなと確信しました。
おそらくコルダに登場しない楽器なので参加の際、挙手しにくかったかもしれませんが、ご参加して頂けて私は凄く嬉しかったですし、サックスだから格好良く決まる!と思って託したのは間違いなかったな!と思いました。
弦とも金管とも相性が良い。「ソロ」として飛び出すのではなく「1つのパート」として駆け上がったり軽やかに跳ねたり楽しそうなのが聴いていて心地よいです。
超絶難しいだろうと思う連符やテンポ168というハイスピードについていけるのは本当に凄い…。
マウスピースも仮音源と本提出で変えるなど創意工夫をしてくださったのが素晴らしいなと思いました。
個人的にサックスの音が好きなのでこの楽器でアレンジをさせて頂きありがとうございました。

クラリネットは実は3パートあるのです。
今回の音圧を支えていらっしゃるのはクラリネットと言っても過言じゃありません。
3パートがほとんど同じリズムで同時に動くのですが、高音、中間音、低音と3本あれば和音が作れる!とAメロではめちゃめちゃ和音で活躍して頂きました。メロディーもリズムもハーモニーもいける万能楽器をこんなに贅沢に使えるってなかなかないですよ。
なかなかないことなので、それぞれの演奏に個性があるんだなというのを感じられて面白かったです。
カラッとした音、丸い音、木の音がする音。演奏者によってこんなに出る音が違うのかと、最初頂いた音源を重ねた時に思いました。単品で聴くと素敵なのですが全部がなかなか溶け込まないというか、相手の音が聴こえないので合わせようがないという、これがリモートの面白いところであって難しいところかと感じました。
ささやくような霧吹きの様な音をくれとわけの分からない注文をしたにも関わらず、最終的には波形も凄く揃った音源が出揃い、音のチャンネルの合わせ方が絶妙だなと感じました。
おそらく私の知らないところで凄く話し合われていらっしゃるんじゃないのかなと思います。皆さんが吹奏楽経験者だったのは私としても心強く、クラリネットの編成や役割について改めて勉強することができました。
トランペットやサックスとメロディーを吹くパート、フルートと連動するパート、ハモリも主旋律もやる何でも屋みたいに分けているのでぜひ耳を澄ませて探ってみてください。
(あと個人的なアレンジでは「奪っていけばいい」のところの降下が好きです)

安定のフルートです。
kanaさんとはもう「バースデー」の頃からお世話になりっぱなしでこれで4度目、一番多く音を合わさせて頂いております。そのため今回も全て信頼してお任せしました。リズムも音も欲しいものを下さるのでそういえば多くを注文してないな…と今文章書いていて思いました。
いつも合奏に真摯に向き合って色々な表現を与えて下さるので、今回も「あえてビブラートを抜く」、「ここはスタッカートよりマルカート」と私が言うより先に例を挙げて下さいました。私は「あ、やっぱりそっちですね!」みたいに選ぶだけという…。
表現記号の無い楽譜を咀嚼して感情を与える技が相も変わらず素晴らしい。
一番のポイントはAメロの副旋律です。アレンジの参考にしたコルステではピアノが担当していた旋律ですが、あえてフルートに持ってきました。クラリネットとの和音ともハーモニーが良いし、何よりフルートが副旋律で絡むアレンジが好きなんです。
題名に「WINGS」とあるように、羽が舞うように演奏してくださっております。
ちなみにスタッカートマルカート談議はここの話でして、スタッカートだと鳥がくちばしでつついている感じになったんですよね。(笑)
マルカートにすることによってバレリーナがつま先で踊っている感じの仕上がりです。ブラボー!

【金管楽器】

金管ならではの開放感のある音でこの合奏に勢いと迫力を与えるパートです。
主旋律は完全にお任せしておりました。メロディにも厚さが生まれWTFらしい熱さもプラスされたのではないかなと思います。Bメロからチューバの裏打ちが入ることによってサビへの期待と高揚が増す感じがします。

トランペットとトロンボーンは芽海さんがお一人で演奏してくださいました。
トロンボーンは今回参加者様がいらっしゃらないので諦めるかと思っていたので、出来ると伺った時は凄い!!と思いましたし、金管楽器の人ってなんでそんなに色々吹けるの⁈という疑問で、一時Twitterの話題として盛り上がっておりました。(笑)
主旋律で、1オクターヴ上と下を担当しています。
聴いてほしいのはBメロとサビなんですが、聴いてほしさゆえに動画にもシルエットを入れちゃいました。(笑)
誠至館のあの熱い想いと金管らしい音を目指し再現して下さっております。
聴いていてうわぁ~滾るわ~!甲子園だわ~!運動会だわ~!あの夏だわ~!となったんですよ。
トランペットは何度も聴かせて頂いているのですが、こんなに「私!トランペットでっす!」みたいな音を聴かせて頂くのは初めてで、あ、求めていた音だとなりました。楽譜をお渡した翌日に「この方向性で大丈夫そうでしょうか?」と来たのですがドンピシャすぎて「その方向で」としか言いようがなかったです。
トロンボーンは慣れていない楽器で絶対難しいだろうに仮音源と本提出では仕上がりが全然違っていて、この短時間でどう詰めて仕上げて来たんだろうかと時間の使い方に疑問を持ちました。
このパートなくしてWING TO FLYの迫力は出ないと思っているので、(私の好みで主旋律全振り)そんな重要ポジションを担って頂けて有難かったです。

チューバは縁の下の力持ちといいますか、リズムを重視したパートになっております。
裏打ちのリズムが入ることによってドラムやコンバスとのセッションがより豊かになる…なんてアレンジした当初は考えておらず、多分金管の低音は裏打ちだろうというイメージで入れていたですが、頂いた音源を重ねて聴いてみると「なんだ…?!このシンバルに合いの手を入れているリズミカルな音は?!キックベースか?!」となりました。それがチューバだと気づくのに数秒かかりました。それほど全体に溶け込んでいる盛り上げ係です。正確な音程とリズムでびっくりします。サビが特に良いんですよ…。
裏話ですが、はりさんはこの合奏のためにチューバを買って下さったそうで…募集ツイートのRT先でチューバを購入された旨を見て、もしかしてチューバ来ちゃう⁈来ちゃう⁈(そわそわ)としておりました。(笑)
個人的に低音って一番下で支えている比較的地味な役なのに、音程がずれたら一発で分かるし、曲も崩れるし、リズムが狂おうものなら全体がすっちゃかめっちゃかになるパートだと思っておりまして…。正直チューバのリズムは難しくないか…?と不安に思っていたのですが仮音源聞いたときにその不安は払拭されました。ブラボー!
ずしずしボンボンくる音圧で、チューバがいるのといないのとでは重厚感が全然違うのです。そのためチューバが抜けて弦だけになる冬パートは少しスカスカしてしまい調整が難しかったです。(笑)なくなってからあなたの存在の大きさに気付くのね。
やっぱり私ベース音が好きだなぁと改めて気づかされました。ありがとうございます!

【弦楽器】

コルダの曲を弦なくして奏でられますか?!ということで、アレンジにストリングスをガンガンに入れました。ヴィオラの譜面がハ音譜表記なのを初めて知ったり、コンバスの表記が実音の1オクターヴ上というのを今更気付いたり…。楽譜の中でも発見がありました。
また参加者様も多く、一つの楽器につきお二人、計8名の方がこのチームストリングスです。(実に参加者様の半分)ただ私は欲張りなのでヴァイオリンとヴィオラをそれぞれ1st、2ndに分けたんですよね。故にどこよりもパート数が多い6パートです。
編集で工夫をした点は頂いたVnとVaの音源をコピーしてもう一度重ねたところですね。
実際にオーケストラでも割合が大きいのと、弦は多い方が良いのとでこっそり増やしちゃいました。(笑)

ヴァイオリンパートさんは来てくれと切実に願っていたパートでしたので、締め切り前日と当日にお声が掛かってガッツポーズしておりました。
なんと言っても出だしのソロと冬パートが激難じゃないですか。私がヴァイオリン弾けても多分手を挙げないな…となっていたので、お二人には本当に感謝です。
出だしのソロヴァイオリンは莉桜さんです。出だしでの高速連符をびしっと決めてくださいました。
また結羽さんは響きと滑らかに伸びる響きが美しく、サビのハーモニーは見事です。BNBの時よりも更に腕を上げていらして、私は一人PC前で拍手しておりました。
構成的にAメロが主旋律、Bメロからメロディーを金管にパスする構成です。
主旋律も良いのですが、私は天使のコーラスの様に上の方で奏でているヴァイオリンが好きでして、Andanteでも主旋律ではなくてコーラスに回しているんですよね。
高速の出だし、超絶難しい冬パート、語る様に奏でて下さったAメロ、ストリングス軍本領発揮のBメロ、そして私の一番好きなサビ、と役割がコロコロ変わっているのでその変化を楽しみながら聴いて頂けたら嬉しいです。

ヴィオラは1オクターヴ上の1stと下の2ndがあって、どちらか演奏しやすい方を…とぶん投げたのですが、お二人とも両方弾いて下さってマジか…‼‼と思いました。弦の充実は貴女方のお陰です。(笑)
パート譜にしたら一目瞭然ですが、一番演奏する時間が長く出ずっぱりなのは(ピアノを抜けば)ヴィオラです。音符の数も演奏する音域の幅も一番多いのです。
ヴァイオリンや金管の影に隠れておりますが、このパートを無くすと勢いがなくなるのです。(本当に)
あと初めて気づいたんですが、意外と金管との相性が良い…。
サビの「翔けていけるどこまでも」のところから主旋律に加わっておりまして、「サビです!」という勢いの後押しをしてくれている感じです。金管の広がりをサポートしております。
あと私が大好きなのは「奏でられるこの音楽は」のところなのですが、上でハモってるんですよ…‼‼自分で採譜しておきながら言うのもなんですが激エモい…。
コルステの演奏を元に採譜したんですが、クライマックスの大サビの全員で歌うここのハモリが大好きすぎて…‼‼アニメ版OPにはない舞台版ならではのアレンジにおぉぉお‼‼となり、「これのハモりはヴィオラだ」と大好きなパートをお任せしました。
曲を良くするために立ち回ってくれているパートなので、分かりにくいかもしれないですが探って頂けると嬉しいです。

チェロはコンバスやチューバと連動する動きをしておりまして、ひたすら刻んでいくパートです。
チューバはリズム、コンバスは響きを担当して頂いたのですが、この2つは大体同じ音を演奏しておりまして、そんな低音に音の広がりと厚みを加えているのはこのチェロパートのお陰です。(私なりの表現で言いますとピアノの左手で言うところの親指が担当する箇所)
低音の中の中間音って単品で聴いてもどこを弾いているのか分からないし、結構シンプルな音の並びが多いのですが、合奏になるとその力を発揮するパートだと思っております。
かなり時間をかけて演奏して頂いたので、その努力を聴いて頂きたい。
個人的に四分音符の刻み方をターターターターではなくタッタッタッタとして頂けたのが有難かったというか、楽譜にそういう記載は一切してなかったのに、あのヴィヴァルディの「冬」の出だしの様な刻んだ感じにして頂けたのが解釈の一致!となりました。
またAメロからBメロへ入るところの重みが良い。今まで刻んでいたところにテヌートでプレッシャーをかけて期待感を高める感じ。
私の打ち込み技術ではそんな表現はできないので、やっぱり生の音はいいなぁとなりました。
合奏ならではのチェロの働きを楽しんで頂けたらと思います。

コントラバスは音程も大事ですが合奏に響きを与える役割だというのを「響け!ユーフォニアム」で知りました。(アニメかい)
音程が聞き取りやすいようにとそのままの音を重ねるとギギッというような雑味が生まれてしまい、雑多なまとまりに欠ける音になっていたのが気になっていたので、なるほど!となり、高音域をカットし、リヴァーヴを上げてみました。
そうするとコンサートホールで低音に包まれているような音の仕上がりになり、チューバのボンッボンッという丸い音とも上手く重なって低音パートにまとまりが出たように感じます。
これらは私の編集中の工夫なのですが、それが出来たのもやはりお二人のお陰です。
波形の形もリズムも音程も揃った言う事無しの音源を下さいました。
コンバスにも細かな注文をした覚えがあまりない…。合奏慣れされていらっしゃるんだなと思った次第です。

低音パートに共通して言えることですが、一番のポイントは大サビの「奏でられる」の前の四分音符でダンダンダンダンというところですね。聴いてほしくて動画でもこの楽器が演奏してますよ~!というシルエットを出しちゃいました。(笑)
また、冬パートからAメロに移るところのダダダダダダダダという上昇。これは原曲のWTFではヴァイオリンが上昇していく音なのですが、低音に持ってきておりました。
最近OPを聴いたときに私がこの冬のヴァイオリンの音を採譜し忘れるなんて…原曲の冬を意識していたからかしら…それとも舞台版から音を取ったからかしら…となっていたのですが、舞台版の良さと冬の良さ、そして原曲の「らしさ」を残したいがために、あの高音域で奏でる上昇をあえて低音に任せていたんだと譜面をみて思い出しました。
(あ、聴き落としてないわ。きっちり音拾ってたわと一人安心してました)

【ピアノ】

採譜した本人が弾けない譜面を一音の狂いもなく弾き上げて下さったのがにあーさんです。
この企画のためにアカウントまで作成して頂いて有難さの極み…。しかも仕事が速い。
EDのAndanteもにあーさんのおかげで出来ました。(Andanteはピアノがいなきゃ絶対出来ないので、にあーさんの音なら依頼できると思い一番にお話を持ち掛けさせて頂きました)
WTFの仮音源を頂いた時に、おそらくアドバイスなどを求められていたのかもしれないのですが、私の思っていた通りの音過ぎてどこを指摘したらいいのかも分からず「あ、これ完パケでいいわ」となっておりました。そのリズムの正確さたるや…!
個人的にはサビ前のグリッサンドで降下した後の十六分音符の刻みがめちゃめちゃ難しく、その後持ち直すのも上手くいかないので、私がやるなら編集技術に頼ろう!と開き直りながら採譜していたところでして。
技術がある人が奏でれば演奏できる譜面でよかった!と採譜に自信が持てました。(笑)
伴奏ということで色々な音に埋もれてしまっているのですが、ピアノを抜いたら絶対にリズムが足りなくなっていたでしょうし、先程言ったグリッサンドや「何度でも立ち上がるんだ」の八分音符の降下は聴きどころなので、ピアノならではの効果的な演出を楽しんで頂けたら嬉しいです。

動画編集について

この様な色々な楽器にご参加頂いたおかげで、今回の動画は演出に色々頭を悩まされました。(正直音だけで十分楽しめるなと思っていたんですが、なんか黒画面だけじゃもったいないし、恒例化してしまったので今回も勝手にやらせて頂きました)
キャラクターに置き換えると木管チームが圧倒的に足りないし、数も多いし、そもそもコルダに登場しない楽器もあるし、でも今回の合奏はこの編成が正解だからどうしようかなぁ…と悩んだ結果が文字の演出なのですが如何でしょうか…?イラストが少なく華がなかったら申し訳ないなと思いつつ、慣れないイージングをめちゃめちゃ使って疾走感だけは出してみたつもりです。
キャラクター愛も勿論ありますが、今回はキャラや作品の主張ではなく参加者様の「好きだ」という思い、FAN(ネオロマンサー)FUN(楽しさ)を一番大切にしたいなと思ったので、冒頭に出てくる沢山の楽器もキャラの色ではなく、参加者様のお好きな色にさせて頂きました。キャラになりきってその音を出すという「俺のポラリス」みたいな企画も楽しいのですが、「あなたの音を下さい!」という趣旨だったので、これが今回の正解かなと思っております。
脈略もなく「好きな色を教えて下さい!」と言ったので戸惑わせていたらすみません。
Bメロの歌詞が演奏者様、そして私の心とリンクするような感じだなと思い、もっともっとは楽器総動員させております。(どの楽器がどこにいるのか見つけてみてね)

ED曲「Andante」

OPが「WINGS TO FLY」ならEDは勿論「Andante」でしょ!となりまして。
最初はそんな予定なかったんです。だって企画開始時点で締切が一か月を切っている企画でしょ?余裕ないって。
そう思っていたら音源が2日足らずで4パートも出揃ったんです。(は???)

8月25日にWTFの楽譜を配布

27日に音源がそれだけ揃って「もしやいけるんじゃね…?」とにあーさんに相談

28日に「Andante」の楽譜作って全体にご提案

……という感じでした。思い付きで行動しすぎるのにそれに応えて下さる皆さんが凄すぎる。
おまけなので余裕がある方でー!ご無理なさらずー!と言っていたのに10名も参加してくださったんですよ。こんなことある?(あった)
ちなみにパートは
Fl.1st、Fl.2nd、Cl.1st、Cl.2nd、Tp、Vn、Va、Vc、Pfです。
主旋律が木管と金管の5パートもあるので、しっかり踏みしめるように歩いてくれてる感があるかなと。一緒に歩こうということで沢山の楽器でメロディを演奏しております。
ちなみにフルートの2人目はWTFでチューバを担当してくださっていたはりさんです。
本当に、金管楽器の人ってなんでそんなに色々吹けるの??
編曲するにあたって、ここまでパート分ける必要あるか…?とも思ったのですが、こんな大人数ですることもないのでこの機会にやってしまおう!と思い贅沢な楽器の使い方をさせて頂きました。
聴いたらわかる。「良い」の一言。
Andanteグループでは楽器の配置についても相談させて頂きまして、「そこにある音」にするためにあーでもないこーでもないと話し合いました。(画像参照)

配置は1つ目を採用しました。

弦って人数が多いのも一番前にいるのも音の大きさが管に負けるからなんですね。
トランペットとピアノは何故か下手によくいるとか、オケの管の並びは1st同士が隣り合っているとか、初めて知ることが多く、有識者様のおかげで納得の配置とバランスで出来たと思っております。
その談議はWTFの方にも活きておりまして、おそらくサックスやトロンボーンは右から。フルートやピアノは左から聴こえてくるのではないでしょうか。
両方コンサートホールにいるかの様な音を目指して編集してみました。
動画は「Andante」の歌詞にある「せっかちな季節」をイメージして、夏の昼空、秋の夕暮れ、冬の朝の空、春の夕暮れを表現してみたつもりです。
巡り巡る四季をこれからもネオロマと一緒に歩んでいきたいねという気持ちです。


スタオケも明後日から新章に突入することですし、進んでいく季節は止められません。
出会いと別れを繰り返して未来へ歩んでいきます。(3年、卒業しないで…)
でも今回そんな中でネオロマを離れていた方やスタオケでネオロマを知った方がこうして集まって、一つの音楽を奏でられたのが嬉しいなと思います。
コンテンツが変わっていく中、変わらず好きであり続ける気持ちをこうして集めることができて、それをネオロマンスの日にぶつけることができて本当に良かったです。
長々となりましたが、参加者の皆様、今回はこの企画にご協力くださりどうもありがとうございました。
また、聴いてくださった方、応援してくださった方も本当にありがとうございます。
おかげでまた初めての音に出会うことができました。
機会がありましたら、またこうした企画をまた立ち上げたいと思います。
その時是非お力とお気持ちをお貸しくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
それでは、最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。
そしてネオロマンスの日おめでとうございました!

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